
今回はダイソーのデッサン人形をレビューしていきます
ありがたいことに読者さんから『ダイソーのデッサン人形をレビューしてほしい』とリクエストをいただいたので、先日ダイソーに行って買ってきました!
それがこちら!


なんと1つ330円!
安い!!
学生時代によく美術室で見かけたお高そうなデッサン人形が、今ではダイソーでたった330円で買えるだなんて!
まず結論から言うと1つ330円でこのクオリティはすごいです!!
でも本当に絵が上達したいのなら、木製のデッサン人形はおすすめしません。
と言うことで、今回は以下の内容でレビューしていきます。
この記事の内容
- ダイソーのデッサン人形をレビュー
- 木製のデッサン人形をおすすめしない理由
- 本気で上達したいのならフィギュア型がおすすめ
木製のデッサン人形で絵の練習をしてしまうと肩と脚の位置を間違えて覚えてしまう可能性もあるので、そこら辺も詳しく解説していきます。
ダイソーのデッサン人形レビュー!


こちらのデッサン人形はダイソーの画材コーナーの端っこにいらっしゃいました。
私の地元のダイソーでは、書道用品やアクリル絵の具が置いてあるところでよく見かけます。
約20センチもあるので小さすぎず大きすぎず、デッサン人形として使いやすいサイズ感です。
商品詳細
- 【DAISO】デッサン用人形(20㎝)
- 【材質】木(Wood)
- 【生産国】中国
- 【JAN】4549131625950
- 【価格】330円(税込み)
造りを見てみる


まずこちらのデッサン人形めちゃくちゃ良いです!
造りがとっても綺麗でインテリアとしても素敵!
これで330円は安いと思います!


木のぬくもりが伝わってきてほっこりします。
ただ木の香りはあまりしません。商品を鼻に近づけてようやく香る感じなので、木の香りが苦手な方でも大丈夫そうです。
木でできてるから重たいのかな?と思いましたがすごく軽くて持ち運びにも便利です。


無理なポーズを取らせようとすると結構ギコギコ音かして心配になったので連結部分を見てみたところ針金でできたバネで止めてありました。
330円と低価格なのにしっかりとした造りですごく感心しちゃいました\(^o^)/



ではさっそく色々とポーズを取ってみたいと思います!
可動域を確認しがてら色々なポーズを取らせてみた


肩は360度回りますが、けっこうギコギコ音が鳴って怖いです。




肩、ひじ、手首の関節はそれぞれ360度回すことができました。


腰も360度回転します。
ギコギコと音がすごいです。


前後左右でどのくらい倒れるのかも検証してみました。
後ろに体をのけぞらせるのが難しかったです。


脚と胴体はボンドでくっついています。


脚は前後に180度まで開くことができます。
膝を曲げるとこんな感じ。


足首は360度回すことができます。


残念なことに脚は左右にこれだけしか開きません。
ガニまたと言いますか、カニさん歩きみたいなポーズは不可能でした。
脚の可動範囲は狭いですかね。
木製のデッサン人形をおすすめしない理由
まずダイソーのデッサン人形をおすすめしないのではなくて、木製のデッサン人形全般をおすすめしません。
その理由は間違った肩の位置、脚の位置を覚えてしまう危険性があるからです。
間違った人体の構造を覚えてしまうと絵が固くなる原因にもなりますので、初心者さんは特に注意が必要です。
脚の生えている位置が根本的に違う
デッサン人形を見てみると骨盤の真下から両足が生えていますが、これ間違えています。
脚は骨盤(腰)の真横から動きます。
図にするとこんな感じ。
もしこのデッサン人形を見たままを絵にしてしまうと、こんな違和感のある絵になってしまいます。
脚を骨盤の横から動くように意識して描くと人間味が増しました!
頭の中でちゃんと脚の正しい位置を補完できる中級者さんとかなら木製のデッサン人形を使っても問題ないと思います。
けれど、イラストの勉強をしはじめたばかりの方だと人体の構造を間違えて覚えてしまう可能性があるので本当に危険。
アニメ私塾さん(@animesijyuku)曰く『デク人形は早く捨てた方が良い』とのこと。
私は絵の練習をはじめたばかりの頃にアニメ私塾さんのこちらの【アニメ私塾講習会<準備編>2】の動画でその事実を知ることができたので、間違った人体の形を覚えずに済みました^^
こんな有料級の情報をわかりやすく無料で公開してくださっているアニメ私塾さんに感謝です!
アニメ私塾
- 【Twitter】@animesijyuku
- 【YouTube】アニメ私塾室井康雄
- 【書籍】DVDビデオ付き! アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術
肩の関節が固定されてしまっている


そしてもう一つ間違えた人体を覚えてしまう危険をはらんでいるのが肩の部分です。
手をあげたポーズを取らせるとわかりやすいのですが、手をあげているのに肩が上がっていないんです。
ポイント
- 人間の腕は360度自由に動かせる
- 手を真上にあげると腕が耳に触れる
- 手をあげると連動して胸も上がる
人間の肩ってめちゃくちゃ可動域が広いんです。
手をあげると本来なら顔と肩の距離が近くなって隙間がほぼなくなります。
けどデッサン人形を見てみると顔と肩の間に隙間がすごく空いていますよね。



木製のデッサン人形は関節の位置、曲がる場所が現実と違いすぎるところが最大のデメリットです
デッサン人形のポーズをそのまま絵にしてしまうと間違った人体になったり、固い絵になってしまう恐れがあるので要注意です。
本気でプロを目指している方や、本気で上達したい方にはお値段が張ってしまいますが【S.H.フィギュアーツ ボディくん】や【ボディちゃん】などのフィギュア型のデッサン人形をおすすめします。
ダイソーのデッサン人形はインテリアとしては優秀


絵の練習用としてはちょっと使いにくいところはあるけれど、ダイソーのデッサン人形はすごく見た目が可愛いので結果買って良かったです!!
とにかくポーズを取らせるとめっちゃ可愛いんです!
いま話題のピクトグラム的な可愛らしさがあってすごく好き。
インテリアとしては本当に優秀なので気になった方は購入してみてください。
リクエストしてくださった読者様へ
レビューが遅くなってしまい申し訳ありませんでした!そして素敵なリクエストをありがとうございました!
100円ショップの画材レビューは以下の記事にまとめてあります。


こちらの記事もおすすめ


それではまた次回\(^o^)/