
コピックのニブは使っていくと次第に黒く汚れてきます。
その原因は混色による汚れや線画のインクがニブに移ってしまうことがあげられます。
特に淡い色のニブは汚れが目立ちやすく、見ていてあまり気持ちの良いものではありません。
汚れたペン先を見る度に『はぁ~』と何だか塗る前からテンションが下がってしまいます。
と言うことで今回、『汚れたニブは無水エタノールでキレイになるか』を検証してみました!
- 無水エタノールの使い道
- 無水エタノールでニブの汚れが落ちるか検証
- コピックのニブは新しく交換できる
ニブの汚れを無水エタノールで落とせるのか検証
無水エタノールはキッチンの頑固な油汚れや電子レンジの拭き掃除、またはPCのキーボードを除菌するにも使える大変万能なアイテムです。
普段の掃除にも使えるのでご家庭に1つあると便利です。
コピック本体の汚れを落とすのにも使える

キャップの内側にインクがたくさん付いてしまうと、キャップが固くなって外しにくくなることがありますよね。
そんな時は綿棒やティッシュに無水エタノールをしみこませて汚れを落とします。
詳しくはこちらの【コピックのお手入れ方法|無水エタノールで簡単にインク汚れを落とす】でご確認いただけます。
なぜ無水エタノールなのか

いわゆるカラーレスブレンダー【0番】と似たようなものです。
インクが線画からはみ出してしまった時など、カラーレスブレンダーまたは無水エタノールで消すことができます。
表現の一つとして無水エタノールを使用するのは良いと思いますが、コピック0番の代替品として使うのはおすすめしません。
無水エタノールでニブの汚れが落ちるのか試してみた
ここからは写真つきでニブの汚れを必死に落とそうと試みた私の奮闘記をお楽しみください。
先に結論から申しますと、
アルコール性のインクは落ちましたが、油性のインクは落とすことができませんでした。
それではさっそく解説していきます。
ニブをキレイにするために用意したもの

- 無水エタノール
- 汚れたコピック
- 小皿
1、無水エタノールを小皿に入れる

この無水エタノールは近所のドラックストアで購入しました。有名な商品なので誰でも1度は見たことがあると思います。
基本どこのドラックストアにも高確率で置いてあります。
値段は1200円くらいしたかな?
2、ニブを本体から引っこ抜く

本来は専用のピンセット【Too コピック オプショナルニブ専用 トゥイーザー】で挟んで取るのですが、わたしはそれを持っていないので、手で引っこ抜きました。
一応、手が汚れないようにティッシュで保護したのですが、インクの染み込みが激しく結果指が黄色く染まってしまいました。
コピックのニブを取り外す専用トゥイーザーの大切さが身に染みました。
3、ニブを無水エタノールに浸す

コピックのアルコール性のインクは溶けてどんどん消えていくのですが、線画に使っていたミリペンの黒いインクは全然落ちる気配がありません。
写真を見てもらうとわかるように、黄色いインクはどんどん落ちてニブ本来の白さへとよみがえっていきますが、そのことでミリペンのインク汚れがいっそう浮き彫りになってしまいました。

アルコール性のインク汚れは落ちるので、他のコピックのインクが付いてしまった場合には無水エタノールでの洗浄は可能だと思います。
しかし、コピックマルチライナーやピグマなどのミリペン、線画用インクの汚れは無水エタノールでキレイに落とすことはできませんでした。
スペアニブで交換した方がいい


コピックにはスペアニブと言うものが販売されており、汚れてしまったニブを新しいものと交換できます。
ニブが汚れてしまったからと言って、コピック本体を丸ごと買い替える必要はありません。
コピック本体は末永く使える
コピック本体は丈夫にできているので、インクが無くなってもバリオスインクでインク補充したり、ニブがヘタってきたらスペアニブで交換しながら末永く愛用していけます。
コピック本体を買い替えるより、自分でインク補充したり、ニブを交換するほうが大変コスパが良いですし、地球環境にもやさしくできます。
以下の関連記事でコピックのインク補充の仕方や、バリオスインクを使う事でどのくらいコスパが良くなるのか詳しく解説しています。
また、こちらの記事ではコピックのお手入れ方法をご紹介しています。
まとめ
今回ニブの汚れを無水エタノールで落とせるか試してみた結果、
残念ですが落とすことはできませんでした!
ここはもう素直にニブを新品と交換しましょう!
いまプラスチックのゴミが世界的な問題になっているので、コピックを丸ごと買い替えるのではなく、定期的にニブを交換しながら末永く愛用していきたいです。