こんにちは、くうこです
今回は初心者さん向けにイラストの構図の練習方法について解説していきます。
絵の構図がいつもワンパターンになりがちな方、構図の知識を増やしたい方におすすめの練習方法です。
実はわたし、絵の構図の勉強はほとんどしていません
と言うのも、イラストの練習を始める前、私はトイカメラで写真を撮るのが趣味だったんです。
その時カメラで培った構図の知識がいま、イラストにめちゃくちゃ活かされています!
カメラで構図の練習をする10個のメリット
- ボケの効果と演出がわかる
- 順光・サイド光・逆光の使い分けができる
- コントラストの差の効果を知れる
- フラッシュやレフ板で光と影を操れる
- 色温度について学べる
- 広角・望遠の違いを自然と理解できる
- 視線誘導が学べる
- 空気遠近法がわかる
- 自然光や反射光がわかる
- 様々なアングルや構図のセンスを磨ける
上記のことを身につけることで、臨場感やストーリー性のある魅力的な絵が描けるようになります!
カメラは構図だけじゃなく、それ以外のこともたくさん教えてくれます。
ではさっそく詳しく解説していきます\(^o^)/
イラストの構図はすべてカメラが教えてくれた
冒頭でも言いましたが、私はほとんど絵の構図の練習をしていません。
なぜなら絵の練習を始める前に、数年間トイカメラにハマっていたからです。
いわゆるカメラ女子です
実はイラストの構図と写真の構図の考え方はほぼ同じです。
写真の構図には【日の丸構図】【三角構図】【三分割法】などいろいろありますが、これらの構図はイラストの世界でも一般的に使われています。
特に【三角構図】はキャラクターを魅力的に見せる構図として頻繁に使われています。
絵が上手い人ほど三角形を取り入れている!
と、数々のイラストレーターさんがおっしゃっていますが、本当にその通りだと思います。
ちなみに私は三角構図が苦手なのであまり使用しませんが、三分割法が大好きでよく取り入れています!
とりあえず三分割法を意識して描いておけばOKっていう絵師様もいらっしゃるほど、三分割法は取り入れやすく初心者さんにおすすめの構図です。
構図が良くわかる記事
私が実際にしてきた構図の勉強方法
写真とイラストの構図の考え方はほぼほぼ一緒と言うことが分かったところで、まずはどんな構図があるのかを知る必要があります。
私がカメラ女子時代にやっていた構図の勉強補法は超単純
カメラ雑誌を読み漁って気に入った写真の構図をどんどん真似していった!です。
後ほど、どのようにイラストに取り入れていったのかもご紹介します。
カメラ雑誌を読み漁った
私がトイカメラにハマった当初、どうしたらプロの方みたいに素敵な写真が撮れるのか、カメラ雑誌を購入して知識をどんどん頭の中に詰め込んでいきました。
そして良い写真を撮るには構図が重要だと知ります。
カメラ雑誌は定期的に構図特集されている時があり、良い構図、悪い構図など様々な例を写真付きで紹介してくれています。それがすごく参考になります。
なのでとにかくまずはカメラ雑誌を購入してみてください
写真を撮りまくった
カメラ雑誌で学んだことを写真を撮りまくって実践しました。
うまく撮影できなくてすごく悩んだこともあります。
その場では良い写真が撮れたと思っても、家に帰って見返すと思っていたのと全然違ったり。
と言うか失敗の方が多いです
でも、それらの失敗も含めて写真から学んだことが今イラストにものすごく活かされているのでカメラをやってて良かったなって思います。
カメラで構図を学ぶ利点10個
でもカメラでなんでイラストが上達するの?って疑問に思われる方もいますよね。
そこで先にカメラで構図を学んで良かったと思ったところを10個ご紹介します。
カメラで構図を学ぶと以下の10個が身につく
- ボケの効果と演出
- 順光・サイド光・逆光の使い分け
- コントラストの差の効果
- フラッシュやレフ板の効果
- ホワイトバランスで色温度を変える効果
- 広角・望遠の違いを自然と理解
- 視線誘導が学べる
- 空気遠近法がわかる
- 自然光や反射光がわかる
- 自分では思いつかない構図やアングルに出会える
カメラで構図を学ぶと同時に、イラストにも使える以上10個の技も学べるのでめちゃくちゃおすすめです!
1、ボケの演出を自然と理解できる
ポートレートのイラストを描く時、背景をぼかしたりするとすごくキャラクターの魅力的が際立ちます。
カメラで背景をぼかす練習をすることで、ボケ効果をどのようにイラストに取り入れれば良いのか勉強になります。
背景だけじゃなく、被写体の手前をぼかしたり、玉ボケを取り入れてみたりするとイラストの表現の幅が広がって楽しいです。
イラストを始めて1年2ヵ月目に描いた絵
こちらのイラストは絵の練習を本格的にはじめて1年2か月目に描いた絵ですが、このイラストも背景と手前の花を少しぼかしています。
女の子にピントを合わせることでゴチャゴチャした絵でも見せたい所に視線を誘導できます。
今見ると、もっと大胆にぼかしても良かったなって思います
2、順光・サイド光・逆光の使い分け
写真を撮っていくと自然と【順光】【斜光(サイド光)】【逆光】について学べます。
この光と影の演出でイラストの雰囲気もガラリと変わってきます。
ちなみに私は逆光大好きマンです
光の効果はキャラクターを魅力的に見せる為にも必要な知識ですが、何だかちょっと難しい印象がありますよね。
それを絵を描かずとも、写真を撮影しながら自然と覚えられるのは利点だと思います。
逆光でストーリー性を持たせる
こちらの2枚のイラストは逆光で描いています。
私はドラマチックに見せたい時や、ストーリー性を持たせたい時によく逆光を使います。
3、コントラストの効果
【順光】【斜光】【逆光】を学んでいると、同じ場所でもかなり雰囲気が違って見えます。
それは明暗の差。
コントラストの違いで絵の雰囲気がガラリと変わります。またメリハリが出たり、立体感が出たりします。
それをイラストに取り入れるだけで、グッと見せたいものに視線を誘導できたり、奥行きや立体感を表現できます。
4、フラッシュやレフ板の効果
写真の勉強をしていると、自然と『ストロボ(フラッシュ)』や『レフ板』の存在に気がつくと思います。
ストロボやレフ板は簡単に言うと『影を飛ばす』道具です。
モデルさんの顔に影が入って表情が暗くなってしまったり、モデルさんをより魅力的に見せる為に、レフ板を使って本来あるはずの影を飛ばして撮影する方法がありますが、それをイラストにも取り入れることができます。
例えば、光が当たっている方向を意識しながらイラストに影を入れていくと、『ここに本当は影が入るけど入れるとなんか変なんだよな~』ってことありませんか?
ちゃんと光を意識して影を入れているのに違和感がある。
そんな時はフラッシュやレフ板で影を飛ばしたと仮定して、あえて影を入れなくても良いと思います。
例えば、上から光が当たっている場合、本来なら鼻の下に影ができるはずです。でも多くの絵師さんは鼻の下の影を描きません。なぜなら、そこに影を入れたらキャラクターの魅力が半減してしまうからです。
写真もイラストも一緒。
いらない影は無いことにしちゃってOKなんです
時に絵は嘘をついても良い
フォロワーが10万人以上(うろ覚えですが)いる神絵師様に『あなたは影の入れる場所を間違えている。色使いが変だ』的なDMを送り付けた不届き者が過去にいましたが、その絵師様は『あえてそこに影を入れていない』ことを公言しています。
絵の魅力を高める為に、本来あるものを消して、無いものを足しているんです。
芸術は自由なんです。
また、初心者あるあるで『どこに影を入れていいかわからない』ってことも良くありますが(私がそうだった)、そんなに堅苦しく考えなくても良いと思います。
先ほども言いましたが芸術は自由であり、光の差す方向さえちゃんと意識していれば、影を足しても良いし、引いても良い、ハイライトをなくしても良いし、多く入れても良い。
その絵が魅力的に見えればなんだっていい。
私はイラスト初心者だった頃、影の入れ方にすごく悩んでいたのですが、そんなに堅苦しく考えなくても大丈夫だよとレフ板が教えてくれました。
本来影があるところにあえて影を入れなかったり、本来ハイライトがない所にハイライトを入れることでイラストが魅力的になるなら、堂々と嘘をついても良いんです。
5、ホワイトバランスで色温度を変える効果
カメラや写真の勉強をしたことがない方はきっと『ホワイトバランス』ってなんぞや?って思われるかもしれませんが、ホワイトバランスはいわゆるカラーフィルターみたいなものです。
ホワイトバランスは本来『白さ』を調整するものですが、私はカラーフィルターとしてよく使っています。
温かみを演出したい時は暖色系、寒さを強調したい時は寒色系のホワイトバランスで色温度を変えます。
これはイラストでもよく使われている技です。
デジタル絵師さんがよく最後に茶色やブルーでオーバーレイをかけて絵に統一感を持たせたりするじゃないですか。
その技を初めて知った時、『あっ、これってカラーフィルターみたい!』って思いました。
絵も写真と一緒でその世界観や心情(嬉しい、悲しい、おいしい、寒い、怖いなど)をより際立たせるために色温度を変えることを知っておくと便利です。
6、広角・望遠の違いを自然と理解
これはイラスト初心者さんが結構つまづくところだと思います。
広角や望遠の見え方の違いはイラストで練習するよりも写真で練習した方が理解が早いです。
この『広角』と『望遠』の効果をマスターすることで、様々な構図をより面白く魅力的に描けるので、たくさん写真を撮って練習してみてください。
7、視線誘導が学べる
写真を長い間見てもらうには視線誘導が大切になりますが、良い絵にも視線誘導の技がしっかりと取り入れられています。
構図の中で目が移動するコースを意識しながらモチーフを配置すると、一番見てもらいたいものを長い時間見てもらえたり、進行方向や動きを絵で表現できます。
視線誘導は絵の世界ではかなり重要な技法だと思うので、積極的に取り入れてみてください。
8、空気遠近法がわかる
私これ、無意識にイラストに取り入れていました。
イラストの練習を本格的にはじめて1ヵ月くらいの時に描いた絵がこちらなのですが、
これを公開した時に、『最初からうまい』と何件かコメントがきました。
これを公開した当時は『下手だな…みんなに見せるの恥ずかしいな…』ってすごく悩んで勇気を出して公開した1枚なのですが、お世辞だとわかっていても『初期の絵好きだよ』って言ってくださる方が数名いらして、とてもうれしかったです。
で、このイラスト最近見返してビックリしたのですが、なんと空気遠近法が使われていたんです。
絵の練習をはじめて1ヵ月の人間が空気遠近法を無意識に使っているなんてビックリしませんか?
たぶん絵を描く前から写真をやっていたので無意識にそういうのがわかっていたんだと思います。
日頃から写真を撮っていたからこそ、こう言う絵が描けたのかなって思いました。
9、自然光と反射光
先ほどはホワイトバランスで人工的に色味を変える技をご紹介しましたが、今回は自然光と反射光の大切さについて語ります。
自然光は太陽や月の光のことですが、例えば夕暮れになると世界が一気に赤く染まりますよね。
まさに天然のカラーフィルターです。
そして反射光とは物にあたって反ってくる光のことです。例えば赤いリンゴの周りには赤い光が反射しています。なのでその赤いリンゴの隣に手を置くと手が薄っすらと赤く見える現象です。
イラストにもこの『自然光』と『反射光』をしっかりと取り入れることでリアル感を演出できます。
空が青なら人物の肌に少し青みを入れてみたり、夕暮れなら赤みを入れてみたり、そう言う所も意識して描いてみるとイラストの世界観に説得力やリアル感を持たせることができます。
10、自分では思いつかない構図や世界がある
プロの写真家さんから学べることは本当に多いです
特に凡人の私には到底想像もできない構図やアングル、世界観をカメラ雑誌から学ぶことができました。
カメラ初心者だった頃、被者体がまっすぐ立っているのに、背景が斜めの写真を見た時の衝撃!どうやって撮ったんだろうって頭の中がパニックになりました。
被者体がまっすぐで背景が斜めの演出はイラストに取り入れると動きが出てすごく面白いです。
自分の感性では得ることのできない絵(写真)をカメラ雑誌で沢山学べたのは本当に良かったと思います。イラスト制作にものすごく活かされています!
構図の勉強はスマホが1つあれば誰でもできる
私がカメラから教わった10の事は本当にイラストに生きています。
『カメラで構図の勉強ができるのはわかったけど、それを実際にどうイラストに取り入れて練習すればいいのか分からない』って方もいると思うので、初心者さんが簡単にできる構図の練習方法をご紹介します。
まず構図の練習はスマホが1つあれば簡単にできます!
たくさん構図の勉強がしたいけど、中々時間が無くて練習できないって方に特におすすめの方法です!
まずは写真を撮る練習をすることで様々な構図を学び、その知識をイラストに取り入れる事ができるので、ただ絵を描くよりも効率よく上達していけます。
それではスマホを使った構図の練習方法をご紹介していきます。
1、カメラにグリッドを付けよう
まず必ず設定してほしいのがこの『グリッド線』です。
カメラの設定でグリッド線を呼び出すと、画面に垂直と水平にそれぞれ2本線が現れます。
このグリッド線で構図の練習をしていきましょう。
2、まずは基本中の基本!三分割法を学ぼう!
グリッド線を参考に、線と線が交わる場所『交点』に被写体を配置して撮影しましょう。
これがいわゆる『三分割法』です。
まずは一番簡単に魅力的な構図を演出できるこの『三分割法』を練習してくだい。
すると、自然と『三角構図』や『対角線構図』など、難しい構図にもチャレンジしたくなります。
最初から初心者さんが写真に『三角構図』を取り入れるのは難しいです。
まずは三分割法からはじめて、慣れてきたら少しずつその他の構図にもチャレンジしてみてください。
3、撮った写真を見返す
その場で見ても良いのですが、必ず家に帰ってゆっくり、そしてじっくりと撮った写真を見返してみてください。
すると、同じ被写体を撮影したのに『魅力的に撮れている写真』と『ちょっとイマイチ』な写真があることに気が付くと思います。
なぜこの写真は魅力的に撮れているのか、なぜこの写真は上手く撮れなかったのか研究してみてくだい。
ただ写真を撮って終わらせるだけだと上達しません。かならず家に帰って反省会をしましょう^^
4、イマイチな写真はトリミングしてみよう
イマイチな写真はトリミング次第で魅力的な写真に変えることができます。
被写体が小さすぎて何を見せたいのかわからなかった写真も、トリミングすることで一気に魅力的な写真へと生まれ変わります。
なぜトリミングしたら良い写真になったのかを理解できれば、その知識をイラストに取り入れる事ができ、より魅力的な絵が描けるようになります。
5、背景や手前をぼかしてみよう
グリッド線を使った写真撮影に慣れてきたら、被写体の背景をぼかす練習をしてみてください。
背景をぼかすことでより被写体を魅力的にみせることができます。
背景をぼかすことに慣れてきたら、今度は被写体の手前にボケ効果を付ける練習をしてみてください。
ボケをマスターすることで、イラストの背景にそれらを取り入れることができ、より魅力的なキャラクターイラストが描けるようになります。
ちなみに、個人的にポートレートイラストで背景のボケ演出が上手いなって思う絵師さんは【森倉円】先生です。森倉円先生の描く女の子は本当に素敵なので良かったらチェックしてみてください。
森倉円先生のSNS
- 【Twitter】@morikuraen
- 【Pixiv】https://www.pixiv.net/users/177784
私が世界で1番好きな絵師様です^^
まずはフィギュアを被写体に練習してみよう
まずは身近な物を被写体に撮影してみるのがおすすめです。
特にフィギュアがおすすめ!
まずフィギュアを被写体に順光、サイド光、逆光でどのような変化があるのかを研究してみたり、背景をぼかしてみたり、手前に観葉植物などを置いて手前をぼかしてみたりなど、色々と試してみてください。
撮影に慣れてきたら外に出てお花や山など風景を撮影してみたり、フィギュアを外に持ち出して一緒に撮影しても楽しいですよ^^
スマホが無い場合は指で四角いフレームを作って構図の練習をしても大丈夫です。あとデッサンの時に使う【デッサンスケール】でもOK。
撮影した写真はイラストの資料になる
この練習方法は初心者さんでも手軽に練習できるほか、もうひとつ利点があります。
それはイラストの資料をストックできる事です!
他の方が撮影した写真を参考に絵を描くと『構図が似ている!写真の盗作だ!』『著作権侵害だ!』なんてトラブルに発展する恐れもありますが、自分が撮影した写真を参考に絵を描けば全く問題ありません。
ヒマワリってどんな形だっけ?
夕暮れ時ってどんな感じだっけ?
など人間の記憶はあいまいなので、イラストはとにかく資料を見ながら描くのが1番良いです。
絵が上手い人ほど資料を良く見て絵を描くと聞きます。
他人の写真やイラストを参考に絵を描くと著作権の侵害になりそうで不安って方も多いと思うので、日頃からどんどん自分で積極的に写真を撮って資料をストックしていきましょう。
構図の練習をしながら写真もストックできるって最高!
漫画・イラストでしか表現できない構図もある
漫画やイラストでしか表現できない構図ももちろんあります。
そう言う表現はとにかく模写して学んでいきましょう。
写真はあくまでも構図を覚える為の一つの方法。
ある程度構図を覚えたら、それらをプロの絵師さんがどのように絵に取り入れているのか、参考書を買って学んだり、模写をして覚えていくのがおすすめです。
カメラ雑誌&本の選び方
カメラ雑誌を選ぶポイントは、実際に本屋さんに行って中身を確かめて心がときめいた雑誌を購入するのがおすすめ!
自分の感性と合わないカメラ雑誌を買っても楽しくないし、あまり情報が頭の中に入ってきません。
『あ、この写真好きかも』『このカメラ雑誌の世界観良いな』『このカメラマンさんの写真素敵!』って思えたカメラ雑誌を購入してみてください。
イラストに取り入れたい、真似したいと思える写真が載った雑誌じゃないと読んでいて楽しくないので、モチベーションを高める為にも必ず本屋さんに足を運んで購入しましょう。←結構ここ大切。
では私が実際に買って良かった本をちょっとだけご紹介します。(あくまでも参考程度にしてみてください)
女の子がかわいく見えちゃう55の撮り方
例えばこちらの本は構図についてはほとんど触れていませんが、イラストの表現にものすごく参考になりました。
何より私の大好きな写真家さんが著者の一人として参加されているので、お写真が本当にどれも素晴らしくすごくすごく良かったです。
女の子がどうしたら可愛くみえるのか、この一冊でまるわかりなので、女の子を描くのが好きな方におすすめです。
構図の勉強はネットで十分
写真の構図の勉強はネットの情報で十分かなって個人的には思います。
かく言う私も、構図の教本は一冊も購入したことがありません。
どんな構図があるのかは参考写真と一緒にプロカメラマンさんがご自身のブログやYouTubeで詳しく紹介してくれているので、わざわざ構図に特化した本を購入しなくても良いのかなって思います。
構図はネットで勉強して、その他の光と影の効果、コントラストの効果、視線誘導などどうしたら被写体が魅力的に撮れるのか解説している指南書を買った方が個人的には勉強になりました。
視線誘導やモチーフの配置がよくわかる本
これは絶対に買った方が良い1冊。
古い本なので結構堅苦しい感じもしますが、とにかく視線誘導の仕組みがとても丁寧にわかりやすく解説されています。
キャラクターイラストの背景に風景も取り入れたい方は買っておいて損はないかと。
初版が1981年と出版されてからかなり年月が経っており、全ページ白黒で好みもあると思うので、必ず本屋さんで内容を確認してから購入するかどうかを検討してみてください。
まとめ
構図の練習方法を紹介するつもりが、絵の見せ方について詳しく書いちゃった気もしますが、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
構図の練習方法まとめ
- スマホにグリッド線を付けて写真撮影
- 家に帰って写真を見返し反省会をする
- 良かった構図をイラストに取り入れてみる
スマホが1台あれば簡単に構図の練習ができるので、是非試してみてください。
写真の練習をすることで、構図だけじゃなく、ボケの効果、光と影の演出、視線誘導なども同時に学べます。
イラストだけで構図の勉強をするよりも、日頃からカメラで写真を撮ることでより効率よく構図の知識を増やしていけます。
撮りためた写真はイラストの資料にもなるのでおすすめです!
絵の練習をしているだけだとモチベーションが下がってストレスも溜まりがちなので、気分転換がてら時々カメラを持って外に出て写真撮影を楽しんでみてください。
なんだか偉そうなことを言ってきましたが、私もまだまだ修行の身。これからも精進します!
以下の記事にて、私が絵の練習をはじめた1年目と2年目のイラスト上達過程をご紹介しています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。