こんにちは、くうこです
今回は薔薇の香りがする絵具『W&Nローズマダージェニュイン』をご紹介します!
なんとこちら、本物の薔薇の香りがする透明水彩絵具なんです!
W&Nプロフェッショナル・ウォーターカラーより発売されている【ローズマダージェニュイン】は薔薇の香りがする絵具として水彩絵師さんにも人気があります。
いったいどんな発色をするのか、本当に薔薇の香りがするのか、詳しくレビューしていきます。
W&Nローズドーレと色味を比較してみたので、そちらも参考になれば幸いです。
Winsor&Newtonローズマダージェニュインをレビュー
ずっと欲しかったローズマダージェニュインをようやく買えて本当に嬉しいです!
画材屋さんへ行く度にローズマダージェニュインを探すのですが、いつもこの色だけ置いてないんです。
と言うか、常に売り切れてしまっている
私は人見知りが激しいので中々店員さんに話かけられないタイプの人間なのですが、どうしてもローズマダージェニュインが欲しくてお取り寄せできるか勇気を出して訊いてみた所、
『こちら人気商品なので入荷までに1カ月ほどかかりますが大丈夫ですか?』
と返答してくださり、私は嬉しくて二つ返事でうなずきました。
そして今回ようやく憧れの絵の具を手に入れる事ができて感無量です。
嬉しすぎてレビュー動画をYouTubeにアップしちゃいました!良かったら上記動画も観てくださると嬉しいです♪
- メーカー:Winsor&Newton(ウィンザー&ニュートン)
- 商品名:Rose Madder Genuine(ローズマダージェニュイン)
- 価格:825円(税込)
ローズマダージェニュインの色見本
塗りたてほやほやのローズマダージェニュインの色です
写真からでも発色の美しさ、瑞々しさがわかると思います。
写真でここまで美しいのだから、実物はもっと美しいですよ^^
ひとえにローズマダーと言ってもメーカーによって色味が全然変わってきますが、W&Nのローズマダージェニュインは鮮やかでありながらも品のある落ち着いた雰囲気の赤紫色です。
私は今までローズマダーの色味が少し苦手で敬遠していたのですが、W&Nのローズマダージェニュインは本当に発色がよく鮮やかで瑞々しくて完全に心を奪われてしまいました!
何よりバラの香りがするのが楽しい♪
これから多用しそう…と言うか、たくさん使いたくなるほど素敵な色です。
人工的な香りではなく、本物のバラの香りがする
バラから抽出されていないのに、本物のバラの香りがするから不思議です。
人工的なバラの香りではなくて、植物から採取したバラの香りそのものって言っても過言ではないほど、品のあるやさしい香りです。
これならバラの香りが苦手な方でも全然大丈夫です!
ほのかに優しく香るので嫌みの無い良い匂い。
土に根を生やし咲き誇っているバラってこういう香りがするんだろうなぁて、自然の中で揺れているバラの風景が頭に浮かんできます。
どうしてバラの香りがするの?
ローズマダージェニュインと言う商品名だからてっきりバラの花びらから色が作られているのかな?と思いきや、
実は『セイヨウアカネ』と言う植物の根から原料が抽出されているんです。
そもそもローズマダーの『マダー』とは『セイヨウアカネ』のことを言います。
セイヨウアカネの植物の根からは紫みを帯びた濃い赤色が抽出されるのですが、W&Nでは最高品質のローズマダーを作るため、伝統的な製法と顔料にこだわり抜いて製造しています。
手間暇かけた伝統製法だからこそ、こんなにも瑞々しいバラの香りがするんですね!
ジェニュインの意味とは?偽りのない本物の色の証
ローズマダーの由来はわかったけど、『ジェニュイン』とはどういう意味なのか、気になる方もいると思います。
ジェニュインとは日本語に直すと、『正真正銘の』『本物の』『純粋な』と言う意味になります。
つまりローズマダージェニュインは、本物のマダー(セイヨウアカネ)から抽出した、正真正銘の純粋な色だよって意味です。
人工的な色ではなく、植物そのものの色って事ですね。
どうりで美しいわけです^^
ローズドーレと比較してみた
W&Nのローズ系でもう一つ人気の色があります
それが【ローズドーレ】です。
せっかくなのでローズドーレと色味を比較してみました。
ローズドーレと色味を比較
上がローズマダージェニュインで、下がローズドーレです。
同じローズ系でも全然色味が違いますよね。
もうホントW&Nのローズドーレはかわいいです!大好き!
ローズドーレは鮮やかで瑞々しくて美しい朱色をしています。
W&Nはちょっとお値段が高いけど、高品質で発色も良く、耐光性にもすぐれているので使っていて満足感があります。
なにより色味が綺麗だから描いていて楽しい♪
ローズマダージェニュインでバラを描いてみた
バラの香りがするので、バラを描いてみました。
どうでしょう? バラに見えますかね?
影になるところに少し青味を入れてますが、それ以外は全部ローズマダージェニュインのみです。
今回バラを描くにあたり参考にした本がこちらの【たのしい水彩の時間ー0からの水彩イラスト
バラって描くのが本当に難しい印象がありますが、この本に紹介されているバラの描き方は水彩をはじめたばかりの方でもそれっぽく簡単に描けます。
私も数回練習しただけでバラっぽく見えるイラストが描けるようになったのでおすすめです。
ローズドーレでも薔薇を描いてみた
乾いてもこの発色の良さ!
色を薄く溶いてもこの鮮やかさ!
さすがです!
こうして見比べてみると、色によってモチーフの雰囲気も全然変わってくるんだなと改めて気がつかされました。
どちらも素敵な色なので本当におすすめです\(^o^)/
まとめ
W&Nの『ローズマダージェニュイン』はパレットを開く度にバラの香りがふんわりと漂ってリラックスできる素敵な絵の具です。
今回ようやく買えて本当に嬉しかったです。
こちらの記事もおすすめ
それではまた次回\(^o^)/