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【イラスト上達法】2年目で効果を実感した練習と行動まとめ

当ページはプロモーションを含みます。

『絵がうまくなりたいけど、どんな練習をしたらいいのかわからない…』

そんな悩みを持つ方に向けて、この記事ではイラスト2年目の成長記録と実際に効果を感じた練習方法を紹介します。

完全な初心者から独学で始めた私が、

・どんな練習で絵が変わったのか
・モチベをどう保ったのか

を実体験をもとにお伝えします。

クロッキー帳の中身やオリジナルイラストも公開しているので、これから練習を始める方や、なかなか思うように成長できずに悩んでいる方の小さなヒントになれたら嬉しいです。

もくじ

イラスト2年目 上達した練習法と成長の記録

私がイラスト2年目にやった練習方法は1年目とほとんど同じです。

【デッサン】⇒【模写】⇒【オリジナル制作】、この3つを無限にループし続けること。

個人的にはこの無限ループが1番自分に合っていて効率よくステップアップしていけました。

それにプラスして、2年目に新しく取り入れた以下の3つの練習もすごく良かったです!

2年目に取り入れた新しい練習

  • 思い出し模写
  • デジタルでトレース
  • アナログ画材での創作

思い出し模写で複雑な人体の形を暗記し、トレースではキレイな線画の描き方を学び、アナログ画材でモチベーションの回復などをはかっていました。

この他にもこのブログを立ち上げたこと、YouTubeにイラストを投稿しはじめたことも上達のあと押しになりました。

それでは、イラスト2年目の成長過程を紹介する前に、1年目の成長過程を少し振り返ってみたいと思います。

イラスト初心者1年目の上達過程と練習法

上記はイラストを本格的に描き始めた2016年11月のイラストとその約1年後のオリジナルイラストになります。

この1年目で『絵は才能ではなく努力で誰でも上達するんだ!』と実感できたことで、2年目、3年目と継続して絵を描き続けていくことができました。

この1年目の成功体験がいまも絵を描き続ける原動力になっています。

1年目にどんな練習をしてどう成長してきたのか、詳しい過程は以下にまとめてあります。

イラスト1年目の成長記録

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イラスト上達の無限ループ

上達の無限ループ

・デッサン(クロッキー)
・模写
・自主制作

上記3つの練習法を何度も繰り返していくことで少しずつではありますが自然とステップアップしていけました。

これはアニメ私塾さん(@animesijyuku)が教えている絵を効率よく上達していくための基本練習です。私自身、イラスト2年目もこの3つの練習を基本として続けてきました。

では、この練習法でどんな変化がありどう成長していったのか、月ごとの記録をゆっくりたどってみたいと思います。

月ごとで見る!2年目の上達過程

今回は、2017年12月~2018年12月までに描いたクロッキー帳の中身や創作イラストをご紹介します。

なお、著作権の都合上、模写イラストは掲載できませんのでご了承ください。

掲載している絵を見ると『デッサンばかりしていたのかな?』と感じるかもしれませんが、実際は模写も並行して取り組んでいました。

それでは、私の2年目のイラスト成長記録をどうぞ~。

2017年12月:思い出し模写で記憶力と観察力を強化

こちらは【萌えふたりの描き方 おんなの子編】という技法書を模写したイラストです。

この当時推しているカプがあって、もっと推しカプの萌える絡みを描きたくてこの本を購入し模写しはじめました。

この本ではふたり組の構図だけじゃなくて、『手も感情表現の1つ』なんだということを学びました。その気づきが、ものすごく自分にとって大きな学びになりました。

30秒ドローイングに初挑戦

日々デッサンしても思うように人体を描けなくて悩んでいた時に、30秒ドローイングが良いと知り【ポーズマニアックス】というサイトを利用して人生初の30秒ドローイングに挑戦してみました。

最初は全然上手く描けなくて、30秒では足りなくて60秒ドローイングをしていました。

ただこの頃の自分はあまり効果を感じなくて1日で止めちゃいました。

思い出し模写に初挑戦

いつまで経っても人体をまともに描けないことに悩んでいた私は、今度は『思い出し模写』が良いと知るとそれに挑戦しはじめました。

思い出し模写とは?

思い出し模写とは、模写をしたあとに資料を見ずに、もう一度同じ絵を描いてみる練習です。観察力と記憶力の精度を高める効果が期待できます。

この思い出し模写がすごく有効で、この練習のおかげでかなり上達したと思っています!

思い出し模写のやり方

  • まずはポーズ集を見ながら、いつも通りクロッキーをする
  • 次に、資料を見ずに思い出しながら同じポーズを描いてみる
  • 元のポーズと見比べて、描けなかった部分をチェックする
  • 苦手だった箇所を重点的に練習する

上記の手順で同じポーズを何度も繰り返し練習しました。

この練習は模写はできるけど自分で考えて描くことができない人にもおすすめです。

私は特に『首のつき方』や『肩まわり』『お腹と腰のライン』がうまく描けずにずっと悩んでいました。でも、思い出し模写を繰り返すうちに、少しずつですが手と頭に人体の構造を覚えさせていくことができました。

この練習は頭がかなり疲れるのでお茶と甘いお菓子は必須です^^

2018年1月:創作イラストのアイデアスケッチ

こちらは新しい創作イラストのアイデアスケッチです。

着物を着た女性を描きたくて構図の案や女性に着せる着物のデザインなどを考えていました。

あと1月は特に練習はしておらず、このイラストの創作に毎日時間を費やしていました。

2018年2月:制服の練習と一枚絵の完成

ここら辺から制服を着たデッサンにも挑戦しはじめました。【キャラポーズ資料集 女のコの制服編】というポーズ集を参考に練習しています。

左下の顔のイラストはらくがきです。

『目玉を大きくするとかわいくなるらしい』というメモは、当時の自分なりの発見を書き留めたものだったりします。

もともとはリアル寄りの絵柄を目指して模写に取り組んでいたのですが、なかなか可愛い女の子が描けずに悩んでいたんです。

そんな中、試しに萌え系のように目を少し大きめに描いてみたところ、以前よりもほんの少しだけ可愛い雰囲気が出た気がしてなんだか嬉しかったのを覚えています。

デッサン(クロッキー)をやりつつ、息抜きで顔の、特に目のデザインなども研究したりしていました。

ただやっぱりリアル系の絵柄も捨てきれずに、萌えイラストとリアル系のイラストの両方を描いています。

一枚絵が完成!

イラスト歴1年

そして1月に描いたラフを約1ヵ月半かけて描き上げた作品がこちら。

線画に3週間、塗りに3週間ほど時間をかけてかきました。

なぜこんなに時間がかかったのかと言いますと、

  • ポーズが難しかった
  • 傘が描けなくて何日も描き直した
  • 初めてネコを描いて難しかった(しかも4匹も)
  • 着物の形やデザインが難しくて苦戦した
  • 髪飾りの資料集めや描写に時間がかかった
  • 椿が難しかった&1つ1つ手作業で描いて時間がかかった
  • 塗りが苦手でどう塗れば良いかわからず試行錯誤をくり返した

とにもかくにも初めて描くものが多すぎて、この当時の自分の実力以上の構図に挑戦したことともあり、完成までにかなりの時間がかかってしまいました。

2025年追記:線画も公開

この当時のことは今でも覚えていて、毎日どうしたらもっと良くなるのか【デジタルイラストの「塗り」事典 CLIP STUDIO PAINT PROで描く! 多彩な描画のテクニック56】という技法書を常に机の上に開いて絵を描いていました。

この本をきっかけに、

・背景の前後のぼかし加工の仕方
・空気遠近法
・線画はベクターレイヤー
・塗りはラスターレイヤー

といった、デジタル作業の基本がだんだん身についていきました。

初心者でも実践しやすく、1ページごとに新しい発見と学びが詰まっているので、『デジタルの塗りに自信がない』『もっと雰囲気のあるイラストにしたい』と感じている方には本当におすすめの1冊です。

今でも手元に置いている1冊です

2018年3月:トレースで線画力をアップ

これは某アニメのキャラクターを自分絵で描いたファンアートです。

この絵で私は線画を美しく描くコツを覚えました!

この女の子のイラストを描く時、どうしても髪をなめらかに描けず悩んでいたんです。

自分の憧れのイラストレーターさんは、まるで流れるような美しい線で髪を描かれていて、『どうしたら自分もこんな風に魅力的な線が引けるようになるんだろう…』と、ずっと不思議に思っていました。そこで勉強の一環として、恐れ多くもその方の作品をお手本に、デジタルでトレースの練習をさせていただきました。

実際にトレースさせてもらうと、そのイラストレーターさんの線画は本当に美しくて特に長い髪の線は途切れることなくつながって描かれていることに気がついたんです。

『え?この長い線ってもしかして一筆書きなの?』と気になって、自分のイラストでも試しに一筆で髪を描いてみたんです。すると驚くほどきれいな線が引けて、線画のクオリティが見違えるほどアップしたんです。

この小さな発見のおかげで、以降線画を描くのが楽しくなりました。

線画のクオリティを上げるワンポイントアドバイス

デジタルイラストの線画が綺麗に描けないよって方はもしかしたら短い線をつなげながら描いていることが原因かもしれません。思い切って一筆書きでさら~と描いてみると美しい線が引けますよ^^

ここでお伝えしたいのは、心から尊敬しているイラストレーターさんの作品をお手本に、実際に線をなぞって学ばせていただくことの大切さです。

線の太さや強弱、リズム、流れを実際に手を動かしながら感じ取ることで、自分では気づけなかった繊細な技術や工夫に気づけることもありす。

透明水彩デビューした

そしてこの年、私は人生で初めて透明水彩に挑戦しました。

大好きな水彩作家さんに憧れて初めて固形水彩を購入したのですが、その水彩の色があまりにも美しすぎて一瞬で水彩の虜になってしまい、これ以降私は水彩沼へとハマっていきました。

もちろん最初は独学だったこともあり、水の量や色の重ね方が分からず、いつも絵の具を濁らせてばかりいました。

それでも試行錯誤しながら描いたりんごの水彩画がこちら。

最初は腐ったりんごばかり描いていたけど、水彩の色の広がり、滲みが本当に美しくて楽しかったのを覚えています。

私が初めて手にした透明水彩絵具はこちら

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2018年4月:ブログとYouTubeをはじめた

4月はデッサンはほぼほぼやらず、好きな漫画家さんの絵やアニメの設定資料集をたくさん模写していました。

著作権上お見せできなくて申し訳ないのですが、主に顔を集中的に模写していました。

この頃模写していたのはリアル系ではなく、いわゆる萌え系のイラストです。

検索避けのために一部文字を伏せさせていただきますが、

・グ〇ン〇ガン
・キ〇ラ〇ル
・宝〇の国

などを模写していました。

自分はリアル系よりも萌え系との方が相性が良いことに気がつき、以降は萌えイラストを中心に模写したり創作したりするようになりました。

この時、自分が“描きたい絵”と“得意な絵”は、必ずしも一致しないんだなと実感しました。

ブログとYouTubeを同時にスタート!

・2018年4月28日:ブログ初投稿
・2018年4月29日:YouTube初投稿

3月に透明水彩にハマり、4月には念願のコピックも手に入れて、気づけば私もすっかり画材オタクに。

このあふれる画材愛を発信したくて、その勢いのまま『くうこのイラスト帳ブログ』と『YouTube』をスタートさせました。

もともとフリーランスでWEBサイトを運営していたので、ブログを立ち上げるのはなんてことはなかったのですが、YouTubeはドキドキしながらコピックのレビュー動画を初投稿しました。

もちろん初日の閲覧回数は5。全部自分^^

画材が好きな友人が一人もいなくて、でも画材の話を誰かに聞いてもらいたくて、まったくの壁打ち状態で運営しはじめましたが、それでも当時は本当に楽しかったです。

ちなみに初投稿した動画やブログ記事は情報が古くなってしまったため現在削除済みです。

2018年5月:水彩の練習をがんばっていた

練習量はかなり少な目ですが、定期的に裸の人体をデッサンしていました。

5月にした練習はこちら

・アニメの模写
・デッサン
・自分絵でクロッキー

自分絵でクロッキーていうのは、ファッションサイトの全身写真を自分の絵柄で模写する練習方法です。

クロッキーは少しずつ上達してきてもオリジナルで描くことが全然できないことに悩んでいたので、ちゃんと自分の絵で描けるように練習していました。

水彩も少しずつレベルアップ

腐ったりんごを描くのを卒業しました!

この月あまり絵の練習をしていなかったのには理由がありまして、透明水彩の練習をたくさん頑張っていたからです。

少しずつ透明水彩も上達してきてどんどん水彩沼にハマっていきました。

透明水彩が上達するまでの練習記録はこちら

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2018年6月:自分の絵柄をようやく見つける

この辺から今の絵柄になってきました!

絵の練習を始めて20ヵ月目にしてついに、自分の絵柄という物を見つけたみたいです\(^o^)/

上記画像と似たようならくがきをたくさんしていました。

ちなみにデッサンやクロッキーは飽きてしまってこの月はやってません。1番やっていたのは顔の研究ですね。

デッサンや模写だけやっても上達しにくいので、ここでちゃんと自主制作に集中していてエライです

2018年7月:カラー芯でアタリを取るようになった

この頃から下描きにカラー芯を使うようになりました。

アタリや下描きにカラー芯を使うようになってから、線が見分けやすくなってごちゃつきも減り、ずいぶん描きやすくなりました。シンプルですが、意外と効果のある工夫なのでおすすめです。

詳しくはこちらの記事で紹介しています

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講座っぽいものをブログとYouTubeに投稿

4月に手に入れたコピックにすっかりハマってしまって、単色でコピックを少しずつ集める日々。

そんな中、自分の絵柄に合うスキンカラーを見つけるべく、日々いろいろ試してようやく見つけた肌の色を共有したくなって、YouTubeとブログにおすすめのスキンカラーを紹介する内容を投稿しました。

この頃まだチャンネル登録者は150人~200人いたかなってくらいだったのですが、視聴者さんから絵柄を褒められてとっても嬉しかったのを今でもちゃんと覚えています。

まだまだ全然絵が下手なのですが、たくさんの人に『参考になります!』って言われて本当に嬉しかったです。絵が未熟でもどんどん発信していくことの大切さに気がついた瞬間でもありました。

当時書いたスキンカラーの記事はこちら

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動画制作やブログ記事を執筆している合間に描いたオリジナルイラスト。

下手だけと空気感が好きで、当時YouTubeのアイコンに使っていました。好きすぎて5年くらいずっと使っていました。

2018年8月:コピックの練習をがんばった

YouTubeでは水彩よりもコピックの投稿の方が結構反応が良いとわかると、コピックを中心に絵の練習を頑張るようになりました。

そしてYouTubeのコメント欄にて視聴者さんから『コピックのイラストメイキング動画も観てみたい!』とリクエストをいただき、勇気を出してこちらのメイキング動画を投稿しました。

投稿初日に視聴回数1000回と順調な出だして、その後も少しずつ少しずつ視聴回数が増えて行き1年後には2万回再生を突破しました。

ちなみに、なぜ水着の女の子を描いたのかというと、ふだん素体ばかり描いていて服を着た女の子をなかなか上手く描けなかったので必然的に水着の女の子になりました。……という裏話をここでひっそりと初めてお伝えします(*^^*)

もう古い動画で画質も悪くて恥ずかしいのですが、見たいよって方は以下のリンク先から見てみてください。

YouTube:【コピック】初心者向け塗り方メイキング/オリジナル水着女子描いてみた

そしてこちらはお蔵入りにしたデジタルイラストです。

当時はうまく描けなくて途中で投げ出しちゃったけど、いま振り返ってみるとちゃんと描けてるから最後まで描けば良かったなって思います。

鏡に映っている時計が反転されていないのは初心者ならではのご愛嬌と言うことで^^

まだまだ画力が初心者レベルなのにブログもYouTubeも積極的に更新していて当時の自分本当にがんばっていたなって思います。

2018年9月:ブログの投稿を頑張った月

まだまだ画力と絵柄にムラがある

10月になるとブログの更新がすさまじかったです。

ちゃんとしっかりした内容の記事を9記事も投稿していました。ビックリ!

ホルベイン透明水彩18色セットのレビュー
クサカベ透明水彩12色セットのレビュー

など、画材ブログとして日々画材を紹介する記事を書くのが楽しかったです。

その反面5月~9月はまったく絵の練習をしなくなってしまいました。つまりブログの更新と創作絵ばかりしていたという事。

ちなみにそれは全然悪いことではなくて、むしろ以前の自分は絵の練習ばかりしていたので創作をたくさんしはじめたのは良い傾向だと思っています。

創作をたくさんするようになるということは、自分の思う可愛い女の子が描けてきている証拠。

上記の水彩画はシュミンケホラダム永山裕子特選12色セットで描いたイラストです。当時シュミンケのデルフトブルーというお色に恋をしてしまい、水彩でイラストを描くのが楽しかったです。

私が世界で1番好きな水彩セット

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2018年10月:季節を感じるイラスト創作に挑戦

肩や腰の描き方に悩んでいて、久しぶりにヌードクロッキーをしてみました。とはいえ、10月に描いた人体クロッキーはクロッキー帳に4ページほど。正直ちょっと練習に飽きてしまっていた時期でした。

ほかには、アニメのバストアップ模写を3ページくらい、らくがき帳にはオリジナルイラストを4人ほど描いています。

らくがき帳に書いていたらくがき絵

何気にこの絵、今でも好き。

向かって左側の女の子の目とか表情が自分好みで可愛いです♪

この月はハロウィンのイラストも描きました。左が練習絵、右が本番絵なのですが……なぜか練習絵の方が可愛くなってしまう不思議。

でも本番絵ではちょっと難しい構図にチャレンジしたので、そこは自分で自分を褒めてあげたいです。

2018年11月:モチベの低下を画材愛で乗り越えていた

これは新作イラストのアイデアスケッチです。冬をイメージしたイラストが描きたくて色々構図を考えているところです。

10月に取り組んだ練習は、クロッキー帳に人体デッサンが3ページ、アニメの模写が5ページ、バストアップのらくがきが3ページくらいでした。

もし当時の自分にひとことアドバイスするなら、『もう練習なんてしなくて大丈夫だから、もっとオリジナルイラスト描こうよ!』って伝えたいです。

クロッキーや模写だけではなかなか絵の上達を実感できないので、もう少し創作絵をたくさん描いておけばよかったなと今では思います。

モチベーションも落ち気味で、絵を描くのがちょっとしんどくなっていた時期でもありました。

コピックの練習もがんばってた

このイラストは、コピック0番の使い方を紹介する動画を作ったときに描いたものです。

モチベーションが下がり気味で低空飛行だった私の創作意欲を支えてくれていたのが、水彩やコピックなどの画材たちでした。

新しい画材を手に入れると、早く使ってみたくてワクワクしながら机に向かったりして。絵を描く楽しさを思い出させてくれたのは、やっぱりいつも画材でした。画材の存在が本当に大きかったです。

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バレンタイン用の絵を描き上げる

これはバレンタイン用に描いたイラストです。私はいつも仕上げるのに時間がかかるので、11月頃から少しずつ描き始めて早めに完成させました。

今見ると頭の形がちょっと気になるんですが、自分的にはけっこう可愛く描けたと思っていて、実はお気に入りの一枚です。

ただこのあと、少しずつスランプに入り、女の子の顔がだんだん描けなくなっていきます。本当にビックリするくらい劣化していくんですが、その続きは次回の『イラスト歴3年目の成長記録』でお話ししますね。

2018年12月:イラスト歴2年目の集大成

このイラストは、YouTubeに水彩イラストのメイキング動画をアップしたくて描いたものです。

水彩のにじみ表現が大好きなので、にじみの技法を多用したりと自分なりに工夫はしているのですが、今見ると配色がちょっと残念ですね。

当時は『どうして自分はこんなに配色のセンスがないんだろう…?』『絵の才能がなくても、配色って上手くなれるのかな?』と悩みながら描いていました。

そんな想いから、数か月後に人生で初めて配色本を手に取ることになります

この一冊との出会いがきっかけで、少しずつですが色の組み合わせに自信が持てるようになっていきました。そのあたりの話も、次回の『イラスト歴3年目の成長記録』でたっぷり語ろうと思います^^

ちなみにこの12月は、絵の練習はほとんどできていません。絵は上手くなりたいのに、なぜか描く気になれない。そんな自分に自己嫌悪を感じる日々でした。

でも、落ち込んだときも心が折れそうなときも、画材だけはいつもそばにいてくれて。新しい絵の具やペンを手に取ると、少しだけ前向きな気持ちを取り戻せていました。

2年目にやってよかった練習と行動

1年目の頃のようにただ練習をするだけではなくて、どうしたらもっと良くなるのかを考えながら練習した年でした。

そこで2年目にやってよかった練習と行動をそれぞれ3つずつご紹介します。

やって良かった練習3選

「ただ描くだけ」から一歩進んだ練習へ

  1. 思い出し模写で記憶を定着!
    • 模写→何も見ずに再現することで、描く力がUP
  2. カラー芯でアタリを取ると線が見やすくなる◎
    • 線のごちゃつきが減って、仕上げまでスムーズに
  3. トレースで線の流れを学んだ
    • 憧れの絵をなぞって、プロの線の秘密を研究!

1 思い出し模写で記憶に定着!

同じポーズを何度も思い出し模写した記録

思い出し模写は模写した後に一度資料を閉じて、記憶だけを頼りに描いてみるという、とてもシンプルな練習法です。

私がこの練習を始めたのは、ポーズ集を見ながら1年以上人体のデッサンを続けているのに、なかなか比率や形を覚えられなかったことがきっかけでした。

実際にやってみると、自分がどこを理解できていないのか、どのパーツの形があいまいなのかが分かってすごく勉強になりました。

観察力・記憶力・アウトプット力を同時に鍛えられるので、初心者さんにもぜひ試してみてほしいおすすめの練習法です!

2 カラー芯でアタリを取るとスッキリ描ける!

以前はアタリや下描きの線がぐちゃぐちゃになって、自分でも何がなんだかわからなくなることがありました。

でも、カラー芯でアタリを描くようになってからは、線が見やすくなり、主線をきれいに描き起こせるようになりました。

特に水色のカラー芯は、あとから線画を整えるときに主線と区別しやすいので重宝しています。

個人的には『アタリ』と『主線』をしっかり区別できると線画のクオリティがアップする気がするのですごくおすすめ。

カラー芯を使ったアタリの取り方やおすすめアイテムはこちら

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3 トレースして線の流れを学ぶ

尊敬しているイラストレーターさんの絵を、リスペクトを込めて上からトレースしてみたことも大きな学びでした。

線幅、線の流れ、リズム感、ただ見ているだけでは気づけなかったプロのテクニックがたくさん詰まっているのを実感。

模写とはまた違う『線の感覚を掴む練習』として、取り入れてよかったです。

※もちろんトレースは練習用でありネットに公開しないことを前提としています

やって良かった行動3選

行動したからこそ、見える景色が変わった

  1. アナログ画材に出会って表現の幅が広がった
    • 透明水彩やコピックが、絵を描くモチベに!
  2. ブログを始めたら描く楽しさが倍増
    • 誰かに届けることで、自分の絵にもっと向き合えた
  3. YouTubeもスタート!コメントが自分の励みに
    • 緊張したけど、視聴者さんからたくさん応援してもらえて嬉しかった

1 アナログ画材に出会って表現の幅が広がった

この年から透明水彩やコピックなど、アナログ画材で本格的に絵を描き始めました。

上手くデジタルで色塗りができなくて、子どもの頃から憧れていた透明水彩とコピックに挑戦してみたら、その発色の美しさの虜になってしまい、気がつけばすっかり画材沼の住人に。

モチベーションが下がっても、新しい画材を購入すれば早くその画材を使いたくて一生懸命に創作絵を描いていました。

画材が私の絵の創作のあと押しをしてくれたことが長く絵を描き続けることができた1つの要因でもあります。本当に画材に出会えてよかった!

そしてその過程を誰かに伝えたくなって、次の2つの挑戦へとつながっていきました。

2 ブログを始めたら描く楽しさが倍増!

画材の楽しさやイラストの成長を記録していきたい!と思い立って、このブログ『くうこのイラスト帳』を開設しました。

もともと画材の話ができる友達もいなかったので、ネット上に自分の好きを発信できる場所ができたのは大きな変化でした。

最初は誰にも届かない壁打ち状態でしたが、それでも好きなことを自由に発信できる場所があるだけで気持ちが前向きになったり、絵を描くことの楽しさを再確認できたりしました。

ひと目を気にせず思いっきり画材愛を発散できたことで、自信や創作へのモチベーションが少しずつ育っていきました。

3 YouTubeもスタート!コメントが自分の励みに

さらに一歩踏み出して、YouTubeにもメイキング動画を投稿するように。

YouTubeをはじめる前までは本当に孤独にただ一人で絵を描いているだけでしたが、YouTubeをはじめてからチャンネル登録者が徐々に増えてくると、まだまだ絵が下手な私のことを温かく見守ってくれる方、応援してくれる方、アドバイスしてくれる方などコメント欄での交流がモチベーションになりました。

カメラの設置や編集など、最初は戸惑うことばかりでしたが、誰かと絵の話ができる喜びを初めて感じて『発信って楽しい!』と思えるようになりました。

動画を投稿するたびに『待ってました!』『動画アップお疲れさまです』『ありがとうございます!』といった声をいただけて、『えっ、ありがとうと伝えたいのはこちらなのに!』と、ただただ驚きと感動で胸がいっぱいでした。

たった一言のコメントが、沈みがちな心をふっと持ち上げてくれる。描くことに自信が持てない日も、『また頑張ってみよう』と思えたのは、あのあたたかい声のおかげです。

どこかで誰かが自分の描いた絵を楽しみにしてくれている。その実感が、私にとって何よりの励ましで、絵を描き続ける原動力になっていました。

応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。あの頃いただいた言葉たちは、今でも私の宝物です。

いま、一番伝えたいことは

自分の絵を応援してくれる人がいる――その存在が、絵を描き続ける大きなモチベーションになっていたんだと思います。

ひとりで黙々と描いていた頃とは違う、誰かとつながっている感覚が、あたたかな支えになっていました。

だからこそもしあなたが絵が上達したいと思っているのなら、たとえ今はまだ初心者レベルの画力でも、SNSなどで思い切って自分の絵を公開してみてほしいです。

きっと、あなたの絵を楽しみにしてくれる人が必ずいます。応援してます。

次回のイラスト歴3年目の成長記録へ

このあと私は、イラスト歴3年目に突入します。

ですが、そこで待っていたのは思いがけない大スランプでした。

でも、そこでの試行錯誤や新しい発見が、結果的に大きな画力アップにもつながりました。

スランプを乗り越えた3年目の記録はこちら

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まとめ:絵の世界が広がった2年目

2年目はクロッキーや模写などの基本練習だけでなく、アナログイラストにも挑戦して表現の幅を広げた年でした。

YouTubeやブログなど、発信を始めたことも大きな一歩。

『描く楽しさ』や『人とつながる喜び』を感じられたことで、創作のモチベーションを育てる大切さに気づけた1年でもありました。

次回の3年目は、スランプの中でも試行錯誤していた日々を正直に、そして楽しくお届けできればと思います。

イラスト1年目の上達過程はこちら

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この記事が、あなたのこれからの創作にそっと寄り添うものになれたら幸いです。

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