
私は絵の練習を始めてかれこれ3年が経ちました。
そしてスランプは絵の練習を始めてだいたい2年半が過ぎた頃に時にやってきました。
と、言うことで今回は、
私がスランプを脱出できた方法とモチベーションの回復方法をご紹介します。
なんでスランプとモチベーションの回復方法を同時に紹介するのかと言うと、
スランプとモチベーション低下の克服方法がまったく同じだったからです。
またモチベーションの著しい低下がスランプを引き起こした感じもするので、実体験を元に解説していきます。

- スランプやモチベーション低下の原因
- どうすればスランプを脱出できるのか
- モチベーションを常に保つ方法とは
- レミニセンス効果で効率よく上達する方法
私がスランプ脱出できた理由と方法

絵を描くのを止めた!
です。

絵を描くのを止めたらもっと絵が下手になるじゃんっ!
て思ったそこのあなた。
大丈夫です。
確かに一時的に画力は落ちますが、ほんの数時間絵の練習をすれば元の画力に戻ります。と言うか、それ以上の画力を手に入れることができます。
では最初になぜ私がスランプに陥ったのかから順を追って解説していきます。
スランプになるまでの経緯
私は2016年の11月から本格的に絵の練習を始めました。
最初の頃はほぼ毎日デッサンや模写をしていました。
最初の1年間に2回ほど挫折し、約1ヵ月以上絵を描かないことがありましたが、絵の練習をはじめてから2年目以降はどんなに辛くても絵を描き続けていました。

と、結構モチベーションが下がっていましたが根性で絵の練習をし続けました。
なぜかと言うと、画力が低下してしまうのが怖かったからです。
1年間挫折しながらもここまで頑張ってきたのに、今ここで絵を描くのを止めてしまったらこれまでの努力と時間がすべて水の泡になってしまう。
どんなに絵を描くのが辛くても、今のこの画力を手放す勇気は私にはありませんでした。
この画力を失いたくない、もっと上手くなりたい。
でも絵を描くのが辛い…。
そんな時、じわじわとあいつが迫って来ました。
そうスランプです!
スランプは突然ならない、じわじわやってくる
スランプはある日突然なるものだと思っていました。
もちろんある日突然やっては来ますが、絶対にスランプに陥るキッカケ(引き金)があるんです。
もちろんスランプになるキッカケは人それぞれなので本当にある日突然やってくる人もいると思いますが、私はじわじわ系でした。
前々から目が描けないことに悩んでいた
私はスランプに陥る約半年ほど前から『なんか目が上手く描けないな~』と悩んでいました。
もっと色んな表情が描きたい、もっと色んな角度の顔が描きたいと思い、様々な絵師様の様々な角度、表情を模写していました。
すると次第にわけがわからなくなって上手く目が描けなくなってきたんです。

そう自分に言い聞かせ、洗脳し、モチベーションが低いさなか必死に練習を続けました。
ただただ画力が下がる恐怖心から逃れるために無理に絵の練習をしていた感じです。
そして自分の心と身体に鞭を打ち練習を続けた結果、顔面が崩壊しました。
私の顔面じゃないですよ。

スランプになりたくない、スランプになりたくないと思い無理矢理練習を頑張り続けた結果スランプになったという悲惨な結果に。
つまり何が言いたいのかと言うと、
モチベーションがこれでもかってくらい下がっている時に無理に絵を描き続けたことが引き金となってスランプになってしまったのではないかと私は思っています。
『目がうまく描けない…もう絵なんて描きたくない…』って思い始めた頃に、いったん長期休息をして心と頭をリセットしてあげることができていたらスランプにはならなかったと思うんです。
どんなに頑張っても報われないことは世の中にはたくさんある。
スランプになっても絵の練習を止めなかった私

なんで!なんで!なんで描けないだ!
前まで描けてたんだから、練習すればまた描けるようになる!
そう自分に言い聞かせて絵を描き続けました。
たぶんスランプであることに気づいていなかったんだと思います。もしくは薄々気づいていながらもスランプであると認めたくなかったか。
絵が上手く描けないのは自分の努力不足。
そう思い練習し続けた結果…、確かに少しずつ画力は回復していったもののたいして上達はしなかったです。
全然上達しない自分が腹立たしかった。苦しかった。止めたかった。逃げたかった。
けど、TwitterとYouTubeをやっている私はフォロワーさんに絵が描けなくなってしまったこと、スランプに陥っていることがバレるのが怖い一心で必死に隠し続けていました。
絵が下手になって嫌われるのが怖かった。
ある日偶然届いたメッセージに救われた

これは以前投稿した【イラスト歴1日~約1年後までの上達過程&練習方法】と言う動画に届いた視聴者さんからのコメントです。
私はボディビルダーです。
くうこさんの「絵を描かなくなる」と言う時間が進化のカギのように思います。
人間の進化の過程で大事なのは、とことん練習し一定期間休むことだと思っています。
ずっとジムで毎日筋トレしても成長が確認できない時は2~3週間思い切って休みます。
すると再開したときに成長できるんですが、これを体験したボディビルダーは世界中に大勢います。
この休憩時期に長期に渡る練習で披露した神経回路とエネルギータンクが完全回復するため、再開したときに大きな一歩が踏み出せるんです。
脳も筋肉と同じ細胞・たんぱく質・神経の集合体なので、同じことが起きたと思われます。
こちらのメッセージが大変私の救いになりました。
過去の経験を振り返ってみると、確かに長期休憩後に一気に画力が上がっている事に気が付きました。
だからこそ、こちらのコメントがスーと心の中に吸い込まれ不安感が消え、絵を描かないダメな自分を許すことができました。

救いの言葉って、必要な時に必要な人のところへちゃんと届くんだなってすごく思いました。
スランプになる前、実は1年間で2度の挫折を経験
一度絵を描くのを止めて、練習再開後に一気に画力が上がった一連の流れは上記動画に記録されているので、よかったらチェックしてみてください。
私は2016年の11月から本格的に絵の練習を始めましたが、その4か月後に1度目の挫折を経験し、さらに絵の練習を再開したわずか2か月後にもう一度モチベーションが下がって2度目の挫折を経験しています。
2度目の挫折期間は結構長くて、約2か月間ほとんど絵の練習をしませんでした。
- 2017年3月24日に1度目の挫折…約3週間1日も絵を描かなくなる
- 2017年6月14日に2度目の挫折…約2か月間まったく絵を描かなくなる
長期休息を取った後自然とモチベーションが回復し絵を描きたくなりました。
そして練習を再開すると、確かに画力は一時的に下がっているもののほんの数時間練習しただけで画力が元通りになりました。
それどころか、わずか数日後に突然画力が上がったんです!
長期休息後に一気に画力が上がった理由
自分でもビックリです!
昨日のデッサンと、今日のデッサンで全然出来が違うんです!
え?これ本当に同じ人が描いたの?ってくらい画力が違いました。ほんとに1日で一気にレベルアップした感じ。
本当に楽しかったですし、ものすごく快感でした。
その時のことは今でも鮮明に覚えていたので、視聴者さんから頂いた先ほどのコメントがすごく腑に落ちたんです。
なるほど!そう言うことだったんだと!
スランプの原因と克服方法
- 2017年3月24日に1度目の挫折…約3週間1日も絵を描かなくなる
- 2017年4月13日に練習再開…モチベーションが回復し、数日後にめっちゃ画力がアップする
- 2017年6月14日に2度目の挫折…やる気が無くなり、約2か月間まったく絵を描かなくなる
- 2017年9月9日に練習再開…数日後にまた画力がアップする

頭の中に詰め込んだ情報を一旦リセットすることで脳の疲れが取れ、新しい情報が頭の中に入りやすくなり、結果画力が上がるということです。
説明が下手で本当に申し訳ないです(汗)
練習しすぎて頭の中が情報でいっぱいになってしまると、それ以上練習しても新しい情報(技術)が入ってこれないんです。
で画力が上がらないからモチベーションが下がってやる気が無くなったり、集中力が低下して絵が下手(スランプ)になり描くのが苦痛になってしまうんです。
だからこそ、いったん脳と身体と心をしっかりと休ませてリセットさせることが必要なんです。
この長期休息は決してさぼりではありません。
さらなる高みへ駆け上がるために必要な休息期間なんです。
レミニセンスを無意識の内にやっていた

私は長期に渡り絵の練習をしたことにより脳が疲弊し集中力が散漫になり、モチベーションが低下しました。
これを俗に『反応性抑制』と言います。
反応性抑制に陥るとパフォーマンスが落ちてしまいます。
結果、どんなにハードな練習をしても画力が上がらない、それどころか集中力が低下して前よりも下手になってしまうんです。
バドミントンをやられているスカラーさんのこちらの【練習を休んでうまくなる!バドミントンでも応用可能なレミニセンス現象とは】と言う記事がすごく参考になったので一部引用させていただきました。
学習心理学の側面から見ると、反応性抑制をリセットするために、インターバル(休憩)が 必要となるのである…とでも言うことができるだろう。
また、インターバルを挟んだ直後に成績が向上する現象は「レミニセンス」と呼ばれるそうだ。
つまり、
疲れた脳を一旦インターバル(休憩)させることでレミニセンス効果が得られ、休憩直後、画力がアップすると言うこと!
私はこれを無意識にやっていたんです。

なぜそんなに長期間インターバル(休息)を挟んだのかと言うと、モチベーションが回復するまでにかなり時間が掛かってしまったからです。
私はモチベーションが全回復した後に練習を再開しました。
そして一気に画力が上がったという感じです。

スカラーさんのこちらの記事は本当にわかりやすくレミニセンスについて書いてくださっているので、ぜひ繰り返し読んでほしいです!
練習を休んでうまくなる!バドミントンでも応用可能なレミニセンス現象とはcheck
私もこれくらいわかりやすくて説得力のある記事を書けるようになりたい^^
定期的に適度な休憩を挟もう!

しかし、日ごろから適度に休憩しながら練習することでコンスタンスに画力を上げていけます。
そう!気分転換です!
絵の練習ばかりしていると集中力が下がりモチベーションも中々上がらなくなってしまうので、定期的に気分転換し脳を休ませてあげることでスランプを回避できたり、モチベーションを維持し続けることができます。
絵を仕事にしたいと思っている方が私みたいに1か月もインターバル期間を取ってしまうとプロとしては死活問題ですよね。
ではどのように脳を休めるのか。
それは…運動です!
脳が疲れたら適度な運動をしよう
イラストレーターのさいとうなおき(@_NaokiSaito)先生も『【要注意】ものづくりを続けるにはまず●●をつくろう!!』と言う動画内でおっしゃっていましたが、モチベーションが下がった時は適度な運動がおすすめです。
運動することで脳がリフレッシュして集中力が回復します。
また身体を動かすことで気分もリフレッシュします。
そう!
頭が疲れたらカラダを動かすことが一番です!

因みに私は簡単なストレッチをするようになりました。結構いい感じです。
以下のリンク先にて、私がどのような練習で画力アップしてきたのか紹介しているので、お時間のある時に読んでみてください。
まとめ
- モチベーションが下がった時は絵を描くのを止めて脳を休ませよう!
- 絵を描くのが嫌になったら、しばらく絵から離れて気分転換をしよう!
- 休憩を挟んでから絵の練習をした方が効率よく画力を上げることができる!
私は実際に1ヵ月~2ヵ月ほど絵から離れたことでモチベーションが回復し、またスランプも同時に克服することができました。
絵を描かないという決断はとても勇気がいることでしたが、結果絵を描くことを止めて良かったです。
一度絵を描くことを止めても、やる気が回復した時にまた描き始めれば良いんです。
もちろん私のこの方法であなたにも同じような効果が現れるのかはわかりませんが、多くのスポーツ選手やクリエイターさんもこの方法でパフォーマンスを高めています。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
今回は実際に私の身に起きた初めてのスランプとその克服方法をご紹介します。