
今回はコピック0番(カラーレスブレンダー)の基本的な使い方を5つ紹介します。
そもそも0番って何に使うの?
何のためにあるの?
など、初心者さん向けにコピック0番の使い方の基本と活用法をわかりやすく画像や動画で解説します。
- カラーレスブレンダーとは
- カラーレスブレンダーの基本的な使い方5つ
- 応用と活用法
今回は基本的な0番の使い方と応用、そして裏技とも言える初心者さんには驚きの塗り方を紹介します。

コピックカラーレスブレンダーの使い方

インクを滲ませたり、ぼかしたり、消したりなど様々な表現を可能としてくれます。
今回はこちらの5つの技法をご紹介します。
- にじませる
- ぼかす
- 白抜き
- 直接垂らす
- グラデーションさせる
コピック0番カラーレスブレンダーとは

ぼかしやにじみを表現したり、濃さの調整やちょっとした修正にも使えて便利です。
1本持っておくと表現の幅も広がります。
またよく使うのでインク補充用のコピックインクもセットで購入しておくことをおすすめします。
- コピックインク(12ml)…418円(税込)
- お徳用サイズ(200ml)…1,650円(税込)
YouTubeで動画配信中
コピック初心者の私でも簡単にできるのか実際に挑戦してみました。
またその技を使って私が普段どのように使用しているのかも少し紹介しています。
0番の便利な使い方を5つ紹介

基本だけだと面白くないので、その技を使用した応用法も一緒にご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
1、にじみ

その後、乾かない内に色を載せると自然と色が広がり滲みます。
縁がぼかされて透明水彩のようなにじみを演出できます。
ムラなく塗ることに応用できる
この技を使えば肌をキレイに塗れます。
肌をムラなく綺麗に塗りたい場合、最初に0番を塗ってから肌色を塗ると、色が自然と広がりムラなくキレイに仕上がります。プロの方も使用している技です。
2、ぼかし

色を薄くしたい時にも有効です。
3、色を抜く(白抜き)

すると0番の溶剤が染みだしてベースの色が白く抜けていきます。

はみ出した所を消せる
着色のとき、インクが線からはみ出してしまうことがありますよね。そんな時、コピックの0番で白抜きして消すことができます。
4、塗った上に垂らす

この塗り方を世に広めた先駆者ともいえる【ななみりお】さんのイラストはとても幻想的で、見る人の目を奪います。
実はわたしがこの塗り方を知ったのは【SSイラストメイキングブック~SS illust making book~コピック vol.01】と言う1冊の本がきっかけでした。
この本に【ななみりお】さんのメイキングも掲載されており、その幻想的な作風にとても衝撃を受けました。
まさか、コピックでこんな塗りができようとはっ、と本当に驚きました。

無水エタノールでも可能
0番のバリオスインクを持っていない方、もしくは低コストで抑えたい方は【無水エタノール】がおすすめです。0番と同じような効果を得られるので練習用に便利。ただし、ご使用は自己責任でお願いします。
5、グラデーション

0番のニブに別の色のインクを吸わせたら、そのまま紙の上をなぞると次第に色が薄くなり自然なグラデーションを作ることができます。
最初は思うようにグラデーションができず難しく感じましたが、何度か練習を重ねるとグラデーションできるようになりました。
この方法でグラデーションさせると、0番のニブの先に移動させた色が定着し、ニブが汚れてしまいます。ニブを綺麗に保ちたい方にはおすすめできません。

私はグラデーションが苦手なのですが、この方法を使えば難しいグラデーションも簡単にキレイにできるのでおすすめです。
髪の毛を濃い色から薄くグラデーションしたい時などによくこの技を使用しています。
0番は掃除にも使える

それはコピックのお掃除!
コピック本体やキャップにインクが付いて見た目が汚らしくなったり、キャップが硬くて取りづらくなってしまったりした時は、この0番でインク汚れを綺麗に落としてあげることで改善できます。
コピック本体についたインク汚れは、綿棒やティッシュに0番を染み込ませて拭きとります。
画材を清潔に、綺麗に保つことで、より快適にコピックを楽しむことができます。

コピックのお手入れ方法は以下の記事で詳しく解説しています。
カラーレスブレンダーはコピックに必要不可欠

この0番があるのとないのとでは全然作品のできも違ってきます。
もちろんまったく使わない方もいますが、初心者さんははみ出してしまったり、ムラができてしまったりするので1本は持っていた方が安心です。
カラーレスブレンダーがあると表現の幅も広がり、コピックが一層楽しくなりますよ。
今回紹介した0番の使い方を是非試してみてください。
上記記事もおすすめです\(^o^)/
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。