こんにちは、くうこです
先日文房具屋さんに行ったら、ふと目に入ったかわいいインク瓶たち。
昔から万年筆に興味はあったものの、高級なものだと思い込んでおり敬遠してましたが、その日は何故か引かれるように勝手に足が万年筆コーナーへ。
そこで出会ったのがエルバンのインクでした。
そのあまりの可愛さ惹かれインクと万年筆を衝動買いしてきました。
はじめてコンバーター式の万年筆を購入したのですが、初心者ならではのインクが入らないという失敗を経験。
そこで今回は、完全初心者さん向けに私の失敗談を交えながらコンバーター式万年筆の使い方をご紹介します。
エルバンのインクが可愛くて万年筆と一緒に衝動買いした
文房具屋さんに入ってすぐのこと。
入口の1番目立つ所に万年筆コーナーがあり、何となくそちらへ歩みを進めてみると可愛いインク瓶に目が留まりました。
そしてふと【エルバン トラディショナル インク アンカーブラウン
めちゃくちゃ可愛い!!
と、インク瓶を手にしていました。これが運命の出逢いでした。
きっとこの色が目に入らなかったら絶対に万年筆デビューしてなかったと思います。
そもそも、エルバンとはいったいどんなブランドなのか気になったので調べてみました。
J.HERBIN(エルバン)とは
エルバンとは
エルバンは1670年(ルイ14世在位時代)にパリで生まれた、シーリングワックスとインクの老舗ブランド。船乗りだった創始者J.エルバンがインドで買い付けた素材が、飛躍的にシーリングワックスの質を高め、封ろうは欧州の流行に、そして習慣となり、王室御用達となりました。
パンフレットから引用
エルバンってかなり有名なブランドだったんですね!
万年筆に関しては全くの無知だし、インクはドクターマーチン、ホルベイン、W&Nなどイラストの彩色に使えるメーカーしか知らないド素人な私ですが、これは良い買い物をしたと確信しました。
トラディショナルインクは30mlと10mlがある
私が購入したシリーズでは、30mlのボトルインクと、10mlのボトルインクの2パターンあり、もちろん私は安い10mlの小瓶を購入しました。
・30ml…¥1,540
・10ml…¥715
確かに、30mlの方がかなりお買い得ですが、10mlでも十分こと足りるので、大きい瓶を1つ買うよりかは小瓶タイプの違う色を複数購入する方がいいかなと思いました。
なんと言っても、インクの色が30種類もあるので、いろんな色を少しづつ試したい方は小瓶タイプがおすすめです。
HERBIN トラディショナルインク 商品一覧
エルバン トラディショナルインクは全30色あります。
こんなにたくさん色があると本当に迷ってしまいます
エルバンで1番人気の高い色はミントグリーン
確かに透明感があってすごく素敵な色です!
とても気になるので機会があれば購入したいです。
アンカーブラウンの色見本
30色もある中で私がお店で一目惚れした色は『アンカーブラウン』です。
この独特な赤味を帯びた茶色が可愛くて衝動買いしちゃいました。
アンカーブラウンの意味
エルバンのインクには一つ一つそのカラーをイメージしたコンセプトがあって、そこも魅力の一つだと思います。
私が今回購入した【Rouille D’ancre(アンカーブラウン)】のコンセプトはこちら。
『エルバンが船乗りだったことを思い起こさせる。船が長期で停泊した際に、アンカー(錨)に付くサビの色をイメージ。』
って、良い!
つまり鉄が錆びた色ってことですよね!
すごい素敵!買って良かったです!
普通の茶色じゃなくて、アンカーについた錆びの茶色……なんか物語性があってますます気に入りました!
万年筆の使い方・コンバーターにインクを入れる方法
エルバンのコンバーター付き万年筆を購入したので、これにインクを入れていきたいと思います。
初心者さんにもわかりやすいように、丁寧に解説していきます。
カートリッジインクとコンバーター、両方使えるタイプなので、カートリッジインク(ナイトブルー)が1本入っていました。
取り扱い説明書は裏面にイラスト付きで詳細が書かれています。
今回はコンバーターを使うので、万年筆の中に入っているカードリッジインクは外して保管しておくことにしました。
コンバーターを突き当りまでしっかりとはめ込みます。
準備が整ったので、さっそくインクを吸い上げたいと思います!
説明書には、『ペン先を首の部分までインクに浸し、コンバーターのつまみを右に回してインクを吸い上げてください』と書いてあったので、説明書の通りにやってみたら事件が起こりました。
コンバーターにインクが入らない失敗談
何度もつまみをクルクル回しているのになぜか1センチくらいしかインクが入ってこない。
え……説明書通りにやっているのに全然インクが入って来ないんですけど!とかなり焦りました。
どうみても私のやり方が間違えている…
説明書に『ペン先を首の部分までインクに浸し』って書いてあるけど、そもそも首の部分とはどこの事をさしているのか分からない。
ペン先はインクの中にちゃんと全部すっぽり浸しています。
なのに何度やってもインクを吸い取れない。
何がいけないんだああああああっとなって、ネットで調べてみても、みんな同じ説明ばかりで全然わからない。
で、YouTubeで検索してみたところ、コンバーター式万年筆のインクの入れ方を細かく紹介してくれている動画がありまして、それを見て何が原因かわかりました!
コンバーターの黒い棒を下まで下げて無かった!
恥ずかしい(/ω\)
そうならそうと、初心者のためにしっかりとそう説明書に書いてほしい。世の中には私のようにちょっと頭の回転が鈍い人もいるのですよ。
つまみをクルクル回転させて一番下まで下げた後、ペン先をインクの中に入れ、今度は逆方向につまみをクルクル回してみると……。
どんどんインクが吸い上がってきます!
よかった~♪
万年筆に関してまったく無知すぎてインクが入らない事件が起こりましたが、無事に事なきを得ました。
しっかり1回分インクを万年筆に入れたのに、瓶を見てビックリ。
全然インクの量が減ってない!
結構吸い上げたので、もっと減っていると思ったら微々たるものでした。
これはかなりコスパが良さそう
また10mlでもかなりインクが長持ちすると確信したので、割高ですが、15mlより10mlのインク瓶を次回も買おうと思います。
最後にペン先についた余分なインクをティッシュでやさしく撫でるようにサッと拭いたら完了です。
ペン先に刻まれた模様がオシャレです。
なんか、大人って感じがします
見た目もオシャレでかわいいし、値段もそこまで高くはないと思うので、自分へのご褒美や友人へのプレゼントにもおすすめです。
万年筆は使うほどに自分に馴染む
万年筆がいまも多くの方に愛され続けられているのは、使うほどに自分好みの書き味へと育てることができるからだと思います。
万年筆は使用するほど自分の手に馴染み世界に1つだけのペンへと育て上げることができます。
そこがすごい魅力ですよね
私も世界に一つしかない自分だけのペンへと育て上げたいので、これから毎日たくさん使っていこうと思います。
ボールペンタイプもあるよ
私は万年筆タイプを購入しましたが、ボールペンタイプもあります。
万年筆に苦手意識のある方はボールペンタイプがおすすめです。
まとめ
今回はエルバンのコンバーター付き万年筆の使い方をご紹介しました。
追記:2020年12月にインク沼に浸る
それから約2年の月日が流れたいま現在はなんと、佐瀬工業所さんのガラスペンを購入しインク沼に浸っております!
しかも【文具館コバヤシ】さんの静岡インクを大人買いしちゃいました\(^o^)/
完全に万年筆インクにハマってます。
良かったら私がもう一つ運営している、『くうこのインク帳ブログ』にも遊びにきてください^^
文房具ブログはこちら
それではまた次回\(^o^)/