
先日、W&Nの三原色である、【ウィンザーレモン】【パーマネントローズ】【ウィンザーブルー(レッドシェード)】で12色の色相環づくりにチャレンジしましたが、本当に楽しかったです。


その時、パレットに出した絵の具が少し余ってしまい、洗い流すのももったいなかったので三原色だけでホットケーキを描いてみました。
イエローとマゼンダで肌色やオレンジなど簡単に作れる上、オレンジに青を混ぜると茶色系になるので、初心者でもホットケーキは三原色だけで十分描けます。
それではさっそくチャレンジしてみましょう!
Winsor&Newtonの三原色でホットケーキ描いてみた





数年前のスイーツ雑誌の表紙を参考にホットケーキを描きました。
こちら完全に表紙買いです。
表紙がめっちゃ可愛くて衝動買いしてしまいました。
中もすごいおしゃれで芸術的なケーキがいっぱい載っているので、購入しといて正解だったなと思います。
こういう雑誌を資料として持っておくと、イラストの創作にすごく役立つし勉強にもなります。
ネットにアップする時、雑誌の表紙であっても著作権があるため、そのまま模写したイラストをあげることができません。今回はこの表紙のホットケーキを参考に、自分で多少アレンジを加えて描いてみました。


透明水彩ホットケーキの描き方


これでもがんばった。
水彩初心者なのでこのクオリティですみません。
step1:ホットケーキの下地にイエローを使う
まずホットケーキ全体に水だけを塗り、渇かない内に黄色(ウィンザーレモン)を滲ませていきます。
【ウィンザーレモン】と【パーマネントローズ】を混色しオレンジ色を作り、こんがり焼けているところに色を置いて行きます。
このオレンジ色は下地の黄色が乾かない内に色を重ねています。
step2:茶色でこんがり感を演出
先ほどのオレンジ色に【ウィンザーブルー(レッドシェード)】をちょっと混ぜて茶色をつくります。
影になっている所や、さらにこんがり感を出したい所に重ね塗りしていきました。
もっと焦げ目を付けたかったのですが、思いのほか茶色を作るのに苦戦してしまい大変でした。
あと、このホットケーキ、とにもかくにもはちみつの表現が難しかったです!
step3:ハイライトを残しつつはちみつ感を演出
ホットケーキの生地は、まあ適当に描いてもホットケーキっぽくなると思うのですが、はちみつの立体感、つや感を表現するのがとても難しく途方にくれてました。
最初は『初心者だし、独学だし、もうはちみつはこれで諦めよう……』と筆を置こうとしたのですが、やはり上達したいのでもう少し頑張ってみようと色々と試してみました。
一番最初に思い浮かんだ方法が、『デジタルなら立体的に描けるのになぁ…』とそんなことが頭をよぎり、
『ん? ならデジタルで描いている方法と同じやり方で描けばいいだけでは?』と早速その方法でチャレンジしてみました。
デジタルと透明水彩、ツールは違えど描き方はそんなに変わらないのではと思い、デジタルで描く時を思い出しながら透明水彩で描いてみました。
その結果、少しははちみつらしさが出てきたように思えます。


諦めないでよかったです。
コツはハイライト!つや感ですね!
はちみつと生地が触れ合っている所にしっかりと影を入れてあげるとグッと立体感がでます。
ハイライトを残すのは難しかったので、不透明絵具のホワイトでハイライトを入れました。
こうやって、一度苦手意識のあるものを描くと、次回はもっとうまく描けるようになりたい、もっとこういう風にすれば良かったのかもと、色々とアイディアが生まれてきます。
苦手意識のある物を描くのって本当に苦痛ですよね。
けど、描かないから苦手なだけで、描いていけば苦手じゃなくなる。
という事に今回気づけたので、これからはもう少し積極的に苦手な物にも挑戦していこうと思います!




今回使用したW&Nの三原色


三原色だけで彩色するのはとても難しかったのですが、とても楽しくもありました。
三原色を極めれば、もっと自由に楽しく混色ができる気がするので、また三原色だけでイラストを描いてみたいです。
三原色で12色相環を作る方法はこちらの【W&N三原色で色相環作ってみた】を参考にしてみてください。
今度はもっとつや感があって、おいしそう、食べてみたいと思えるような絵を描けるように頑張りたいと思います\(^o^)/