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Live2D初挑戦の制作記録|初心者が失敗から学んだモデリングのコツ

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約1ヵ月の制作期間を経て、ついに人生初のLive2D制作が完了しました!

初めてのモデルをSNSに投稿するの、すごくドキドキしたのですが、うまくいってもいかなくてもちゃんと報告するとブログで宣言していたので勇気を出して投稿してみました。

完成品がこちら

動画が1分と長くてすみません!
完成状態はラスト5秒に登場するので一気に飛ばしてみてください!

ではでは、自分のオリジナルイラストをLive2Dにして動かすまでの体験記をお話ししていきます。

前回の記事はこちら

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この記事を書いた人

くうこ
クリエイター/ ブロガー
独学で絵を描いて9年。絵を描く日々の中で得た、小さな気づきや上達のヒントをブログとnoteで発信中。
画材や文房具が大好き。

もくじ

Live2D cubismでオリジナルイラストをモデリング

今回は【Live2D Cubism 】を使用してLive2Dのモデリングに挑戦してみました。

Live2D Cubismには無料版と有料版があります。

有料版は初回42日間無料で使えるので興味がある方はぜひ体験してみてください。

私は無料版で操作の確認を一通りしたあと、有料版の無料トライアル期間中にオリジナルモデルを1体完成させました。

Live2Dの無料版と有料版の機能の違いはLive2D公式サイトをご確認ください。

FREE版とPRO版の違い

Live2D Cubism | イラストに命が宿...
PRO版とFREE版の機能比較 | Live2D Cubism Live2D CubismのPRO版とFREE版の機能の違いを紹介しています。PRO版はモデリング、アニメーションの全ての機能がほぼ制限なしでご利用いただけます。

パーツ分けに苦しんだ

自己流でオリジナルイラストをパーツ分けしようとしたけどやり方が分からなくて挫折。

その翌日、Live2D公式さんが運営している【JUKU】の講座を見あさって、パーツ分けの方法を動画で学びました。

今回Live2Dの制作で参考にしたJUKUの講座動画は以下の2つです。

髪のパーツ分けはユナ、パパになるを参考に見様見真似でやりました。

パーツ分けは髪が1番難しいと言われていて、私も大苦戦しました。特に生えぎわ!生えぎわと後ろの髪の毛のパーツ分けに大苦戦しました!

初めてのLive2Dだからキャラクターデザインをシンプルにしたつもりが、なぜこんな立体表現が難しい髪型のキャラを作ってしまったのかと、パーツ分けの途中で冷や汗が出てきました。

一枚絵ではシンプルに見えても、いざパーツ分してみると全然シンプルな絵ではなかったのです。

パーツ分けをしながら、

・なぜ帽子をかぶせてしまったんだ…
・なぜ普通におろした髪型にしなかったんだ…
・なぜズボンをはかせてしまったんだ……
・なぜ柄物の衣装を着せてしまったんだ…………

と、自分がデザインしたキャラデザが初心者にとって意外と難易度高めのキャラデザであったことに、パーツ分けしている最中に気がついたという。

でもここまで来て一から絵を描く気力と体力もないし、この子を絶対に完成させるんだと強い気持ちでパーツ分けを乗り切りました。

パーツ分けの葛藤は以下の記事で詳しく話しています。

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顔の動きの自動生成で時短

パーツ分けが終わった後はお待ちかねのモデリングの作業です。

私はこのモデリングの作業が1番気がかりでした。
というのも、子どもの頃から機械の操作はもちろん、説明書もまともに読むことができない人間なので、『自分にLive2Dのモデリングが本当にできるのだろうか』と不安でいっぱいでした。

けど現在のLive2D Cubismには『顔の動きの自動生成』という神機能があるので、初心者がつまずきやすい顔のXY(上下左右)の動きを自動でつけてくれる機能のおかげで、モデリングの作業がものすごく楽に進めることができました!

この機能がなかったら私も挫折していたかもしれないです。

詳しくは以下の記事で語っています

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目の開閉と変形大変だけど楽しかった

目の開閉と変形も顔の動きと同じくらい、自分にとっては難しい作業でした。

特に目パチが難しいです。

目を閉じる時に目じりの処理がうまくいかなくて、もう雰囲気で微調整していったら、意外とキレイな目パチが作れて歓喜しました。

やっぱり目って1番重要な場所だから、そこが綺麗に動いてくれると嬉しくなっちゃいます。

だけど、お目めをぷるんっとさせてあげることはできませんでした。

今回のLive2Dの目標の1つとして、全体の動きはチープでも目だけはきゅるるんにしたいと意気込んでいたのですが、実際にやってみるとパラメータやら変形やら反転やらでかなり苦戦してしまい、目をぷるんぷるんにさせてあげる精神力が残っておらず、今回はあきらめました。

ただ、良く見るとまつ毛はちゃんと物理演算でふんわりと動かしてあります。まつ毛だけでもふんわりさせてあげられて良かったです。

できなかったところだけに目を向けるのではなく、できたところや挑戦したこともちゃんと認めて、自分を褒めてあげることも大切だなって思いました。

一番苦手意識のあった口の変形が意外とキレイにできた

実はLive2Dで一番気がかりだったのが口です。
口の変形がものすごく苦手で不安だったのですが、今回色々といじくっていたらキレイに変形させるコツみたいなものをつかんで、そこから一気に口の変形が綺麗に作れるようになって嬉しかったです。

今回のオリジナルイラストをモデリングする前に、JUKU公式さんの有料講座『Live2Dの基礎をマスターしよう』で配布している宵凪ほたるちゃんでモデリングの練習をしたのですが、この時、口の変形で線画がガビガビになってしまってどうにもこうにもならず諦めちゃったんです。

動画の説明通り、動画の手順通りに変形させているハズなのに、なぜか線画がガビガビになってしまうんです。

今回のオリジナルモデルの時も最初はガビガビになってしまったのですが、繰り返し変形をしていたら線画がガビガビになりにくい変形方法や、例えガビガビになっても修正するコツみたいなものを習得しました!

それはメッシュの割り方であったり、変形のさせ方だったりと色々要因があるのですが、やっぱり諦めずに繰り返し同じ作業をし続けていると、ある日突然ハッと気がつく時がくるので、その時がくるまでやり続けることも大切なんだなと実感しました。

髪の変形と破綻に苦しんだ

そして今回1番苦しんだ場所が髪の動きと変形です。

完成したモデルを見てみると、一見どこも破綻していないように思えますが、実はただ帽子をかぶっているから破綻している部分が見えていないだけで、ちゃんと髪の毛が破綻しています。

特に後頭部というか、つむじあたりに大きな破綻があります。

なぜ破綻してしまったのかと言うと、パーツ分けがうまくできていなかったんです。パーツ分けがうまくいっていなくて、そこを隠そうとアートメッシュの変形でごまかし、こねくり回していたらいつの間にか大破綻していてビックリしました!

私の4時間の努力がすべて水の泡になってしまった⋯⋯!て、ちょっと悲観してしまったのですが、この経験からとても大切なことを学びました。

パーツ分けの失敗から学んだこと

  • パーツに問題があったら、メッシュをこねくり回すのではなく、めんどくさくてもパーツを修正した方がなんぼか簡単&早く解決できる
  • めんどくさがらずに、最初から素材を細かく分けておく
  • パーツ分けを手抜きしたら、その分モデリングが大変になる
もっと細かくパーツ分けしていたら、
こんな変なメッシュ割しなくて済んだのに(汗)

パーツ分けの手抜きや不備で破綻につながってしまった場合、メッシュをこねくり回してごまかすよりも、めんどくさくてもさっさとペイントソフトを開いてパーツを修正し、素材を差し替えた方がなんぼか早く改善できることを学びました。

その事に気がつけたのはあの4時間の作業がすべて水の泡になってくれたから。その経験をしたからこそ素材分けの大切さに気がつけたので、結果失敗して良かったです。

失敗から学べることってたくさんあるので、気を落とさずに気持ちを切り替えてやりきりました。

ちなみに、髪の毛をこねくり回す前の状態のデータが残っていたので、4時間前のデータに戻ってからモデリングの作業を続けることができました。

定期的に別名でデータを保存し直すのって意外と手間ではあるのですが、いつ修正不能な破綻が見つかるのかわからないので、毎日のバックアップは本当に大切です。

帽子が浮いてしまった

静止画だとわかりにくいですが、帽子が破綻しております

もうひとつの破綻場所は帽子です。

顔の動きと連動してくれなくて頭の上で浮いている状態になってしまっています。

どうすれば顔の動きに合わせることができるのかわからないので今回は諦めました。

なぜ私は初心者なのに帽子をかぶった女の子を描いてしまったんだろう。
でも帽子のおかげで破綻しているつむじを隠せているので、これはこれで良かったのかもしれないです(*^^*)

体の変形と動きはあきらめた

プロのモデラ―さんがつくったLive2Dってめっちゃ体が可愛くゆれるじゃないですか。

あれにめっちゃ憧れます。

今回は元々体の動きや揺れは最小限&低可動にするつもりで作りました。それでも少しでも良いから揺らしたい欲が出てきて物理演算もがんばったのですが、結局難しすぎて挫折しました。

Live2Dは本当に覚えることが沢山あるのですが、一気に覚えるんじゃなくて、少しずつ少しずつ覚えていって、いつかもっと可愛く揺れ動くモデルを作れるようになりたいです。

モーションが楽しすぎた

物理演算で思うように体を揺らすことはできなかったけど、モーションでかわいく動かすことに挑戦してみたら、これが意外と面白くて沼でした。

楽しすぎて何時間過ぎようとも、深夜0時になろうともずっと作業していました。

実は最初はモーションで動きをつける気はさらさらなかったんです。と言うのも、講座動画を見ても何をやっているのかわからなくて挑戦しようとも思っていなかったんです。

けど、完成したモデルをショート動画で紹介するにあたり、どうしても動いている姿をお見せしないと説得力がないよな……と悩みに悩んだ末に、重い腰を上げてモーションにチャレンジしてみたのですが、これが楽しすぎて夢中になってやってました。

最初、操作が難しそうな画面にひるんでしまった

最初、この操作画面を目の当たりにしたとき、『ムリムリムリムリムリ!!こんな難しそうな作業自分にできっこない!』て怯んでしまったんです。

でも一旦心を落ち着かせてからいざやってみると、意外と簡単(?)にできて、自分の思い描いていた動きや表情をつけてあげられて、それがすごく嬉しくて楽しくて夢中になって作業をしていました。

もちろん、まだ全然操作を理解していなくて、テキトーにポチポチやっているだけなので動きが変ではあるのですが、それでも私は嬉しいんです^^

2回スワイプするとモーションが見れます

この子はお口が『う』の時と、凛々しい笑顔が魅力的な女の子だったので、その2つの表情を5秒のモーションで作ってみました。

まだ反動の動き?とか理解していないので、動きが単調ではあるのですが、それでも自分のキャラクターが動いてくれるのが本当に嬉しいです。

ずっとアニメーションにも興味があったのですが、何枚も絵を描くのが得意ではないので、Live2Dで動かしてアニメーションを作る方が自分に合っているのかもしれないです。

もちろん、パーツ分けとかモデリングとか大変ではあるのですが、アニメーターさんのように一連の流れを絵だけで表現するのが苦手なので、Live2Dを活用してちょっとしたアニメーションなども今後作ってみたいです!

絶対に楽しそう!!

Live2Dはパーツ分けが重要だと気がつかされた

そして今回はじめてオリジナルイラストをモデリングしてみてわかったこと。

それはパーツ分けがものすごく重要だと言うこと!

もちろんモデリングの作業も重要ですよ!
モデリングの技術がなければなめらかに、そして立体的に動かすことが難しいのでモデリングも大切ではあるのですが、その要になるのがパーツ分けと言いますか、パーツがしっかりキレイに分かれているとモデリングの時に思う存分にその技術を発揮できる気がします。

今回髪の毛を立体的にしたくても、パーツが足りなくて横を向いた時に髪の毛がスカスカになってしまったり、つむじも破綻しちゃいました。

指もそう。
指を一本一本分けるのがめんどくさくて親指と人差し指で一つのパーツ。その他3本の指をひとつのパーツとして書き出したら、思うように手を動かすことができなくて苦戦しました。

ズボンもパーツの分け方がわからず、細かくパーツ分けしなかったことで、脚を屈伸させることができずに棒人間になってしまいました。

すべてはパーツ分けの不備と手抜きからきています。

低可動モデルだからこのくらいアバウトなパーツわけでも良いよねって自分に都合の良いように解釈して、その結果モデリングの作業でパーツ分けの不備により悪戦苦闘する羽目になり、なんだかんだで10回くらいパーツを修正しては差し替かえての作業をくり返すことになりました。

なので、パーツ分けってすごくすごく大切なんだなって、今回のモデリング作業で学びました。

パーツ分けは奥が深い上にやりがいのある作業でした。

もし少しでもLive2Dに興味を持たれた方は、公式サイトで最新情報をチェックしてみてくださいね。

Live2D公式サイトはこちら

できるかできないかはやってみないとわからない

私はずっとLive2Dとは一生縁がないものだと思っていました。
機械の操作が苦手、説明書を読むのも苦手、独学でLive2Dなんて無理に決まっている。

そう思って生きてきたので今までLive2Dにまったく興味がなかったのですが、突然目の前に現れた1体のとてつもなくかわいいLive2Dモデルを見てしまったあの日。

目がぷるんっと動き、全身がふわふわ、髪の毛もふわふわで何もかもが可愛かったあのモデルを見た瞬間の衝撃。

『自分も……自分もこんな風にオリジナルキャラを動かしてみたい!!』

と、突然思い立ち、検索し、実践に移した自分。

できるかできないかはもうそんなのはどうでもよくて、とにかくやってみたかった。挑戦してみたかった。

例えできなくてもいいから、失敗してもいいからやってみたかった。

初めて作ったモデルは破綻していたり、全然体が動いてくれなかったりと、決して成功とは言えない。けどそれでも1体完成させることができて嬉しかった。

もし今回も『自分にはどうせ無理だ』とはなから諦めていたら、Live2Dの楽しさを知らずに一生を終えていたのかもしれないです。

で、お恥ずかしい話し、機械の操作の苦手意識を取り払う為に、毎朝作業を始める前にPCに向かいながらやっていたマインドセットがあります。

『自分ならできる。自分ならやれる。自分は機械の操作が得意だ。自分はやればできる人間なんだからやるんだ』

そう頭の中で何度も己に言い聞かしてから『よし!やるぞ!!』とポジティブマインドに切り替えてから作業するようにしていました。

こうした自分を励ます言葉は心理学では『肯定的自己暗示』と呼ばれ、科学的にも一定の効果が確認されている方法だったりします。よくアスリートの方がやられていますよね。

もちろん、自分にもできると言い聞かせて実際に挑戦してみたものの、結局はうまくいかず失敗した経験が過去山ほどあります。

けど、失敗は成功に近づくための1つの学びにすぎないって思うと、気持ちが軽くなって、前向きに取り組めるようになりました。

肯定的な言葉は結果を保証するものではなく、行動を起こす原動力になると感じているので、私は意識的に取り入れています。

ちなみに、こういうポジティブなマインドは以下の本で学びました。

やりたいことがあるのについつい先延ばしにしてしまう自分を変えたくて読み始めたのですが、すごく参考になっていま1番大好きな本です。

好きすぎてkindle版と書籍版両方買ってしまった。

何はともあれ、今後も他人の目を気にせず、他人と比較せず、自分のペースでコツコツとLive2Dのお勉強を継続していこうと思います。

初めてのLive2D制作の奮闘記を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

それではまた次回\(^o^)/

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