
こんにちは、くうこです
今回はスマホで快適にお絵描きができるペンタブレット『XPPen Deco MW』を徹底レビューしていきます。
ペンタブレットってパソコンがないと使えないイメージがありますが、今回紹介するDeco MWはパソコン不要です!
スマホに直接つなげてお絵描きできます\(^o^)/


もちろんPC用のペンタブとしても使えますので、将来PCを購入した際にそのまま買い替えることなく使い続けることができて経済的!
それではスマホとの接続方法や実際にイラストを描いてみた感想などをご紹介していきます。
XPPen Deco MWをレビュー


今回ご紹介するペンタブレットは『XPPen Deco MW



なんとこちら、AndroidとiPhoneに対応したペンタブレットなんです!
筆圧感知8192レベルとハイエンドクラスで、しかも傾き検知機能もあってお値段たったの8,980円です!
スタイラスペンは液タブにも使われているX3 Eliteが採用されていて、エントリーモデルの板タブではありますが描き心地はとってもなめらかです。


Deco MWはこんな方におすすめ
- 指を使ってスマホで絵を描くのが辛い方
- PCがなくてもスマホでお絵描きできるペンタブが欲しい方
- PCとスマホ両方で使えるペンタブをお探しの方
- 気軽に外へ持ち運べるコンパクトタイプの板タブが好みの方
特に自分専用のパソコンを持っていなくて、いつもスマホの画面に直接指で絵を描いている方に喜ばれるペンタブだと思います。
私は以前アイビスペイントで指でお絵描きしたことがあるのですが、全然上手く描けなくてほんの数分で挫折したことがあります。
指で神絵を描かれている学生さんって本当にすごいと思います!尊敬します!



けどみんながみんな指で上手に絵が描けるわけではないですよね
そんな方におすすめなのがこの『XPPen Deco MW』です。
このペンタブはAndroidとiPhoneの両方に対応しているので、パソコン持っていなけどスマホやタブレット端末ならあるよって方でも快適にお絵描きができる超便利な板タブなんです。
AndroidとiPhoneに対応


このペンタブの強みはやっぱりPCがなくてもスマホでお絵描きができるところです。
Androidで使えるお絵描きアプリ
ibis Paint X、MediBang Paint、Artrage、FlipaClip、Autodesk SketchBook、Zen Brush、FlipaClipなどの主なお絵描きアプリに対応。
※Android 6.0以降
iPhoneで使えるお絵描きアプリ
ibis Paintのみに対応。
※OS 12.0以降およびiPadOS 13.1以降/ibisPaint(iOS/iPadOS)ver.9.4.2
⇒iOSとの接続方法はこちら
従来品はiPhoneに対応していませんでしたが、最新機種のこちらのペンタブではiPhoneでも『ibis Paint』でお絵描きができます。
これは嬉しいですよね♪



ただiPhoneで使う場合1つ注意点があります


iPhoneで使えるのはBluetooth接続ができる『XPPen Deco MW』と『XPPen Deco MW イラコン記念版』です。
Bluetoothなしバージョンの『XPPen Deco M』ではiPhoneでお絵描きできないので注意してください。
スマホでも筆圧感知する


お絵描きアプリにもよりますが、スマホでも筆圧感知してくれます。
このペンタブは筆圧感知8192レベルなので線の強弱をスマホでも繊細に反応してくれます。
筆圧がない絵もカッコよくて好きですが、筆圧があると一気に表現の幅が広がるので嬉しいです♪
無線接続は10時間越え
1000mAh大容量のリチウム電池が搭載されているので、Bluetooth接続で10時間以上の連続使用が可能です。
この板タブとっても薄くて軽いのに10時間越えのバッテリーが搭載されているなんてビックリ!
10時間もあればゆっくりお絵描きできますね^^
Deco MWを開封してみた





ではさっそく開封していきましょう!
今回ご提供いただいたのは『Deco MW イラコン記念版』です。
イラコン記念版はパッケージがとっても華やかで可愛いです!
通常版のデザインよりもこちらの方がプレゼントに喜ばれると思います。


イラコン記念版は外側のパッケージデザインが違うだけでセット内容やスペックは『Deco MW』と同じです。
一つ注意点として、イラコン記念版はペンタブ本体の色がブラックのみです。
通常版の『Deco MW』はブラック、ブルー、グリーン、ピンクの4種類から好きなお色を選べます。



私はやっぱりカッコいい黒が好みかな♪
お部屋のイメージや好みに合わせて4種類から色を選べるのは嬉しいですよね。




開封してみるとペンタブ本体とスタイラスペンが登場しました。
さらにペンタブの下には付属品がまとめられていました。


中に入っていたものを全部出してみました。


こちらは保証書と日本語に対応した取扱説明書です。
AndroidとPCに接続する方法が分かりやすく載っていました。
iPhoneと接続する方法は書かれていませんでしたが、その代わりXPPEN公式サイトで紹介されています。
XPPEN公式サイト
ペンタブ本体


ペンタブ本体の表面には初期キズ防止のフィルムが貼られています。
左下の黄色いところをつまんではがします。





デザインがスタイリッシュで良い感じ!!
初めて手に取った時、まずその軽さにビックリしました!
とにかくコンパクトサイズで軽くて可愛いです!!
商品名に『M』と書かれているのでMサイズだとは思いますが、一般的な板タブのSサイズに相当するコンパクト感です。




厚さは8.8 mmです。
裏側には4か所に滑り止めがついています。


ショートカットキーが8個もついているので助かります!
ここはもうショートカットキーあり派となし派に分かれてしまうのでなんとも言えませんが、私はあっても無くてもどっちでも良い派です\(^o^)/
みんながみんな片手デバイスを持っているわけではないので、個人的にはあった方が嬉しいです^^
ペンタブ本体に8個もショートカットキーがついているので、作業効率がアップしますね!


ショートカットキー側のそく面に電源ボタンやUSB-Cポートがあります。
この一切無駄のないシンプルなデザインがとってもスマートで素敵です!


常に机の上に出しておきたいくらい洗練されたデザインで大変気に入りました!



やっぱり見た目って大切!
スタイラスペンの性能


こちらがスタイラスペンです。
スマートでカッコいいです!
あと付属品として替え芯10本と芯抜きも入っていました。
毎回思いますが、消耗品である替え芯を10本もつけてくださるXPPENさん本当に良心的!
ペンの性能
- 筆圧感知 8192レベル
- 60°傾き検知
- ボタン2つ
- バッテリーフリー(充電不要)
- 沈み込み0.6mm(←ほぼほぼ沈み込みを感じない)
- X3スマートチップ搭載(従来品よりも軽いタッチや素早い動作も正確に捉える)



それと私、XPPENさんのこの『X3 Elite』と言うペンが描きやすくて大好きなんです!


と言うのも、以前XPPENさんにご提供いただいたこちらの液タブ『Artist 12セカンド』と同じ性能を持ったペンなんです。
1万円以下の板タブなのに4万円もする液タブと同じ性能のペンを採用しているだなんて、描き心地が良いに決まっている!!
ただしDecoの方は消しゴム機能がありません。
私はペンを頻繁に上下にひっくり返すのが面倒くさくて基本消しゴム機能は使わないので、個人的には無くても全く問題ありません。
描き心地や性能が液タブに使われているものと同じなので、このペンをそのままArtist 2ndシリーズの液タブに使用することもできます。


ケーブルやUSBなど


こちらが付属品のケーブル類です。
- USBケーブル
- ワイヤレスレシーバー(Bluetooth接続)
- USB to USB-C変換アダプター
- USB to Micro USB変換アダプター


PCに有線接続する場合はこちらのUSBケーブル1本でOKです。


『USB to USB-C変換アダプター』と『USB to Micro USB変換アダプター』もセットについてくるのでUSBポートがない方もご使用できます。
またBluetooth対応のPCをお持ちの方は、USBポートを使用せずともワイヤレスで接続することができて便利です。


もしBluetoothのないPCでもこのワイヤレスレシーバーをPCに差すことで無線接続できます。
スマホやiPhoneで無線接続する時も、こちらのワイヤレスレシーバーを使用して接続します。
スマホの接続方法





今回はAndroidに接続する方法をご紹介します
iPhoneとの接続方法はXPPENさんの公式サイトにてご確認いただけます。
iPhoneとの接続方法はこちら
XPPEN公式サイト
⇒XPPenペンタブレットとiOSデバイスとの接続方法(iOS Ver.)
Android端末に有線接続する方法


まずUSBケーブルのUSB-Cの方をペンタブレット本体に差します。
もう片方のUSBの方に『USB to USB-C変換アダプター』を差し込みます。


そしてそれをスマホのUSB-Cポートに差し込むとスマホと接続できます。
スマホに接続すると、私の場合『物理キーボードの設定』と通知バー(ステータスバー)に表示されました。
物理キーボードの設定を開き、キーボードレイアウトの選択で『日本語109A 配列』を選択したら接続できました。




簡単に接続できました!
ちゃんと筆圧も感知してくれています!!
Android端末にワイヤレス接続する方法


まずペンタブレット本体にUSBケーブルをつないで充電します。
PCを持っていない方はお手持ちの『USBアダプタ』などで充電してください。
充電が開始されると左上に『赤い色のライト』がつきます。



充電が満タンになるとライトが消えます
ペンタブレット本体の充電が完了したらワイヤレスレシーバーを使ってスマホと無線接続していきます。




まず『USB to USB-C変換アダプター』にワイヤレスレシーバーを差し込みます。
それをスマホのUSB-Cポートに差し込みます。


ペンタブレット本体の側面にある電源ボタンを3秒間長押しします。
するとライトが青色に光ります。
・青く点滅している時はペアリング待機中
・青く点灯している時はペアリング完了!
青色のライトが常時点灯していたらBluetoothのペアリングが完了しています。


これでお絵描きできます♪
お絵描き終了後は電源ボタンを3秒間長押しするとペンタブ本体の電源を切ることができます。
ライトの色と意味まとめ
青色ステータス(Bluetooth)
- 低速点滅…Bluetoothが切断されました
- 高速点滅…Bluetoothのペアリング待機中
- 常時点灯…Bluetoothの接続完了
赤色ステータス(電源)
- 点滅…バッテリー残量低下(20%以下)
- 常時点灯…充電中
- 消灯…充電満タン
スマホに接続できなかった時の対処法



ペンタブが反応しなかった場合の対処法を2つご紹介します
対処法1
私の場合、有線・無線どちらもUSBでつなげただけではペンタブが反応してくれませんでしたが、以下の方法で接続できました。
まずスマホにペンタブを繋げると『物理キーボードの設定』がスマホの通知バーに表示されます。
それをタップすると『Hanvon Deco MW』と言う文字が表示されているのでそこをタップし、キーボードレイアウトの選択で『日本語109A 配列』を選択したところ無事に接続できました。
私は日本語を選びましたが、たぶん他の言語でも接続できると思います。
対処法2
いつも使っているのになぜか今日はペンが反応しなよ~って時は、スマホ側のUSB端子を一旦外して、もう一度差し込むと反応します。
だいたいこれで解決します^^
アイビスペイントでお絵描きする準備


今回はAndroidとiPhoneに対応している『アイビスペイント』でお絵描きしました。
お絵描きをはじめる前に筆圧の調整やショートカットキーの設定を確かめてみることにしました。
筆圧を感知しているかチェック


筆圧の調整は設定ページから行えます。
アイビスペイントならAndroid及びiPhoneでもしっかりと筆圧を感知してくれます。
正直スマホで筆圧感知8192レベルの繊細な描写ができているのかは体感できませんでしたが、筆圧を感知してくれているので描きやすかったです。
ボタンにショートカットキーを設定しよう


最初気がつかなくて描いていてビックリしたのですが、ペンのボタンにあらかじめ便利なショートカットキーが2つ割り当てられていました!
・下ボタン…戻る(Undo)
・上ボタン…消しゴムと筆を交互に切り替える



これは本当に便利でした!
戻る(Undo)は頻繁に使うので、ワンクリックで気軽に戻せるのはありがたいです!
これだけでもかなり作業がはかどって時短につながりました!




アイビスペイントの設定ページにて、ショートカットキーを自分好みのものに設定することもできます。
厚塗り派さんはスポイトを設定すると作業がはかどりそうですね!
実際に絵を描いてみた感想




今回はスマホにワイヤレス接続してイラストを描きました!
使用したアプリはアイビスペイントなのですが、初心者すぎてドット模様の入れ方と加工の仕方が分からなかったので、最後はPCに移行してクリップスタジオペイントで仕上げました。
当たり前ではありますが、スマホとPCどちらも快適にお絵描きできてすごく良かったです!
・遅延は気にならない
・ペンの沈み込みもほぼほぼなし
・さらさら描けて快適
何一つ不自由がなくて、PCがなくてもスマホでお絵描きができる時代が来たのかと感動しました^^
イラストメイキング動画
スマホで絵を描いているところを動画にしてみました。
2分40秒程のイラストメイキング動画です。
ペン入れをしているところ、塗っているところなど少しでも参考になれば幸いです。
イラスト制作過程はこちら
スマホ使用時のメリット・デメリット



では実際に使ってみて良かった所とちょっと気になった所をご紹介します
良かったところ
- PC、Android、iPhoneで使える
- 指が邪魔にならなくて描きやすかった
- ペンのショートカットキーのおかげでサクサク描けた
- スマホでも本当にPCで描いているかのような感覚で描けて楽しかった
- ワイヤレスでも遅延は全然気にならなかった
- 接続が簡単
- バッテリーが10時間越えで安心
- 軽くてコンパクト
気になったところ
- 最初は慣れが必要
- iPhoneユーザーはアイビスペイントでしか使えない
- スマホの時は板タブ本体にある8つのショートカットキーが使えない



やっぱり最初は慣れが必要です!
私の場合は自分が思っているよりも小さく描いちゃう感じでした。
ただ慣れれば思い通りの線が引けて安心しました。
もう本当にビックリするくらいスマホでも綺麗な線画が描けます!



PCに板タブをつないで描いているのとほぼ同じです!


正直、スマホでここまで描けるとは思ってもみなかったので本当にビックリしました!
あとやっぱりスマホでお絵描きする時は無線接続がおすすめです!
有線と無線両方で絵を描いてみましたが、有線だとどうしてもケーブルが邪魔で結構ストレスでした。
ワイヤレスだと机の上もスッキリだしケーブルが手に当たらないし、遅延もほぼなくてとっても快適でした。
なのでスマホメインでの使用を考えていらっしゃる方は有線・無線両方できる『 XPPen Deco MW 』がおすすめです!



無線接続は本当に神!
Androidはアイビスペイント以外のお絵描きアプリにも対応していますが、iPhoneユーザーさんはアイビスペイントでしか使用することができないので、そこは注意が必要です。
板タブは最初は慣れるまでにちょっと苦労するかもしれませんが、慣れてしまえば快適なお絵描き生活を手に入れることができるのでおすすめです\(^o^)/
お得な特典
XPPEN公式ストアで購入すると18カ月保証
XPPEN公式ストアで購入すると通常1年保証がなんと18カ月保証となり6ヶ月も伸びます!
1年保証だけでも嬉しいですが、保証期間は長いに越したことはないので不安な方は公式ストアで購入すると安心です。
⇒XPPEN公式ストアはこちら

お絵描きソフトが1つもらえる
本商品を購入すると「Artrage Lite」または「openCanvas7」のどちらか1つを無料でもらえちゃいます!
萌えイラストが描きたい場合は「openCanvas7」がおすすめです。
詳しいダウンロード方法はこちらの【XPPEN公式サイト】をチェックしてみてください。
送料無料
XPPEN公式ストアで購入すると送料無料です。
あとは販売元がXPPENの場合Amazonや楽天市場でも送料が無料です。
送料って意外と高いので、無料で送ってくださるのは本当に助かります。
スマホで使う場合はMサイズがおすすめ
Mサイズはこちら
実はこのDecoシリーズにはMサイズとLサイズがあります。
今回ご紹介したのはMサイズです。
スマホで使用する場合、Lサイズだと描画範囲が広すぎてちょっと絵が描きにくく感じる方もいるかもしれません。
なので主にスマホで使う方はMサイズがおすすめです。
Lサイズはこちら
PCで絵を描く方にはLサイズがおすすめです。
大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズ感で伸び伸び絵が描けます。
世界初!筆圧感知16384のプロ向けペンタブレットが新登場!


2023年9月にXPPenよりプロ向けのペンタブレット『XPPen Deco Pro Gen2』が新登場しました!
なんと世界初!筆圧感知が16384レベルに到達したとのことで、従来品の約2倍になりました!すごい!
エントリーモデルとは描き心地が全然違うので、気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。
プロ向けペンタブレットのレビュー記事


まとめ
冒頭でも言いましたが、こちらのペンタブレットはPCでも使えるので、将来パソコンを購入した時もそのまま買い替えることなく使い続けることが可能です。
スマホで快適にお絵描きがしたい方やスマホで絵を描かれている学生さんへのプレゼントにも喜ばれると思います!
こちらの記事もおすすめです


それではまた次回\(^o^)/