コピックでグラデーションするのって、意外と難しいですよね。
私はコピック初心者だった頃、どうしてもうまくグラデーションさせることができなくてすごく悩んでいた時期がありました。
けど、それは私が下手だから――ではなくて、知識が無かっただけでした。
コピックのグラデ塗りにはちょっとした知識があるのとないのとではグラデーションのしやすさが変わってきます。
そこで今回は、初心者さんはまず2色のグラデーションからはじめてみると楽しいよって話もしながら、コピックのグラデ塗りの方法を紹介していきます。
初心者でも簡単にコピックをグラデーションさせる3つのコツ

初心者さんは今から紹介する3つのコツを取り入れると簡単にグラデーションできると思います。
コピックのグラデーション3つのコツ
- 2色からはじめる
- 淡い色を選ぶ
- 同系色、近似色を選ぶ
この3つに気を付けて色を選ぶのがコツです。
では詳しく解説していきますね!
2色のグラデ塗りから始めてみよう

これは私がまだコピック初心者の頃の体験談なのですが、当時、好きだったコピック系のイラストレーターさんの塗り方に憧れて、3色でのグラデーションばかり挑戦していたんです。
というのも、グラデーションって3色以上でやるものだってなんかそう勝手に思い込んでいて、私は濃い色、中間色、淡い色の3色でグラデーションの練習をしていたのですが、これが本当に難しくて「コピック難しくて自分には無理かもしれない!」って心が折れかけたことが何度もあります。
でもコピックを始めたての人が3色でグラデーションなんてすぐにできるわけがなかったんですよね。もちろん、すぐにできる方もいると思いますが、私には無理でした。

けど、淡い色同士のグラデーションや、中間色と淡い色の2色でのグラデーションは、思いのほかあっさりキレイにできて、そこから一気にコピックが大好きになりました。
そう、私が苦戦していたのは濃い色と中間色のグラデーションだったんです!
淡い色同士でのグラデーションは簡単

初心者さんは「淡い色×淡い色」、もしくは「中間色×淡い色」での2色グラデーションがおすすめです。
淡い色同士だと色なじみが良いので、基本、どの色ともキレイにグラデーションできます。

一方、濃い色は淡い色となじませるのが難しいです。プロでも難しいです。
なので初心者さんはまず、淡い色や中間色でグラデーションのコツを掴んで、少しずつ濃い色へとステップアップしていくと挫折せずに楽しくお絵描きできると思います。
補色のグラデーションは難しい

あとこれも初心者あるあるだと思うのですが、私は初心者だった頃、自分が好きな色同士をグラデーションさせていたんです。
例えば、赤と緑ってクリスマスカラーですごく可愛い配色だと思うんですけど、実際にグラデーションさせようと思っても境目の色がキレイに馴染んでくれません。淡い色同士だと馴染みますが、中間色や濃い色だと結構むずかしい組み合わせです。

何故かというと、色相環で見ると、赤と緑って結構かけ離れた色なんです。
選んだ色の反対側にある色を補色といいます。補色でのグラデーションは色がにごりやすく、色同士をなじませるのも難しいです。
ならどうすれば良いのかと言うと、近似色を選ぶと色なじみがよく、キレイにグラデーションできます。
例えば、青をグラデーションさせるなら、色相環で隣り合う色、つまり青みの強い緑や紫と色なじみがよくなります。
同系色、近似色でグラデーションさせよう

参考までに、同系色、近似色でグラデーションをつくってみました。
同系色と近似色は色なじみが良いので、初心者さんも簡単にできると思います。
同系色でのグラデーション例
近似色でのグラデーション例
また色の三原色である、シアン、マゼンタ、イエロー系の色同士はグラデーションさせても濁りにくいのでおすすめです。まあ、色が重なるとそこが別の色にはなるのですが。
文字だけで説明するのが難しいので、実際に三原色でグラデーションしてみますね!
三原色でグラデーション

例えば、黄色と青の2色でグラデーションさせた場合、色が重なりあう所が緑色に変化します。つまり黄色⇒緑⇒青とまるで3色でグラデーションさせたかのような美しい色合いになります。
黄色とマゼンタの組み合わせだと、グラデーション部分がオレンジ色に。
青色とマゼンタの組み合わせだと、グラデーション部分が紫色に変化します。

これを重色と言います。
あ、でもこの場合色を混ぜているから混色なのかな?
どっちかわかりませんが、三原色だと色が重なった所がにごることなく鮮やかにグラデーションするよ~って話でした。
今回私が三原色に選んだ色
・BG0000(シアン)
・Y11(イエロー)
・RV32(マゼンタ)
グラデ塗りの色選びのコツ

補色だの三原色だのちょっと話しが難しく聞こえてしまっていたのなら申し訳ないのですが、グラデーションは以下の3点に気を配るだけで上手にできます。
色選びのコツ
・淡い色同士だとグラデーションさせやすい
・同系色だとグラデーションさせやすい
・近似色だとグラデーションさせやすい
この知識はコピックをはじめた当初に知っておきたかった―って、今でも思います。
独学だとどうしても自己流でやりがちで、なんで自分はうまく塗れないんだろう……ってたくさん悩んだりもしましたが、上記3つを知ってから少しずつグラデーションへの苦手意識が消えて、今では楽しくコピックでお絵描きできています。
慣れてきたら3色グラデに挑戦してみよう

まずは色なじみの良い色同士でグラデーションの練習をして、慣れてきたら3色グラデ、4色グラデ、そして難しい濃い色やかけ離れた色にも挑戦してみてください。
あと、これは私の個人的な意見なのですが、少しくらいムラがある方が味わいがあって好きです。
むしろ私はあえてムラを活かした塗りが好きだったりします。
コピックでムラのあるグラデやぼかしを効かせた水彩風の塗り方を以下の記事で紹介しているので、興味があればあわせて読んでみてください。

グラデーションのやり方・手順

では、私がふだんからやっている2色グラデーションの方法を紹介します。
今回は淡い水色のBG0000と淡い紫色のBV000の2色でグラデーションに挑戦してみます。
BG0000のニブを下に向かって払って塗る

ニブ(筆先)を紙に軽く押しあてたら、下へ払うように塗ります。
この時均等には塗らず、塗り終わりがランダムな感じにすると次の工程で色をなじませやすくなります。
色が乾く前にBV000を下から上に払って塗る

次に、グラデーションさせたい色のニブを下から上に払うように塗ります。
この時ポイントになるのが、最初に塗った色のインクが乾かない内に色を重ねると、良い感じに色がなじんでくれます。
これだけで綺麗なグラデーションができました。
淡い色同士だったり、同系色や近似色だと自然に色がなじんでくれます。
同じ作業を2~3回繰り返すともっと綺麗


この作業を2~3回くり返すと、よりグラデーションが綺麗になります。
ただし、色を何度も重ねるので、その分色が濃くなることもあります。それを考慮して、あらかじめ一段階淡めの色を選ぶのも良いと思います。
今回使ったこの色とってもおすすめ
グラデーションのやり方は人それぞれ
今回はあくまでもグラデーションが苦手な私のやり方です。
グラデーションの方法は人それぞれ違います。今回の私のやり方が合わなかった場合、他の方のやり方も試してみて、自分に合ったグラデーションの方法を見つけてみてください。
紙によってグラデーションのしやすさが変わる

あと、使用する紙によってグラデーションのしやすさが変わってきます。
私がよく愛用しているのは「コピックスケッチブック」と「ヴィフアール水彩紙(細目)」です。
コピックスケッチブック
こちらの紙はコピック公式さんから出ているコピック用のスケッチブックです。
インクが滲みにくく、でもグラデーションはしやすくて初心者さんにも塗りやすい紙です。
ヴィフアール水彩紙(細目)
こちらは私も大大大好きなヴィフアール水彩紙の細目です。
コピックのインクがにじみにくくてグラデーションやぼかしもキレイにできます。水彩紙なので、水彩イラスト用としても使えるので便利。
ただし、デメリットが1つあって、コピックのインクを少し吸収しやすいので、インクの減りが比較的早くなります。インクの減りの早さが気になる方は、先に紹介したコピックスケッチブックがおすすめです。
100均のスケブでもOK

100均に売られている画用紙でも綺麗にグラデーションできるので、まずは手軽にそちらから試してみるのも良いと思います。
100均のマルマンスケッチブックとか、ダイソーの「水彩画用スケッチブック」なんかがおすすめです。
私はよく試し塗りやちょっとした練習用に使っています。
グラデ塗りがわかりやすコピックの技法書
私は初心者だった頃、こちらの「コピック絵師たちの東方イラストテクニック」でグラデ塗りを学びました。
この本にはグラデーションのやり方が丁寧に書かれているので、グラデ塗りをマスターしたい方におすすめです。
以下の記事で、私が初心者の頃に読んで良かった技法書を3冊紹介しています。

まとめ:最初は2色からはじめてみよう
初心者が3色でグラデーションやるのは少しハードかもしれないです。
とりあえず3色グラデーションに挑戦してみてうまくいかなかったよって方は、今回紹介した2色グラデーションを試してみてください。
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それではまた次回\(^o^)/






