エルバン万年筆でイラスト描いてみた/コピックの線画に使える?

こんにちは、くうこです。

先日文房具屋さんで偶然見つけたエルバンの【アンカーブラウン】というインクの色がとても可愛すぎて、万年筆とインクを衝動買いしてしまいました。

せっかくなので今回はその万年筆でイラストを描いてみようと思います

実はコピックの線画に使えたらいいなと思って万年筆を購入しました。

万年筆と言ったら字を書くペンですが、インクの色が豊富な上にとってもお洒落でカワイイので、イラストの線画に使ったら面白そうですよね。

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万年筆でイラストや線画が描けるのか検証

今回使用したのはエルバンの万年筆とインクです。
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エルバン
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インクは『アンカーブラウン』と言う赤茶色を購入しました。
今回検証してみたこと

  • 書き味、絵も描けるのか
  • 紙の裏うつりはあるのか
  • 耐水性の有無
  • コピックの線画に使えるか
  • 万年筆とミリペンの線の太さを比較
  • 褪色するのか検証
万年筆の使い方や特徴、コンバーターにインクを入れる方法などはこちらの【エルバン・インク|初心者でもわかりやすいコンバーター式万年筆の使い方】で詳しく解説しています。

エルバン・インク|初心者でもわかりやすいコンバーター式万年筆の使い方

2018年6月4日

エルバン・トラディショナルインクを使用

エルバンは1670年(ルイ14世在位時代)にパリで生まれた、シーリングワックスとインクの老舗ブランドです。

今回使用するのはエルバンの【トラディショナル インク】のアンカーブラウンになります。

アンカーブラウンってどんな色?

エルバンのアンカーブラウンは赤味を帯びた茶色です。

色は薄めで、セピアに赤味を足した感じかもしれません。

キレイな色で大変気に入ってます。

アンカーブラウンのカラーコンセプト

エルバンの全30色のインクには一つ一つ意味や物語があります。

例えば私が購入したアンカーブラウンは『船が長期で停泊した際に、アンカー(錨)に付くサビの色をイメージ』とのこと。

つまりアンカーブラウンはアンカーの鉄が錆びた色ってことなんです。

たしかに鉄が錆びた色にそっくりです!

文字と簡単なイラストを試し書き

今回は百均(ダイソー)のマルマンスケッチブックにらくがきしてみました。

万年筆を使うのは今回が初めてなのですが、書き味はとてもなめらかで、力を入れなくてもさらさらとキレイにインクが出てきます

書いている途中でインクが出てこないことが時々ありました。インクフローが追いついて来ないのは気になるところです。

万年筆とGペンの違い

万年筆とGペンの違い万年筆とGペンはまったくの別ものです

万年筆は力を加えなくても一定量のインクがサラサラと出てきます。線の太さも均一です。

一方のGペンは、力加減により線に強弱をつけることができます。

なので万年筆をGペンとして使うのは不可能です。

文字や線を一定の太さで書ける点はボールペンやミリペンと同じですね。

万年筆とGペンの違い

  • 万年筆…力を入れなくてもサラサラと一定量のインクが出る。線に強弱はつかない。
  • Gペン…力加減により線に強弱を持たせることができる。慣れるまでが大変。
Gペンに苦手意識がある私でも万年筆は使いこなせた

私はGペンに対して苦手意識がありました。

中学生だった頃、私は漫画家に憧れていまして、Gペン、丸ペン、カブラペンを何度か使用したことがあります。

しかしそのカリカリと紙に引っかかる感じや、意図せず線が太くなったり、インクがドバっと出たりして、上手く使いこなせずに挫折しました。

それ以来つけペンというものに苦手意識がありずっと敬遠していました。

万年筆とGペンは全くの別物

万年筆には昔から憧れはありましたがペン先がGペンに似ていることから、きっと私には到底扱える代物ではないと思い込んでいました。

けど、万年筆とGペンはまったくの別物でした!

確かに見た目は似ていますが、万年筆は力を入れなくてもさらさらと一定量のインクが出てきてくれるので、線が急に細くなったり、太くなったりしません

どちらかと言うとミリペンに似た書き心地です。

故にマンガの線画に使うのは非常に厳しいです

インクの量が一定を保つので、Gペンのように強弱をつけた線を描きたい方にはおすすめできませんが、普段からイラストをミリペンで描いている方には良いかもしれません

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エルバンの万年筆とインクで絵が描けるのか検証

万年筆の特徴やGペンとの違いが分かったところで、万年筆でイラストが描けるのかを検証していきたいと思います。

インクの裏移りについて検証

今回は、コピー用紙、ロディアのメモ用紙、マルマンのスケッチブックでインクの裏移りはあるのかを、それぞれ検証してみました。

コピー用紙

コピー用紙の裏からしっかりと色、文字が見えます。

特に色を濃く重ねたりんごがはっきりと見えます。ただ、下の紙には影響はないので、下敷きなどは必要ありません。

ロディア

ロディアメモ帳でも裏移りがあるのか試してみたところ、微かに見えますが、特に問題はないと思います。

この程度なら、裏にもメモを取れます。

スケッチブック・水彩紙

スケッチブック及び水彩紙などの厚口の紙には、まったく裏移りしませんでした。

耐水性はある?

実際に水筆でインクの上をなぞってみました。

軽くなぞっているだけなのに、どんどん水に溶けだして滲みが広がっていきます。

耐水性ではないので水彩の線画には不向きかもしれません

ただ、私はこの水に溶ける感じが好きで水彩の線画にも使っています。

補足:イラスト用のカラーインクは耐水性
今回わたしが使用したエルバンのインクは万年筆用なので耐水性ではありませんでしたが、イラストやデザイン用のカラーインクは耐水性のものもあります。
例えば【W&Nドローイングインク】は耐水性のインクでイラストの線画にもおすすめ。ただし万年筆のインクとしては使えません。

コピックの線画に使える?滲まない?

コピックの0番(カラーレスブレンダー)で線の上をグリグリと何往復もし、インクを染み込ませましたが、まったくにじみません。

コピックの色をたくさん重ねても、どんなに筆でゴシゴシ擦ってもまったく滲みませんでした。

コピックの線画には使えそうです

エルバンのペン先Mサイズってどのくらいの太さ?

今回わたしが購入したエルバンの万年筆は、ペンのサイズがM(ミディアム)です。

実際にどのくらい太いのか、手持ちのミリペンと線の太さを比較してみました。

上から、

  • staedtler pigment liner
  • サクラクレパス ピグマ
  • KOKUYO DRAWING PEN
  • エルバン万年筆M(ミディアム)

の順に線を引きました。

比較してみると【KOKUYO DRAWING PEN】の0.5ミリに近い太さに思えます。

実際にイラストを描いてみると、ミリペンのようにサラサラ描けますが、レースなどの細かい描写には厳しかったです。

コピックの線画に本当に使える最強のミリペンを探してみた

2018年10月4日

退色はどれくらい?

上段の文字は1カ月間、部屋の壁に貼っておいたもの、下段はどれぐらい退色したかを確かめるために新しく書いたものになります。

私的にカラーインクは光に弱いイメージがあります。

長時間、光りに当たり続けると色が抜けて、薄くなったり、くすんでしまったりします。

今回わたしは紙に文字を書き、その紙を窓際に1カ月間貼ってみて退色具合を検証しました。

窓際に貼ってありましたが、直射日光は避けてあります。外の明かりと部屋の明かりによく照らされていましたが、結果は肉眼ではまったく変わりがないように思えました。

流石に直射日光が当たると退色しますが、イラストを直射日光に当てる人なんていませんよね?

なので今回、外の明かりと部屋の明かりでどれだけ退色するかを検証しましたが、肉眼では退色は見られなかったので、私はこのインクをイラストに使用しても大丈夫だと思いました。

万年筆で線画を描いてコピックで塗ってみた

という事で、いろいろ検証してみましたが、私はこれからしばらくの間、コピックで彩色する際はエルバンのインク及び万年筆で線画を描いていきたいと思います。

ただそれをみなさんにおすすめすることはちょっと難しい気がします。

自分は使用するが、人におすすめできない理由

  • 細い線が描けないので細部の描写が厳しい
  • 線に強弱がつかない
  • 紙によってインクが滲むことがある
  • インクフローが追いつかず効率よく描けない
万年筆でイラストは描けるが、普通にGペンやミリペンの方が描きやすい

と言う結論に至りました。

ペンのサイズがMサイズだと、細かい描写ができないのでF(細字)サイズの万年筆が必要になります。

また、万年筆よりもGペンや丸ペンなどの、いわゆるつけペンタイプにドローイング用のインクでペン入れするほうが良いです。

ここは個人の好みにもよりますが、万年筆でわざわざイラストを描かなくても良いのではないでしょうか。

私はエルバンのアンカーブラウンと言う色が大変気に入ってしまった為、ちょっと不便でも愛用していて苦ではありませんが、皆さんはしっかりと耐水性のあるドローイング用のカラーインクを使った方が良いと思います

イラストにおすすめのつけペン

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デリーター(deleter)
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こちらは私がイラストを本格的にはじめた時に購入した『DELETER お試しペンセット』です。

・フリーペン軸 1本
・丸ペン/Gペン/サジペン 各1本
・原稿用紙ハガキサイズ 3枚

これらが全てセットになっているので、ちょっとつけペンを試してみたい方におすすめです。

低価格で3つのペンを試せるのでとってもお買い得。

こちらの【初心者におすすめGペン、丸ペン、サジペンお試しセットがすごい】で詳しくレビューしています。

初心者におすすめGペン、丸ペン、サジペンお試しセットがすごい

2018年6月20日
万年筆を自分好みに育て上げる

万年筆は使えば使うほど自分に馴染み、成長するペンです。

普段はメモ用として使い、時々コピックの線画用のペンとして使っていこうと思います。

これからたくさん使って、自分好みのペンに育てていくのが楽しみです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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