今は美大や専門学校に通わなくても、ネットや市販の技法書を使って、自分のペースで絵の練習ができる時代です。
でも、何から始めたらいいのかわからない——
どの本を選べばいいの?と迷ってしまうこともあると思います。
そこで今回は、私自身が実際に使ってみて本当に役に立ったと感じた、初心者さんにもおすすめの参考書を厳選して13冊ご紹介します。
・人体を上手く描きたいとき
・色塗りのコツを知りたいとき
・配色に悩んだとき などなど
あなたの目的に合った、ぴったりの技法書が1冊でも見つかればうれしいです。
独学で絵が上達するまでの私の成長過程

上記の画像は私のイラスト1年目、2年目、3年目の成長をまとめたものです。
以前公開した【イラスト初心者が1年間でここまで上達した理由と練習方法】という記事がありがたいことに好評だったこともあり、今回はその補足も兼ねてこの記事を書くことにしました。
私は美大や専門学校には通わず、完全独学で試行錯誤しながら少しずつステップアップしていきました。
さらに、イラスト1年目〜6年目までの成長過程をまとめてみました。

今ではYouTubeやオンライン講座、初心者向けの参考書など、独学でもイラストを学びやすい時代になり、美大や専門学校に通わなくても自宅で基礎からしっかり学ぶことができる良い時代になりました♪
とはいえ、私も最初は思うように描けず、たくさん失敗して何度も悩みながら続けてきました。
正直、買ってみて自分には合わなかった参考書もいくつかあります。
そこで今回は、そんな私が実際に使って『これは本当に役に立った!』と実感した参考書を厳選して紹介します。
デッサンや基礎をしっかり学びたいなら

イラストを描く上で、デッサンや基礎力はとても大切な土台になります。
まずは、人体のデッサン力を初心者でも無理なく身につけられる技法書を1冊ご紹介します。
ルーミスのやさしい人物画

こんな人におすすめ
- 人体の構造を、単純な形でとらえるコツを紹介
- 筋肉や骨のつき方、形なども丁寧にわかりやすく解説されている
- やさしい人物画というタイトルだけど、中身は全然やさしくない
使ってみた感想・実体験

ルーミスをやりはじめた頃のデッサン
イラストを描き始めた頃、思うようにキャラクターの全身が描けなくて悩んでいた時に購入しました。
最初の頃はこのルーミスの絵を模写することで精一杯でしたが、繰り返し模写している内にあることに気がつきました。
それは人体の単純化です。
ルーミスは難しい人体も単純な形、シルエットで捉えることで簡単にバランスよく描ける技とコツを教えてくれていたんです。
最初は『どこがやさしいんだーーーーー!』と頭を抱えていましたが、その事に気がついてからはこのルーミスのやさしい人物画が大好きになりました。私の大切な1冊です。
最初から順番にじっくり進めていくのもいいですが、苦手な箇所だけを重点的に練習するのもおすすめです。私は初心者の頃、どうしても男女の人体の比率を覚えることができなくて、そのページだけを定期的に模写してりしていました。
ポーズを描けるようになりたいなら

私は人物を描く上で、人体の比率、シルエットをポーズ集を見ながら少しずつ長い年月をかけて覚えていきました。
全身が描けると萌えシチュエーションや推しカプの絡みなども描けるようになって、表現の幅がどんどん広くなるのでより創作の時間が楽しくなります。
ここでは、初心者さんでも取り組みやすいシンプルでわかりやすいポーズ集を2冊厳選してご紹介します。
新ポーズカタログ1女性の基本ポーズ編

こんな人におすすめ
- 女性らしい自然な立ちポーズ、座りポーズが豊富に収録されている
- 1ポーズごとに複数のアングル(角度違い)が掲載されていて立体把握の練習にもなる
- カラー写真と白黒写真の2パターンある
使ってみた感想・実体験


人生初のデッサンです
私は様々なポーズを自由に描けるようになりたくて、こちらのポーズ集(旧版)を見ながらデッサンしました。
同じポーズでカラーバージョンと白黒バージョンがそれぞれ掲載されており、アオリフカンなど様々な角度で掲載されていて人体の構造の勉強にとても参考になります。
初心者の頃は毎日のようにこのポーズ集でデッサンなりクロッキーをして、女性のカラダの構造を覚えていきました。
とにかく、基本的でシンプルなポーズが多いので初心者さんにイチオシです。
ルーミスのやさしい人物画で学んだこと(単純化やシルエットで見るなど)を意識してデッサンなり、クロッキーをすると効果的。ただし人体は複雑で難しいので1年2年でマスターできるものではありません。慌てずにコツコツ取り組んでいきましょ^^
新ポーズカタログ2男性の基本ポーズ編

こんな人におすすめ
- 男性特有の体格や重心を意識したポーズが多数掲載されている
- 女性版同様に角度違いのカットが複数あるので、立体のイメージを掴む練習にもなる
- 筋肉表現がくどすぎず、初心者にも描きやすいバランスがとても良い
使ってみた感想・実体験

とにもかくにも男性モデルさんの体格がデッサンにちょうど良い。
細すぎず、けど体格も良すぎず。
少女漫画に登場するモデル風の男性ではなく、少年漫画に出てくるような程よい筋肉質のモデルさんなので、しっかりと筋肉の位置を確認しながらデッサンできます。
あと女性版同様にポーズが基本的でシンプルなところが良い!
こんなポーズが欲しかった!という日常生活でよく見るポーズが豊富なのでイラストにも取り入れやすいです。
初心者の頃はクロッキー用によく使っていました。今は女性と男性の身体の形の違いを確認するのに使ったり、筋肉の盛りあがり方などを確かめるのにもよく使っています。
キャラクターを上手に描けるようになりたいなら

キャラクターの魅力を引き出すためには、顔や身体の比率、動きなどをどう表現し、デフォルメしていくかも大切です。
ここでは、キャラ作画の基礎から応用までを楽しく学べる参考書を3冊紹介します。
キャラクターに命を吹き込むコツがぎゅっと詰まった内容です!
アニメ私塾流 最速でなんでも描けるようになるキャラ作画の技術

こんな人におすすめ
- 模写のやり方、デッサンのやり方など絵の基礎から徹底的に教えてくれる
- 初心者がよくやりがちな失敗例と合わせて描き方のコツを紹介している
- 人体を単純化する方法がわかりやすい
使ってみた感想・実体験
私が絵を本格的に描き始めるキッカケとなったアニメ私塾さんの初の技法書。当時はネットで予約して、自宅に届くのを心待ちしていました。
当時は、アニメキャラクターの描き方を具体的に教えてくれる情報がまだ少なく、YouTubeでアニメ私塾さんの講座を見てコツコツ絵の練習をしていました。
この本には、動画の中で繰り返し語られていた大切なポイントがコンパクトにまとめられています。
初心者さんはこの本だけだと難しく感じる部分もあるかもしれませんが、アニメ私塾さんの過去の動画を一緒に見ながら読み進めることで理解を深めていけます。
キャラクターを描く時の基礎がここに全て書かれているので、何かつまずいた時に見返すと改善や上達のヒントが見つかるかもしれません。
ゼロから学ぶプロの技 神技作画

こんな人におすすめ
- どうすればキャラの魅力を引き出せるのかを作例と共に解説
- キャラの動きや演出のコツにも触れている
- 別冊 なぞって覚える練習帳が初心者に親切
使ってみた感想・実体験

初心者だった頃、この本を最初から最後までとにかく模写しました。
当時はアタリの取り方や線の捉え方がわからず苦戦していたので、『アタリの取り方』『肉付け』『髪の流れ&重力』『立体の捉え方』『陰影のつけ方』など、私にとってはすごく参考になるものばかりでした。
掲載されているイラストは、ラフスケッチのような雰囲気で説明も少しふんわりした表現が多いと感じる部分もあります。
ですが、当時初心者だった私にとっては、十分参考になる内容でした。何より描かれている絵がとても上手で、学びがたくさんありました。
著者のtoshiさんは自身のpixivアカウントに本に掲載されているような絵を多数投稿しているので、それらが気に入った方は買ってみるのも良いかもしれません。
初心者だった頃、模写のためのイラストを毎回ネットで探すのが手間に感じていた私にとって、この本はとても助かりました。本をパッと開けば模写したい絵が次から次へと出てくる。
時間や手間をかけずにすぐ模写の練習に取りかかれるので、買ってよかった一冊です^^
リアル寄りのイラストを模写したい時、動きのあるイラストを描きたい時におすすめです。
マンガで分かりやすい! れもんちゃんキャラのポーズが描けるようになりたい

こんな人におすすめ
- ゆるいマンガ形式でとにかく楽しく読める
- 苦手意識を感じずにポーズを練習できる
- 収録されているポーズ集がめっちゃ参考になる(マジ神)
使ってみた感想・実体験
真面目なポーズ集だけだと息苦しさを感じてしまうと思いますが、この本は楽しく読み進められたので無理なく勉強できました!
個人的に、この3冊の中で1番好きなのがこのレモンちゃんシリーズだったりします^^
漫画形式で小中高生にもわかりやすく解説しています。
なのでルーミスのやさしい人物画やアニメ私塾さんのような専門的すぎる参考書を購入して挫折しそうな方にもおすすめ。
レモンちゃんシリーズの絵柄はシンプルで単純化の練習にも最適!
特にラストの方に掲載されている素体集(ポーズ集)が模写やトレースにめっちゃ良い!ちゃんとラッピングラインが引かれているので人体の立体の把握もしやすいです!
レモンちゃんシリーズは楽しく学びたいタイプの人にとてもおすすめです。
ラストに掲載されている素体集を模写したり、トレースするのに大活躍!トレースしやすいように電子書籍版を購入することをおすすめします。素体集のページをスクリーンショットしてお絵描きソフトに読み込んで、それをトレースしたり模写するのに便利でした。
手足の描き方を学びたいなら

手や足は、イラストの中でも特に描くのが難しい部位ですよね。
ポーズ全体は良くても、手足が不自然だと違和感が出てしまいます。
そこで今回は自然で魅力的な手足を描けるようになるためのポイントが学べる本を2冊ピックアップしました。
手足の描き方 マスターガイド

こんな人におすすめ
- 複雑な手や足を単純な形でとらえるコツを丁寧に解説
- 実写をどのようにデフォルメすればいいのか作例が豊富
- 様々な角度、シチュエーションの実写モデルが豊富でポーズ集としても優秀
使ってみた感想・実体験

手のクロッキー

鉛筆で線画を描いている
手を描くときに複雑な指をどう単純化させれば良いのかわからなかったのですが、この本に出会ってから手と足の単純化のコツが学べてかなり苦手意識が軽減しました!
この本はとにかく単純化させるコツを紹介するのが上手です!

それでいてどうデフォルメすれば良いのかも作例と共に提案してくれているのですごく参考になりました。
今までぐちゃぐちゃになりがちだった手が少しずつ上達していくのが嬉しかったです。
とにかく人体は単純化!
モデルさんを使ったさまざまな手のポーズ集がとても充実していて、資料としてとても頼りになります。
手のポーズだけを集めた本は意外と少ないので、手だけをクロッキーしたいときにも本当に重宝しています。
手足を単純な形で捉える練習をしたい時や、オリジナルイラストで手のポーズの資料が欲しい時にめっちゃ使えます。また、手足に特化したポーズ集としても優秀です。
加々美高浩が全力で教える「手」の描き方 圧倒的に心を揺さぶる作画流儀

こんな人におすすめ
- 手の動きと感情表現に特化した解説
- デッサンよりも見栄えを重視した表現を学べる
- プロ視点の細かいコツが満載
使ってみた感想・実体験
個人的に、こちらの本は中級者向けの本だと思うので、初心者さんが手に取ると難しく感じてしまうかもしれません。
内容はやや中級者向けではありますが、手の基本的な構造や単純化のコツ、作例も豊富に紹介されているので、初心者の方が見ても学べることは多いと思います。
この本のお気に入りポイントはやっぱり『自分では気づけない手の描き方のコツ』が随所にあるところ。
『あ…そんなところにも気を配って描いているんだ』とか『え!そこに1本線を入れるだけで全然立体感が違う!』など、そういうことに気づかせてくれます。
内容がやや中級者向けなので初心者さんはまず先ほど紹介した『手足の描き方 マスターガイド』で練習をして、さらにステップアップしたくなったらこちらの本を購入するのも良いと思います。
手がうまく描けないとき、なぜ描けないのかがわかるヒントが詰まっています。そしてデッサンよりも見栄えを重視したカッコいい手が描けるので模写用にもおすすめです。
衣服の描き方を学びたいなら

衣服の描き方に苦手意識を持っている方も多いかもしれません。実は私自身も、今でも洋服を描くときには悩むことがあります。
それでも、今回紹介する参考書はそんな私にとってもこれは買ってよかったと思える心強い1冊ばかりです。
初心者の方にも取り組みやすい内容の3冊を厳選してご紹介します。
ファッションデザイン画ビギナーズ超速マスター

こんな人におすすめ
- ファッションデザイン画の基本から応用まで学べる
- ファッションデザインの視点で、服の描き方がわかる
- 素体にどうやって衣服を着させるのかがわかりやすい
使ってみた感想・実体験

洋服の構造や描き方が知りたくてこちらの本を購入したのですが、ファッションに興味のない人にもおすすめです!
まず、イラストにも応用できる洋服の描き方、シワの入れ方、そして素体にどうやって衣服を着せれば良いのかがすごくわかりやすかったです。
最初、『ファッションデザインを描くわけじゃないから必要ないかな…でも気になるな……』て不安になりながらネットで注文していざ届いたら、内容が本当に自分のイラストにも応用できて感動しました。
特にファッションイラストに興味がある方は買って損はないです。1冊あると便利です。
あとマネキン(素体)の描き方ものっていて、これもめちゃくちゃ参考になりました。特に足の単純化が当時苦手だった私は『あ!そうやって単純なアタリを描けば良かったのか!』と気がつくことができたので、もう大満足の1冊でした。
洋服の種類、シワの描き方、素体にどうやって衣服を着せていくのか知りたい時に大活躍する1冊です
写真と図解でわかる 衣服のシワ上達ガイド

こんな人におすすめ
- 写真と図解でデフォルメされたシワの描き方がわかる
- セーラー服、ブレザーなどの制服はもちろん、普段着のポーズ集もある
- ワンポイントアドバイスがたくさんのっている
使ってみた感想・実体験
この1冊で女性のセーラー服とブレザー、男性の学ランとブレザー両方の描き方を学べます!
初心者が見逃しがちな描き方のワンポイントアドバイスもいくつも載っているので助かります。
たとえば、『ブレザーに細かいシワを入れると安っぽく見えるので、大きなシワを選んであとは省略しましょう』とか、こういう気の利いたアドバイスがとにかく豊富。初心者のうちは、見えたシワをそのまま全部描いてしまいがちですが、そうならないための考え方やポイントが丁寧に解説されています。
ポーズ集としても優秀で、歩き、走り、座り、腕を組む、手を挙げるなど、日常生活で多く見られるシーンが豊富。ただ初版が2009年と古い為、スマホではなくケータイ(ガラケー)が登場します。
あとTシャツやパーカーなどのカジュアルな日常の服を着たポーズ集も収録されているので、個人的にはお得感があって大満足の1冊です。
制服姿の男女を描きたい時、制服の構造を知りたい時に大活躍します。
動きとシワがよくわかる 衣服の描き方図鑑 服の仕組みから角度別の描き方まで

こんな人におすすめ
- 服の構造、シワができる仕組みを詳しく解説
- 動きによってどう形が変化するかがよくわかる
- キャラクターイラストにもすぐ活かせる内容
使ってみた感想・実体験
服の構造はもちろん、動きやポーズによってどのように形が変化するのかをいくつもの作例と共に紹介してくれています。
衣服に隠れて見えない身体の部分も描いてくれていたり、衣服の専門的な名前(カーゴパンツ、クロップドパンツなど)も掲載されているので助かります。
男女のパンツの描き分けや、スカートのシワができる構造など初心者~中級者向けに丁寧に解説してくれています。
服を描くのが苦手な人ほど、基礎資料として手元に置いておくと安心できる1冊だと思います。
洋服の種類が知りたい時や、服の描き方シワの入れ方の参考にしたい時にあると便利!
デジタルの塗り、クリスタの使い方を学びたいなら

あの神絵師様と同じペイントソフトを使って絵を描いているのに、仕上がりが全然違くて愕然としたことはありませんか?
何を隠そう、私がそうだったんです^^
どのペンを使えばいいの?、キャンバスのサイズは?どうやって塗るの?って最初は本当に何もわからず全てが手探りでした。
そんな方のために、ここではCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)を使ったデジタルの塗りを基礎から応用まで学べる参考書を紹介します。
デジタルイラストの「塗り」事典 CLIP STUDIO PAINT PROで描く! 多彩な描画のテクニック56

公式さんが中身をパラパラ紹介
こんな人におすすめ
- 定番かつ様々な塗りスタイルを分かりやすく分類して紹介
- ブラシやレイヤー構成、設定まで細かく解説
- 神絵師が使っている技をたくさん学べる
使ってみた感想・実体験

初心者ながらに背景をぼかす技法に挑戦

色トレス、ブラシ塗り、発光などの技法を取り入れて描いた
デジタルでの塗り方、そしてクリップスタジオペイントの使い方が右も左もわからない、完全初心者だった頃に購入したこちらの『塗り事典』は本当に私にとっては大切な技法書でした。
キャンバスのサイズ、解像度、ペンの種類、塗り方などなど、知りたい情報が満載で本当に助かりました。特にテクスチャを貼り付けるやり方と色トレスがすごく好きで、その技は今も良く使っています。
絵を描き始めたばかりの私は『この塗りどうやってるの?』と悩むことが多かったのですが、様々な技法のバリエーションを知り、それを自分の作品に取り入れてみるのが楽しかったです。例えば、背景をぼかしたり、モチーフを発光させてみたり^^
今から約9年ほど前の本ではありますが、クリスタ初心者さんにとてもおすすめです。
イラストを創作していて『ここはどうやって表現すればいいんだろう?』とつまずいてしまった時に、塗り方を研究したり、神絵師が使っている技を取り入れたりすることで徐々に塗りも上達していきました。
この本も人気!
(レイヤーデータ特典付き)プロ絵師の技を完全マスター 真・キャラ塗り上達術 完全版 CLIP STUDIO PAINT PRO/EX/iPad 対応
配色・色の組み合わせに悩んだら

色選びはイラストの印象を大きく左右します。
「配色が決まらない」「色合わせがうまくいかない」と悩んだときに役立つ本を紹介。
色の基本ルールや組み合わせのコツを学ぶことで、イラストの完成度をぐっと高めることができます。
配色スタイルハンドブック

こんな人におすすめ
- 色の雰囲気や印象ごとにスタイルが分類されている
- 配色例が豊富で、イラストにすぐ応用できる
- トーンやバランスの考え方も学べる構成
使ってみた感想・実体験

配色本で色味だけ変更してみた
私は色のセンスが壊滅的だったのですが、この配色本に出会ってから割と早い段階で配色センスが身についていきました。
著者のローレン・ウェイジャーさんの作り出す配色の世界観が大好きで、本屋さんで一目ぼれして購入しました。
自然で静けさのある雰囲気からポップ&ファンシーな配色など様々な配色がたくさん紹介されています。そしてとにかくすべてかオシャレ!もう一度言いますね、すべてがオシャレなんです!!


配色のセンスが皆無だった私もこの本を参考に絵を塗りはじめたら一気に垢ぬけたので、配色が苦手な方におすすめです。
そう、配色センスは才能とは関係なく、後からでも十分磨くことができるんです。
以下の記事で配色本の選び方についても詳しく紹介しています。

イラストの配色に悩んだ時、配色のセンスを独学で磨きたい時におすすめです。
こちらの配色本も絵を描く人に人気です
今回は全部で13冊ご紹介しました。
本の内容が気になった方は、Amazonの試し読みやサンプルをチラッと見てみるのもおすすめです^^
初心者に特におすすめのイラスト参考書3選
『結局どれを買えばいいのかわからない…』という方のために、私が特に参考になったと感じた3冊をピックアップしました。どれも初心者さんにやさしく、実際に使って役立ったものばかりです。
特におすすめの3冊はこちら
- マンガで分かりやすい! れもんちゃんキャラのポーズが描けるようになりたい
- 専門的なことをしっかり漫画でわかりやすく教えてくれているのですごくおすすめです!
- デジタルイラストの「塗り」事典 CLIP STUDIO PAINT PROで描く! 多彩な描画のテクニック56
- クリスタデビューした方におすすめ!ここで紹介されている技法をどんどん取り入れてみてください!
- 新ポーズカタログ1女性の基本ポーズ編または男性版
- 人体の単純化や比率を覚えるために1冊あると便利。全身が描けるようになりたい方におすすめです
さらに以下の記事では私が1年目にした絵の練習と上達の過程を紹介しています。

参考書を使ったイラスト上達のコツ

イラストを上達させるために大切なのは、「デッサン」「模写」「オリジナル制作」の3つを繰り返し練習することです。これはアニメ私塾さん(@animesijyuku)が公開している効率のいい上達法です。
私は今回紹介した技法書やポーズ集などを参考に、『デッサン』『模写』『オリジナル制作』を何度も何度も繰り返しました。
注意点としてはただ模写するだけだとあまり効果がありません。
しっかりと頭を使って、考えながら模写やデッサンをすることが大切です。
私自身も集中力が切れて作業のように模写していた時期は、描いても描いてもあまり成長を感じられませんでした。
なのでしっかりと考えながら模写をすること。そして集中力が途切れたら休憩をとって、頭の中をいったんリセットすることが大切です。
自分で考えながら練習しないと、ただ模写が上手いだけの人になってしまいます。結構頭を使うと疲れますが、確実に効果はあるので諦めずに頑張ってみてください。
もちろん私も頑張ります!楽しみながら気楽にやっていきましょう\(^o^)/
独学に限界を感じたらオンライン講座もおすすめ!
専門学校や美大などに行かず、本やYouTubeなどを参考に独学で絵の練習をしているとどうしても解決できない悩みや不安に襲われることもあると思います。
私の場合、絵の悩みを相談できる人が周りにいなかったので、全て自分で調べて解決する必要があり、正直大変でした。
そんな時、心強かったのがオンライン講座の『パルミー』や『CLASS101』でした。
現役プロのイラストレーターさん、アニメーターさんのお絵描き講座は、私の悩みや上達への不安を払拭してくれました!
本やYouTubeだけで絵の練習をすることに限界を感じてしまっている方や、短期間で効率よく上達したい方は有料のオンライン講座という選択肢もおすすめです。
詳しい体験レビュー記事もありますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
お絵描きオンライン講座パルミー


まとめ
イラスト上達は一朝一夕ではなく、コツコツと積み重ねることが何より大切です。
ポーズ集や技法書を使って以下のことを意識してみてください
- デッサン・模写・オリジナル制作を繰り返す
- 考えながら描くことを意識する
- 限界を感じたら、プロの力を借りるのもOK
今回紹介したポーズ集や技法書が、あなたの創作のヒントになれば嬉しいです。
こちらの記事もおすすめです

それではまた次回\(^o^)/