機械音痴の私が人生で初めて挑戦するLive2D制作奮闘記第4弾!
今回は初心者にとって超難関な顔の動きに挑戦しました!
顔の動きで特に難しいのが四隅の形状!
斜め上や斜め下の角度になると途端にパースが分からなくなっちゃうんです。
私の場合、いじればいじるほど顔がどんどん崩れていってしまい、何時間もかけて変形させた顔を泣く泣くリセットして最初から作り直すという試練も経験済みなのですが、あれは心が折れる……。
でもでも、Live2Dの新機能である『顔の動きの自動生成』を使用すれば、初心者でもちゃんとパースがついた顔の動きをほぼ破綻なく一瞬で作れちゃいます!
今回実際にその新機能を使ってモデリングしてみました!
顔の動きの自動生成で顔のXYを作ってみた
これほぼ私は変形しておりません。
顔の動きの自動生成だけで顔の上下左右と斜めを作りました!
すごい!すごすぎる!!
超時短になって助かりました!!!!
この新機能にとってもとっても感動したので、今回は顔の動きの自動生成を実際にやってみた感想や今後の課題などをお話ししていきます。
Live2Dの新機能 顔の動きの自動生成とは
顔の動きの自動生成とは何かというと、初心者でも簡単に顔のXY(上下左右)の動きを自動で作れてしまう神機能です。
詳しくは上に貼ったLive2D JUKU公式さんの解説動画を参考にしてみてください。
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初心者は四隅で一旦心が折れそうになる

これは私が『顔の動きの自動生成』という新機能を知る前の話。
私はLive2D公式が運営しているJUKUのメンバーシップに入会し、こちらの『Live2Dの基礎をマスターしよう』で宵凪ほたるちゃんをモデリングしていたのですが、もう本当に顔のXY(上下左右)には泣かされました。
完全初心者だったこともあり、デフォーマやパラメータの使い方を全然理解できておらず、JUKUの講座で言われるがままに見様見真似で顔のXYの動きを作成していました。
そして2時間以上かけて何とか顔のXYの動きを完成させ、『やった!できた!』と喜んだのも束の間——、次は四隅の顔を作らなければならないことを知り、ここで一旦心が折れかける。
まだ……まだあるのかと。
けど斜め顔は『四隅のフォームの自動生成』を使えば自動で生成されると教わると、心が一気にぱぁ〜と明るくなり、ルンルン気分で四隅のフォームの自動生成ボタンをポチッと押すわたし。
その瞬間、お顔が無残にも崩壊して泣いた( ;∀;)
この『四隅のフォームの自動生成』機能はパースを無視して作られるので、ここから自分でパースを意識した変形をくわえないといけなかったのです。私の精神がここで一旦瀕死状態になったのは言うまでもない。
その後、約半日ほど時間をかけて斜め顔をすべて作り終えました。
それくらい顔にXとYの動きをつけるのって初心者にとって大変な作業なのですが、もうそんな苦労はしなくてもいいんです。新機能の『顔の動きの自動生成』を活用することで、私が約半日かけてつくった顔のXYを一瞬で作れてしまうんです!
しかも『顔の動きの自動生成』はパースも計算されて作られるので四隅もほとんど破綻なく生成してくれる神機能なんです!!
イラストを描くのが苦手な方やパースがまだよくわからない初心者でも苦労せずにほぼ破綻のないお顔を作れてしまうので、これだけでもLive2Dの敷居が一気に低くなりました。すごい!
初心者が顔の動きの自動生成を使うメリット3つ

すごいポイント3つ
- ワープデフォーマを自動で作ってくれる(神)
- XY(上下左右)を良い感じに作ってくれる(神)
- 四隅を破綻なく作ってくれる(神神神神神!)
もちろん、私もゆくゆくはプロのモデラ―さんのようにXYや四隅の形状を一から全部自分の手で作ってみたいなという想いはあるのですが、今回はとにもかくにもLive2D Cubism Editor の基本操作を頭に叩き込むことを最優先にしたかったので、便利な時短機能をありがたく使わせてもらいました。
基本操作や基本機能を覚えたかった
・ワープデフォーマの使い方
・デフォーマの親子関係
・デフォーマの適切なサイズ感
・パラメータとは何か
・どんな動きが必要なのか
・物理演算とは
こういう基礎の基礎を学び、いったんどういう流れでLive2Dを完成させるのかを体験することが大切だと思ったので、今回は問答無用で顔の動きの自動生成機能を使って時短しました!
初心者が挫折しやすい顔の動きをほぼ一瞬で作ってくれるこの新機能は本当に神機能だと思います。
それを踏まえて、顔の動きの自動生成のすごいポイントを3つ詳しく解説していきます。
①ワープデフォーマを自動で作ってくれる

今回のオリジナルキャラクターをモデリングする前に、JUKU講座のこちらの『Live2Dの基礎をマスターしよう』で宵凪ほたるちゃんをモデリングしたのですが、その時、目やまゆ毛などのよく動くパーツが変形の時に親デフォーマからはみ出しまくって、その後の修正にものすごい時間と手間と精神力を使い果たしてしまうという失敗体験をしました。
その経験から顔のデフォーマの設置作業にものすごい苦手意識がありました。
子のデフォーマは親のデフォーマからなるべくはみ出さないようにしなければいけないというルールがあるんです。
なので今回オリジナル作品をLive2D化する時も『また子デフォーマが親からはみ出すのではないか』『うまく変形できなくて顔面が崩壊するのではないか』とすごい心配だったのですが、まさかまさか、新機能を使うことで苦手な顔のデフォーマ制作も一瞬で作ってくれるなんて!と、とても感動しました。
しかもモデリング中、一度も子が親のデフォーマからはみ出さなかったんです!
たまたまかもしれませんが、子のデフォーマが親デフォーマから一度もはみ出すことなく最後までモデリングできちゃったんです!もうそれがすごくすごく嬉しくて感激しました!

自分で作った時は、どのくらいのサイズ感で作れば良いのか分からず、気持ち大きめに作ってもなぜか変形させるとはみ出してしまい、初心者の私はその後の修正が大変で四苦八苦したことがもう脳に焼き付いていてそれが不安感へと繋がっていたのですが、もうそんな不安とはおさらばです^^
・左目の曲面はこのくらいのサイズ感でデフォーマを作れば良いのか
・眉毛は角度用、位置用、曲面用と3つデフォーマを作れば良いのか
なども分かるのですごく勉強になりました。
初心者はとりあえず顔のデフォーマを自動で生成して、「なるほど、このくらいのサイズ感でデフォーマを作ればいいんだ」と参考にしてみたり、XYを作るのに必要なデフォーマの種類や数、設置場所なども確認できるので一度は試してみてほしい機能です。
基本操作があるていど身につくまでは、こういう初心者にとって助かる便利な機能は積極的に使っていきたいです。
②XY(上下左右)を良い感じに作ってくれる

顔の動きの自動生成機能はデフォーマを適切なサイズで作ってくれるだけではなく、XY(上下左右)も作ってくれるので本当に時短に繋がりました。
私が前回宵凪ほたるちゃんをモデリングした時、半日かけて作った顔のXYの動きをボタン一つで一瞬で作ってしまうという。
今回はじめて自分のイラストで新機能を試した時のあの感動は今でも忘れられない。すごい衝撃でした。
③四隅を破綻なく作ってくれる

さらに衝撃だったのは初心者が挫折しやすいお顔の四隅の形状です。
四隅の形状もほぼ破綻なく、しっかりパースを計算して生成してくれるので、自分で作るよりも何百倍もかわいいお顔になってくれました!
なので今回は生成後、あまりいじらずそのままの状態で次の工程へと進みました。
本当は自動生成したあとに少し調整が必要なのですが、初心者の私はどう調整すればいいのかわからなかったので、それは次回の課題とし、今回は自動生成されたままの状態で完成としました。
表情は自分で根気よく作っていく


顔の上下左右をサクッと生成した後は、自分で根気よく丁寧に表情を付けていきました。
難しい上下左右、そして斜めを自動生成したことで、表情を作るときのやる気とパワーがめちゃくちゃあり余っていて楽しく作業できました。
もしかしたら先に表情を付けてから顔の動きの自動生成を使った方が良いのかもしれないです。そこはまだ勉強不足なので今後色々と検証して自分のやりやすいように作っていけたらいいなと思っています。
表情を自分で作ってみた
この子がどんな感情表現をするのか全然想像できていなかったのですが、こんな表情豊かな子だったなんて!かわいいではないか!!と、とても感動しました。
この他にも元気に口を開けて笑ったり、困ったりなど、色んな表情があります。
まだモーションの作り方がわからず、Live2D cubismの機能でランダムで表情を動かしてもらっていますが、ゆくゆくは自分で表情や動きのモーションも作れるようになりたいです。
あと、髪の毛も自分で動きをつけました。
今回は髪の毛に一番苦戦しましたが、それはまた次回にお話ししたいと思います。
まとめ
と言うことで、次回はついに初めてのLive2D制作奮闘記の最終回です!
完成したモデルをご紹介するとともに、初めてのLive2D制作で学んだこと、失敗したことなどをお話ししていきます。
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それではまた次回\(^o^)/



