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Winsor&Newton透明水彩絵具の特徴と27色の色見本を紹介

当ページはプロモーションを含みます。
くうこ

こんにちは、くうこです

今回は世界中で大人気のWinsor&Newton(ウィンザーアンドニュートン)の透明水彩絵具の魅力と私が単色で集めた絵の具の色見本を紹介します。

・プロフェッショナルシリーズの色見本…27色
・コットマンシリーズの色見本…12色

プロフェッショナルとコットマンの違いについてや色の比較もしてみたので、少しでも参考になれば幸いです。

もくじ

Winsor&Newton透明水彩絵具をレビュー

Winsor&Newton(以下W&N)は190年以上の歴史のある、イギリスロンドンの老舗画材メーカーです。

今回紹介する透明水彩絵具の他にも油絵具やガッシュ、カラーインクにパステルなど様々な画材を製造販売しています。

ウィンザーアンドニュートン製品の日本総代理店はバニーコルアート株式会社となっております。

Winsor&Newton 誕生ヒストリー

1832年に科学者のウィリアム・ウィンザーとアーティスト のヘンリー・ニュートンにより世界で初めて水に溶ける水彩絵具が誕生しました。

その9年後の1841年にビクトリア女王から最初のロイヤル・ワラント(王室御用達)の栄誉を得ました。

W&Nのプロフェッショナルウォーターカラーは高品質で発色も鮮やか、そして堅牢性や透明感に優れていることから品質面に関しても世界中のアーティストから支持されており、いまでは世界で最も大きな画材メーカーへと成長しました。

くうこ

個人的にW&Nが世界で初めて水彩絵具を作ったと知った時は本当にビックリしました

プロフェッショナルとコットマンの違い

左3つがプロフェッショナル、右3つがコットマンです

W&Nの透明水彩絵具には大きく分けて2種類あります。

・プロフェッショナル ウォーターカラー
・コットマン ウォーターカラー

簡単に違いを説明すると、最高品質で高価なプロ向けの絵の具がプロフェッショナル ウォーターカラーで、高品質でありながらも価格をお手頃にした廉価版がコットマン ウォーターカラーです。

ではそれぞれの特徴をもう少し詳しくご紹介します。

W&Nプロフェッショナルウォーターカラーの特徴

W&Nプロフェッショナルウォーターカラーの特徴
  • 英国王室御用達の最高級水彩絵具
  • 約8割の色が単一顔料製法をもとに作られていて濁りにくい
  • 最高級顔料を使用し、非常に発色が良く鮮やか
  • 非常に高い透明度を持っている
  • 優れた耐光性
  • 全107色の内ほとんどの色が「専門家用堅牢色」としてランクされている
  • 小さな画材屋さんも取り扱っている事が多く入手しやすい

W&Nが設立した当時から一貫して守り続けてきたコンセプトの1つとして、「可能な限り最高の堅牢性を備えたプロフェッショナル・ウォーターカラーを提供すること」という理念の通り、 AA(A 非常に優れた堅牢性) または A (優れた堅牢性)の堅牢性のある絵の具が大半を占めています。

何世代を経ても色あせしにくい絵の具はプロアマ問わず多くの方に大変喜ばれています。

全107色のうち約8割の色が単一顔料

単一顔料なので濁りにくく透明感のある表現が得意
くうこ

個人的にプロフェッショナルシリーズの1番の魅力はやっぱり単一顔料の絵の具が多いところです♪

プロフェッショナル・ウォーターカラーは可能な限り単一顔料を使用していて、全107色のうちの約8割が単一顔料で構成されています。

単一顔料とは一つの色を一種類の顔料のみで作られている色のことを言います。

複数の色で作られた絵具よりも色の純度が高くより鮮やかに発色してくれる他、混色しても濁りにくいというメリットがあります。

くうこ

混色が苦手なわたしの救世主だったりします

W&Nコットマン・ウォーターカラーの特徴

W&Nコットマンシリーズの特徴
  • 手頃な価格で透明水彩をはじめられる
  • コスパが良いので継続しやすい
  • 発色は鮮やかで透明度も高い
  • 絵の具の伸びも良い
  • 全40色が「専門家用堅牢度」のAAまたはAにランクしている
  • プロフェッショナル・ウォーターカラーと混ぜることも可能
  • 発色はプロフェッショナル・ウォーターカラーとそん色ない
  • 小さな画材屋さんでも取り扱っていることが多い
くうこ

コットマンは華やかな色が多く、また8mlで1本264円と驚異の安さが魅力的!

プロフェッショナルシリーズの廉価版とは言え、AA(非常に優れた堅牢性)とA(優れた堅牢性)の定格で優れた耐光性があり大変鮮やかに発色し透明度も高いので普通に品質の良い絵の具です。

低価格&高品質な絵の具なので水彩デビュー用にもおすすめです。

私もこのコットマンウォーターカラーで透明水彩デビューしました^^

水彩デビューしたての頃に書いたレビュー記事

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プロフェッショナルとコットマンで色味を比較

プロフェッショナルとコットマンとで同じ色名で比較

※コットマンはビリジアンではなくビリジャンヒューを使用しました。

プロフェッショナルシリーズとコットマンシリーズで同じ色名の絵の具を持っていたので色味を比較してみました。

あくまでも私個人の感想なのですが、プロフェッショナルシリーズは上品で大人な雰囲気があり、コットマンは華やかでフレッシュな感じがします。

コットマンはカラーインクのように華やかに発色するのでキャラクターイラストとも相性が良い絵の具です。

チューブの新旧デザイン

プロフェッショナルシリーズ

プロフェッショナル・ウォーターカラー

2013年より『アーチスト・ウォーターカラー』から現在の『プロフェッショナル・ウォーターカラー』へと名称が変更されました。

それに伴い順次パッケージのデザインがリニューアルされました。

一番左が一つ前の旧デザインで、中央が現在のデザイン、そして一番右が限定色のお色でゲットしたやつ。

新しいデザインがめちゃくちゃオシャレで大好きなのですが、旧デザインも海外のレトロな雰囲気があって本当に大好き!

くうこ

旧デザインは中身を使い切ってもコレクションとして大切に保管しておきたいな♪

コットマンシリーズ

コットマンシリーズも1色だけ旧デザインのチューブを持っていたので紹介します。

こちらもNewデザインの方が現代的でオシャレですよね。

けど、旧デザインのどこか懐かしい海外のお菓子みたいなデザインも好きです。

くうこ

海外の画材ってなんか全部オシャレに見える不思議な魔法がかかっている気がする

W&Nプロフェッショナルシリーズの色見本27色を紹介

  • 722 ウィンザーレモン
  • 726 ウィンザーレッド
  • 502 パーマネントローズ 
  • 587 ローズマダージェニュイン
  • 448 オペラローズ
  • 724 ウィンザーオレンジ
  • 650 トランスペアレントオレンジ
  • 576 ローズドーレ
  • 550 キナクリドン バイオレット
くうこ

こちらは私が少しずつ単品で集めた27色の色見本です

W&N公式さんはチューブの絵の具を固めてから使用することを推奨していませんが、私は今回固めた絵の具で色見本を作っています。

持っている色の中でいくつか固めてしまうと水に溶けにくい色があります。そういった色はチューブから搾り出した時と固めた時とで発色が違うので、あくまでも参考程度に見てくださると幸いです。

私は茶色の絵の具が大好きなので茶系ばかり集めてしまうのですが、『574 キナクリドンゴールド』は本当に金色みたいな色をしているので、金の装飾の時に使い勝手が良いです。

くうこ

あとローズドーレの朱色がとっても可愛らしくて好きです

この記事を執筆する時に知ったのですが、『692 ビリジアン』は2023年にメーカー廃盤により、在庫がなくなり次第終了とのことです。

気になる方はお早めに店舗でお買いお求めください。

ウィンザーと名のつく色が素敵すぎる

くうこ

Winsorと名のつく色名が本当に素敵すぎる!

Winsorと名のつく色は12色あります

  • 722 ウィンザーレモン※三原色
  • 730 ウィンザーイエロー
  • 731 ウィンザーイエローディープ
  • 724 ウィンザーオレンジ
  • 723 ウィンザーオレンジ( レッドシェード )
  • 726 ウィンザーレッド
  • 725 ウィンザーレッドディープ
  • 733 ウィンザーバイオレット(ディオキサジン)
  • 709 ウィンザーブルー(レッドシェード )※三原色
  • 707 ウィンザーブルー(グリーンシェード)
  • 719 ウィンザーグリーン(ブルーシェード)
  • 721 ウィンザーグリーン(イエローシェード)

私はまだ4色しか持っていませんが、この4色すべてが本当に良い色味ですごくお気に入りなので、全12色欲しくてほしくてたまらない\(^o^)/

Winsorと名のつく12色セットとか発売してくれたら即買うのにな♪

手持ちの4色を使って混色してみた

特に三原色のウィンザーレモンとウィンザーブルー(レッドシェード)を混色して作るグリーンが大好き!

透明水彩をはじめたての頃は『この2色で簡単に素敵なグリーンが作れるからわざわざ緑色の絵の具を買わなくて良いのでは?』と思わせくれるほど本当に万能なグリーンでよく愛用していました。

でもその後にサップグリーンとかオリーブグリーンとか他にも素敵な緑色がこの世にはたくさんあるんだと知ってからは、グリーンの絵の具も単色で買い漁るようになりました。

ジュエルカラー全5色

Jewelカラー全5色の色見本

ジュエルカラーは2020年にプロフェッショナルシリーズの定番色として仲間入りを果たしました。

元々はグローバルの限定色として販売されていた色で、特に人気の高かったこの5色が定番色となりいつでも買えるようになりました。

トランスペアレントオレンジ以外の4色が日本未発売の限定色でした。

くうこ

海外で人気の高いお色が定番色になってくれて嬉しい♪

こちらで詳しく紹介しています

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限定色の砂漠カラー

DESERTシリーズ全6色
  • 349 イエローチタネイト
  • 286 ゴールドブラウン
  • 318 インディアンレッドディープ
  • 677 ダークブラウン
  • 650 トランスペアレントオレンジ
  • 525 フタロサファイア
くうこ

砂漠カラーは2016年頃に日本限定で販売され、全部で6色あります

Jewelカラーとして定番色の仲間入りをしたトランスペアレントオレンジ

この6色の中で唯一、トランスペアレントオレンジのみが先ほど紹介したジュエルカラーシリーズとして2020年に日本でも定番色の仲間入りを果たしました。

ダークブラウンがオシャレ
くうこ

砂漠カラーで1番のお気に入りは深みのあるダークブラウンです

砂漠カラーは過去の限定色なので多くの店舗で売り切れていますが、2024年いま現在だとネット通販では『コミック画材通販 Tools』さんでイエローチタネイトとゴールドブラウンがまだ販売されているみたいです。

無くなり次第終了で日本では中々手に入らない海外色なので、気になる方はチェックしてみてください。

こちらでさらに詳しく紹介しています

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メーカー推奨の3原色

W&Nメーカー推奨の三原色
  • 722 ウィンザーレモン
  • 502 パーマネントローズ
  • 709 ウィンザーブルー(レッドシェード)
三原色とは

色を表現するための基本色。
黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、青緑(シアン)は「色の三原色」と呼ばれ、この3つの色から様々な色を生み出せます。

三原色で色相環を作ってみた
2色を混色すると濁りなく鮮やかな色になる
3色を混色してブラウンやグレーを作れる

雑で申し訳ありませんが、こちらは私が三原色を混色して作った色相環です。

W&Nの三原色はどれも単一顔料なので混色しても濁りにくくこのように鮮やかに発色します。

また三色を混ぜるとブラウンやグレー、そしてブラックも作れちゃいます。

たった三色からあまたの色を生み出せるなんて本当に不思議。

くうこ

色ってすごい!

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本物の薔薇の香りがするローズマダージェニュイン

こちらは塗りたてほやほやのローズマダージェニュインの色味になります。

とっても高貴で上品な赤紫色。

くうこ

バラから抽出されていないのに、本物のバラの香りがする絵の具なんです♪

ローズマダージェニュインとローズドーレでそれぞれ薔薇を描いてみたらめちゃくちゃ可愛かった!

なぜ薔薇の香りがするのか、もっと詳しく知りたい方は以下の記事も読んでみてください。

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W&Nコットマンシリーズの色見本12色を紹介

W&Nコットマンウォーターカラー12色セットの色見本です。

くうこ

私が透明水彩デビューに選んだ絵の具がこちら!

コットマンの発色の鮮やかさに心打たれて、次にW&Nプロフェッショナルウォーターカラーの三原色に心を持っていかれて一気に水彩沼にハマってしまいました。

もし透明水彩デビューにW&Nを選ばなかったら水彩沼にならなかった可能性もあるので、私にとっては本当に最初に出会えてよかったと心の底から感謝している絵の具です。

こちらで詳しくレビューしています

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W&Nでわたしが1番好きな色

こちらは三原色でも紹介した『ウィンザーレモン』です。

くうこ

世界で1番美しいイエローだと勝手に思っているほど大好きな色!

とっても明るくて鮮やかなイエローで、私が水彩をはじめたばかりの頃からずっと一緒にいる大切な色です。

青色との混色で作る緑色が好き

Winsor Lemon × blue

単色でも可愛いし、混色でも有能だし、私にとってはなくてはならない色の1つです。

おすすめです\(^o^)/

ウィンザー&ニュートン シリーズ7の魅力

W&Nは絵の具だけじゃなくて、コリンスキーセーブル筆も世界中で大人気です!

コリンスキーセーブルは一般的な動物毛と比べてお値段が高いのですが、水のふくみや穂先のまとまりも良く、適度に弾力もあるのでリズムよく筆を運ぶことができます。

くうこ

イギリスのブラシ職人さんが1つ1つ丁寧に手づくりされているんですよ

私はNo.1とNo.2を持っていて、特にNo.2が扱いやすくて大好きです。

普段はがきサイズ~大きくてもB5サイズまでの小さな絵しか描かないのですが、No.2はメインと細部両方に使えてこれ1本あればとりあえずOKと言った感じ。

もっと広範囲が塗りたい場合はNo.4もおすすめです。(ただお値段が高いので買うのに勇気がいる…)

コリンスキーセーブルは一度手を出してしまうと、その心地よさから抜け出せなくなってしまうほど使いやすく魅力にあふれた筆です。

どのメーカーさんのコリンスキーセーブルも年々価格が高騰しているので、もう以前のように強くはおすすめできないのですが、気になる方は比較的お手頃なW&Nの小さいサイズがおすすめです。

まとめ

今回はWinsor&Newtonの透明水彩絵具についてレビューしてみました。

Winsor&Newtonが今から約190年ほど前に世界で初めて水に溶ける水彩絵具を生み出しと知った時は大変驚きました。

とても鮮やかで堅牢度の高い大変品質の良い透明水彩絵具なので、ぜひお近くの画材屋さんで手にとってみてください。

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それではまた次回\(^o^)/

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