くうここんにちは、くうこです
今回はEPSONのエコタンク搭載モデル複合機プリンター『EW-M873T』を購入したのでレビューしていきます。
『EW-M873T』はプロの写真家さんも愛用している高品質なプリンターですが、イラストの印刷にもおすすめされていたので約６万円と高ったのですが、思い切って買ってみました！
イラストの印刷用にどのプリンターを買おうか悩まれている方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
イラストの印刷用にEPSONエコタンクEW-M873Tを買ったのでレビュー
くうこ私が選んだプリンターはエコタンクモデルで最上位のEW-M873Tです
今年からフリーランスのイラストレーターとして自分のグッズを自分で作って自家通販したいと思っているので、画質の良さとコスパの良さを両方兼ね備えたこちらの機種を選びました。
私が購入したプリンターの詳細はこちら
主にこんな物を印刷したい！
- オリジナルシール＆ステッカー
- アートカード
- しおり
- おまけ用のポストカード
- サンキューカード
- ショップカード
- 名刺
- グッズの台紙
ゆくゆくはメモ帳やレターセット、ラッピングペーパーなども機会があれば作ってみたいと思っています。
そこで重要なのが、自宅でも印刷会社さんのようなクオリティの高い印刷ができるかどうかです！！
これまで使ってきたプリンターは7,000円ほどの安いやつで、これでも十分キレイに印刷されますが、お客様からお金をいただけるクオリティの印刷ができるかと言うとちょっと難しい。
特にアートカードを自宅で作ろうとするならば、最高品質の画質をうたっているプリンターが必須だと思いました。けど無知な私はどれを買えば良いのかまったくわからない。
そこでプロのイラストレーターさんがどんなプリンターを使っているのか調べてみることにしました！
海外のイラストレーターさんが使っていた
まず手作りでステッカーを作っている海外のイラストレーターさんのYouTube動画を片っ端から見てどのメーカーのなんて言う機種のプリンターを使っているのか調べました。
すると私が好きな海外のイラストレーターさんの５人中５人が全員EPSONの『EW-M873T』と言うエコタンクプリンターを使っていたんです！
もうこれは『EW-M873T』を買っておけば間違いないと思ってみたら、『え！？６万円もするの！！！？？』とちょっとそのお値段にビビりました。
EPSONクリエイター向けポータルでイラスト用におすすめされていた
お値段が６万円～７万円とかなりお高いプリンターで購入をちゅうちょしてしまった私は、この商品が本当にイラストと相性が良いのか調べることにしました。
するとEPSONさんの公式サイト【クリエイター向けポータルサイト】にてイラストレーター向けに旧型のエコタンクプリンターが紹介されていたんです！
特に以下の２つの記事が参考になりました
プリンターについて全くの無知な私は、何度も何度もこの２つの記事を繰り返し読んで、さらにはYouTubeでプロの写真家さんたちのレビュー動画も見あさってデメリットも納得した上で『……よし、エコタンクプリンターを買おう』と決心しました。
エコタンクは画質が悪いという噂もちらほらあって迷った
購入する前にデメリットについても調べてみると、『エコタンクは画質が悪い』や『紙との相性でうまく印刷されないこともある』などのレビューを見かけました。
まず紙との相性に関しては、その相性の悪い紙を使わなければ良いだけの話なので私には特に問題がありませんでした。
ただ一つ気になるのは『エコタンクは画質が悪い』と言う意見。これは気になりすぎる！
６万円もするのに画質が悪かったら最悪じゃないですか！！
しかし何人ものプロの写真家さんが『EW-M873Tの画質が綺麗でおすすめ』とYouTubeで発信していたので、彼らの言葉を信じて購入することにしました。
EPSONさんからの案件動画だったので一抹の不安もありましたが、それでもプロの写真家さんが自分の価値を落としてまで嘘のレビューをすることはないだろうと彼らの言葉を信じて購入しました。
もちろん『案件だから良いことしか言っていないかもしれない……』と商品が届くまで不安でいっぱいでしたが、実際に商品が届いて試しに１枚印刷してみると、そのあまりの美しさに感激しました！
くうこ印刷会社さんで印刷したみたいにキレイで嬉しい！！
実際に印刷してみた
開封から初めての印刷までの流れをまとめたものを動画にしてInstagramに投稿しました。
くうこ実際にいくつかの用紙に印刷してみたので紹介しますね！
EPSON写真用紙 光沢 スクエア
こちらの正方形の写真用紙（光沢）はプリンターのセットに入っていました。
このプリンターを買った時、どの紙を買おうか迷っていてまだ紙を買ってなかったのでめっちゃ助かりました。
で、プリンターの初期設定を終わらせた後にこの写真用紙（光沢）でイラストを１枚印刷してみたらビックリ！
くうこお店で印刷したみたいにキレイ！！
そのあまりの美しさに安堵して思わずにっこり微笑んでしまった＾＾
エコタンクはインクのコスパが良いかわりに印刷のクオリティが良くないと言う意見がSNSでよく見かけていたので本当にドキドキしながら購入したのですが、実際に１枚印刷してみてそのクオリティの高さにほっとしました。
たぶん、エコタンクの低価格のモデルは印刷のクオリティが劣ると思うんですが、私が購入した『EW-M873T』はエコタンクモデルの中で１番画質が良いモデルなので印刷が綺麗だったのかなって思います。
光沢紙めっちゃおすすめ！
EPSONスーパーファイン専用ハガキ
イラストもキレイに印刷できるハガキサイズの用紙を探している時に、EPSONのスーパーファイン用紙も比較的レビューが好評だったので買ってみました。
実際に印刷してみたら、とっても綺麗で感動しました！
発色も鮮やかで、細かい線もくっきり印刷されています。またイラスト全体にざらつき感のあるテクスチャを入れているのですが、そのざらつき感もしっかりと印刷されていてビックリしました！本当にきれい！
ただ、紙が薄いのがけっこう気になる。。。
高級感はないです。
100円～150円で販売するなら問題ないクオリティです！！すごく綺麗なので！
くうこおまけ用のポストカードやサンキューカードにもってこいの品質です！
なので、サンキューカードやDMなどに積極的に使っていこうと思います＼(^o^)／
DMにおすすめ！
ELECOM写真用アートペーパー クオリティマット
今回アートペーパーも買ってみましたが、すごくすごく良かったです！
アート紙って価格が高くて中々手が出しづらいところがありますが、もしイラストを販売するとなると、やっぱり高品質なアート紙に印刷したいので試しにELECOMのアートペーパーを購入してみました。
こちらはL判なのでブロマイドサイズです。
そして印刷してみたらめちゃくちゃ鮮やかでくっきり印刷されていてとてもとても感動しました！
先ほど紹介したスーパーファイン用紙と圧倒的に美しさが違います！
鮮やかさも全然違うし、黒と言うか濃い色がちゃんと濃くクッキリ印刷されているし、印刷会社さんで印刷したかのように美しく印刷されていてビックリしました。
くうここれがアート紙のすごさかと本当に感動しました
そしてもし自家印刷＆自家通販するならアート紙一択だなと結論が出たので、これからどのアート紙が自分のイラストの雰囲気と相性が良いのか色々と試してみたくなりました。
完全に紙沼に入りかけていますヽ(^o^)丿
アート紙高いけどめっちゃキレイに印刷されるよ♪
ダイソー インクジェット用紙光沢紙２L判
試しにダイソーで売られているインクジェット専用光沢紙（110円）も買ってみましたが、これは止めた方がいいです。
まず、発色や印刷のクオリティは110円にしてはとっても綺麗で驚きました！
鮮やかで細かい所もにじまずにクッキリ印刷されています。100均でこのクオリティはすごい。
ただし、印刷面にめちゃくちゃ大量のキズが発生します！
印刷する前から大量のキズがあるのか、それとも『EW-M873T』との相性が悪くて印刷後に大量のキズが発生したのかがわからない。
印刷する前の用紙は真っ白なので光にかざしてもキズが見えにくくて、印刷してはじめて大量のキズに気がつく感じです。
なので自分用や本番前のお試し印刷用にはおすすめですが、商品にはまったくならないし、友人へのプレゼント用にもあまりおすすめできないかも。
紙選びのちょっとしたポイント＆小話
くうこ紙選びの注意点やちょっとした小話を少しお話しさせてください
インクジェット用の紙じゃないと画質がすこぶる悪い
私は機械に疎いので、プリンターはどんな紙にも印刷できると思っていたんです。
けどインクジェットプリンターは『インクジェットプリンター専用の用紙』に印刷しないと画質が悪くなります！
それを知らずに自分がふだん愛用しているヴィフアール水彩紙とホワイトワトソン水彩紙にカラー印刷したら、そのあまりの画質の悪さに驚いて『え……やっぱりエコタンクだから画質が悪いのかも（涙）』ってすごいショックを受けてしまったんです。
けど色々と調べてみたら、ちゃんとインクジェットプリンター専用の用紙を使わないと綺麗に印刷されないことを知り、後日専用の用紙をいくつか買ってきました。
用紙は家電量販店でサンプルを見て買おう
ネット検索でどの用紙を買おうかずっと迷っていた時、『もしかしたら家電量販店に行ったらサンプルがあるかも』と思い、地元の家電量販店に行ってみたところ、EPSONの用紙サンプルが全種類あって感激しました！
EPSONのスーパーファイン用紙とPMマット用紙の違いがわからなかったのですが、サンプルを見て発色や印刷のクオリティが全然違くてすごく参考になりました。
EPSONだけじゃなくて、他メーカーさんの用紙のサンプルもいくつかあったので、紙選びに迷われている方は是非家電量販店に行ってみてください！！
染料インクは乾くのに時間がかかる
くうこ染料インクは乾くのに約24時間かかると言われています
印刷したばかりの発色と、インクが乾いた後の発色とで若干色味や濃度が変化します。
これは先日の私の体験談なのですが、高級なアート紙に印刷してみると『あれ？……思ってたのと雰囲気がなんか違う……』とショックを受けたのですが、数時間後に見返してみるとインクの色が良い感じに紙となじんだのか『あれ？雰囲気が良くなって可愛くなってる！！』と驚きました。
なので紙選びに失敗した！と思っても、数時間～１日後に見返すとまた作品の色味が落ち着いて良い感じになっている場合もあるので必ず乾かしてから作品を見返すことをおすすめします。
EW-M873T複合機プリンターを買って良かったポイント
続きまして、EW-M873T複合機プリンターを買って良かったポイントをいくつかご紹介します。
まだ購入して日が浅いのでデメリットを全部把握しきれていないのでふわっとしたレビューになってしまって申し訳ありません。
あと２、３ヶ月ぐらい使ってみて良い所とちょっと気になる所とか発見したら追記しますね！
とりあえず現時点で購入してみて良かった点とここが少し気になる点をお話しします。
くうこまずはメリットからご紹介します♪
印刷が鮮やかでキレイ
見てくださいこの印刷の鮮やかさと美しさ！
光沢紙とアート紙に印刷するとお店で印刷したみたいにキレイ！
あと同じ設定でも紙によって色味が全然違ってくるので作品の雰囲気に合わせて紙を変えるのも楽しいです♪
ぶ厚い水彩紙にも余裕で印刷できる
『EW-M873T』は1.3㎜までの厚口用紙にも印刷できるので汎用性が半端ないです！
私の好きなアート紙は0.30㎜と厚口ですが普通に背面トレイから印刷できています。
ただ1.3㎜などの厚紙は後ろから垂直に紙を一枚一枚入れなくちゃいけないのでちょっと面倒です。
300gの水彩紙にも印刷できた
300gの厚口水彩紙にも無事に印刷できました。
特に嬉しいのが普通に背面トレイから300gの厚紙も印刷できたところ！
300gだと背面トレイじゃなくて本体後ろから手差し給紙かもしれないな……て不安だったのですが、背面トレイから手軽に印刷できたので創作活動がはかどりそうです。
エコタンクで経済的
そしてエコタンクなのでインク代がとってもとっても経済的です！
以前使っていたプリンターはほんの数枚印刷しただけでインクが終わってしまって『え……蒸発したのかな？』って疑うくらい本当にインクが湯水のごとく消えていきました。
なので今回どうしてもエコタンクモデルが欲しかった！そしてエコタンクにして良かったです！
印刷コスト比較
| EW-M873T エコタンク | PX-M650F カートリッジ | |
|---|---|---|
| A4モノクロ文書 | 約0.7円 | 約4.1円 |
| A４カラー文書 | 約1.8円 | 約13.5円 |
| Ｌ判写真 | 約8.7円 | 約27.8円 |
| 色数 | ６色 | ４色 |
たくさん印刷しても全然インクが減らない＆インク代が安い＼(^o^)／
嬉しすぎる。
あとは使い終わったカートリッジを家電量販店のリサイクルボックスまで持っていく手間がなくなったのも地味に嬉しいです。
インクを入れる作業が簡単で機械音痴には助かる
そして個人的にすごく嬉しかったのがインクの詰め替え作業が楽すぎること！
カートリッジタイプの時、インクの交換にすごく時間がかかって毎回イライラしていました。あと機械音痴なのでカートリッジの交換が本当に苦痛でした。
くうこけどエコタンクは超簡単！
フタをあけて、容器をぶっさしてインクを入れて、満タンにしたらインクの色を入力（タップ操作で簡単）して終わり！
これまでのインク交換の苦痛から解放されて嬉しすぎる！！
エコタンクはカートリッジのインク交換が苦手な方にイチオシです♪
安心の5年サポートサービス 「カラリオスマイルPlus」が神すぎる
『EW-M873T』は約６万円と高いので『すぐ壊れたらどうしよう……』と購入するのに勇気が入りましたが、たった8,800円の「カラリオスマイルPlus」を購入するだけで５年間何回でも無償で修理してもらえることを知り、ニコニコ笑顔で購入しました＼(^o^)／
しかも修理時の往復送料は毎回無料！
発送時にダンボールを用意する必要もない！
え？神なの？？神サービスすぎませんか？
私は本当に本当に周りが引くぐらい機械音痴で、セルフレジも一人じゃできないくらい機械の操作が苦手すぎるので、プリンターが不具合になった時に追加料金なしで気軽に修理に出せるの本当に嬉しいです。
しかもたった8,800円。Amazonだと8,000円で購入できます（※2024年２月現在）。もちろん私は本体もカラリオスマイルplusも両方Amazonで買いました＾＾
Amazonで買うとお安い
個人的に感じたデメリット
まだ購入したばかりなので簡易的なレビューになりますが、今のところデメリットは以下の３つです。
ここがちょっと不便
・プリンター本体に埃が良くつく＆目立つ
・厚口のアート紙の場合、１枚ずつ供給するのが手間
・1.3㎜の厚口用紙はプリンター背面から１枚１枚紙を供給しなければいけないのが面倒
Instagramにアップした動画を見ていただくとわかるのですが、とにもかくにも埃が良くつく！そして目立つ！
黒だから仕方ないかな…。けど見た目がカッコよくておしゃれなので我慢します！
あとアート紙のように厚口の用紙は１枚ずつ印刷しないといけないので何枚もまとめて印刷する場合、ずっとその場にいなければいけないのが不便に感じました。
ただし、300gの厚口用紙に印刷できるプリンターは中々ないので不便だけど助かっています♪
しかも300gの厚さなら背面トレイから気軽に印刷できるのでもう私は本当に嬉しいです＾＾
どのプリンターにも長所と短所があり、どこを妥協してどこにこだわるかでプリンター選びも変わってくると思うので、みなさんもプリンターを選ぶ時は長所と短所の両方をしっかり調べてから購入することをおすすめします。
イラストを印刷するのに最適な設定
イラストをキレイに印刷する設定は先ほど紹介したEPSONの【クリエイター向けポータル】にすべて書いてあってすごく助かりました！
せっかくなのでイラストにおすすめの印刷設定を簡単にまとめておきますね！
EPSON直伝！家庭用プリンターでイラストをキレイに印刷するコツ
- 必ず使う紙にあわせて設定する（用紙パッケージの裏に設定が書いてあるよ）
- 色補正を「EPSON基準色」に変更する（初期設定がEPSON基準色になってないので必ず変更しよう）
- RGBのままでOKだよ（CMYKに変換しなくていい）
インクジェットプリンターは写真などのRGBデータをCMYKに変換しなくてもプリントできるように作られているので、その方が色変換による手間やトラブルも少なくて、鮮やかな色を出しやすい
pixivision
くうこ家庭用プリンターの場合RGB印刷でOKだなんてビックリ！
上記３つを忠実に守ることで、私もイラストを自宅でキレイに印刷できております！
詳しい設定方法はEPSON×pixivisionの以下の記事を参考にしてみてください。
印刷設定の詳細はこちら
RGBで良い理由はこちら
まとめ
くうこ今回購入した『EW-M873T』はイラストの印刷にもおすすめです
エコタンクは画質が悪いと言う噂があって失敗するのが怖くて中々購入ボタンを押せずにいましたが、いざ買ってみたらその印刷の鮮やかさと美しさに感激しました！
このプリンターを選んで正解でした！大満足しています♪
『EW-M873T』は高画質でたくさん印刷したいクリエイターさんにおすすめです！
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それではまた次回＼(^o^)／