
アナログイラストだからこそできる、金色の絵具でキラキラとイラストを華やかに彩ってみました。
まだまだ水彩初心者なのですが、自分なりに頑張って塗ってみました。
クリスマスをテーマにした水彩イラスト


何度も何度も描いたり消したりをくり返していたら、あっという間に時間は過ぎて行き、こんなシンプルなイラストなのに線画だけで3週間…。
過去に線画だけで1ヶ月かかったイラストもあるのでまあそれと比べたら成長したのかもしれません。
ちなみに、今回の萌えポイントはおへそチラ見せです\(^o^)/
YouTubeに透明水彩メイキング動画をアップ
YouTubeに透明水彩での彩色過程を動画で上げています。
動画の方がわかりやすいと思うので、参考にしてみてください。
ブログでは動画でお伝えしきれなかった所を補足しながら解説していきます。
ラフを公開

こちらは【マルマンのクロッキー帳SM】に描いたラフになります。
線画の完成までに3週間もかかりましたが、ラフはたったの15分で完成しました。
ラフの段階でこの絵は絶対に透明水彩で描くと心に決めていました。
その理由は背景とクリスマスツリーです。
特にクリスマスツリーは下地を滲ませてから本塗りでしっかり形を捉える、透明水彩特有の塗り方にチャレンジしようと思い、わくわくしながらラフを描いていました。
イラストメイキングスタート


それを家庭用複合プリンターで印刷し、ホワイトワトソン水彩紙にトレスしていきます。
使用したトレース台は、以前Amazonでセール期間中に1700円で購入した【Etpark トレース台 LED A4サイズ 3段階調光】と言うトレース台です。

【LEDトレース台|安くてもしっかりトレスできるか検証してみた】と言う記事でこのトレース台について詳しくレビューしています。気になる方は是非チェックしてみてください。
透明水彩で背景から着彩

最初は人物から塗りたくなりますが、そこはぐっとこらえて先に背景から塗っていくことにしました。
窓の外の風景は夜の街を想定して、ホルベインのラベンダーとシュミンケのコバルトターコイズを混色した色を塗りました。
グラデーションぽくなるように、下の方にはシュミンケのブリリアントブルーバイオレットをにじませてあります。
下塗りした背景を乾かしている間に、クリスマスツリーを塗ります。

この辺は動画を見ていただいた方がわかりやすいと思います。
まず透明な水でツリーの部分を湿らせて、その後にクサカベのサップグリーンで明るい黄緑色をにじませました。所々濃い緑色もにじませて下地をつくりました。
下地が乾いたらツリーを本塗りしていきます。
シュミンケのパーマネントグリーンオリーブでツリーぽいシルエットになるように塗っていきます。

一番遠くの建物は薄い青色でシルエットのみを描き、一番近い建物は紫色の絵具を濃く溶いて描きました。
遠くのものは薄く、近くのものは濃く描くことで遠近感を出すことができます。
人物の肌を塗る

頬に色を置いたら、水筆で顔全体へと広げます。
顔周りの髪の毛にも同じ色を置いています。
頬の赤味はベースの色と同じですが、少しオーロラピンクを濃い目に溶いた色をのせてます。
これでいったん乾かした後、首などに影を入れていきます。
カーテンの下塗りと本塗り

下地はクサカベのオーロラピンクとシュミンケのスカーレットレッドを混色したものを使用しました。
下地がしっかりと乾いたら、シュミンケのスカーレットレッドでカーテンの調子をつけていきます。


衣服を塗る

カーテンの下地を乾かしている間に、洋服の下地をクサカベのオーロラピンクとシュミンケのインディアンレッドを混色した色で塗りました。
下地が乾いたら、先ほどと同じ色を濃く溶いてパーカーの陰影を描いていきます。
キャミソールの陰影はターナーのマヤブルーを使用。
髪の毛の塗り方

クサカベのバーントシェンナで髪を本塗りしていきます。
まず濃く溶いたバーントシェンナを紙に置いて、それを綺麗な水筆で伸ばすのくり返しになります。
カーテンと同じ塗り方ですね。
こちらも動画を見ていただいた方がわかりやすいと思います。
わたしは綺麗にムラなく塗ると言うよりかは、わざと汚くムラが出るように塗る方が好きです。それが良い味に変わってくれている気がします。

マスキングをはがしてオーナメントも塗りました。
今回はオーナメントをキラキラさせたくて、【呉竹 顔彩 スターリーカラーズ 6色セット】を使用しました。

しかも6色も入ってお値段約1296円とお買い得。おすすめです。
目にホワイトでハイライトを入れて完成です!
Christmas透明水彩画の完成

スキャンして取り込んだイラストは冒頭で紹介しました。
今回のイラストで1番お気に入りポイントは、クリスマスツリーのてっぺん付近のにじみです。背景に溶け込む感じににじみができて嬉しいです。
あと意外とカーテンが雰囲気出ていて気に入りました。
反省点はいっぱいあって、度胸が足りず色をもっとふんだんに使えなかった所が心残りです。
もっとカーテンの赤い色を人物にも垂らしても良かったかな~とか、紫色をカーテンの方へ進出させても良かったな…など、あまり大胆な塗りができませんでした。
それは明らかに経験不足からくるものなので、たくさん練習してもっと大胆にもっと自由に描けるように頑張りたいです。
上記記事もおすすめです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。