こんにちは、くうこです
人生ではじめてトレース台を購入しました。
私はふだんからアナログでイラストを描いているのですが、プロが使っている本格的なトレース台ではなく、安いのに厚口の水彩紙にもしっかりと複写できるトレース台を探していました。
やっぱり初めてのトレース台だし、絶対に失敗したくない!
そんな私が最終的に選んだのはAmazonで販売されていた薄型のLEDトレース台でした。
なんとお値段たったの1,699円!
正直、最初の頃は『安いからしっかりトレースできないんじゃないの?』とか『1年もしない内に壊れてしまうのでは』なんて疑ったりもしました。
けど、実際に使用してみたら自分の想像をはるかに超えるくらい使いやすくて便利なトレース台でした!
実際に使ってみて良かった点、あまり良くなかった点なども交えながらレビューしていきます
追記:1年使ってみた感想
Etpark トレース台 LED A4サイズを購入
今回Amazonで購入したのは『Etpark トレース台 LED A4サイズ
通常価格は2,480円ですが、この前たまたまセールを開催していまして、私は1,699円と言う驚異的な安さで購入することができました!
ひと昔前だとトレース台って一万円前後くらいしたと思うのですが、いまの時代、LEDの登場と企業様の努力のおかけで薄くて高性能なトレース台をかなりお手頃な価格で購入できるようになりました。
プロじゃなくても気軽にトレース台を手に入れられる良い時代です
Etpark トレース台 LED A4サイズを本音でレビュー
ではさっそく『Etpark トレース台 LED A4サイズ
良い所だけでなくちょっと気になった悪いところも本音でレビューします。
お気に入りポイント
- 超薄型(5ミリ)で収納に便利
- 3段階調光で好きな明るさに調節できる
- 日本製のアクリル素材を使用している安心感
- 目に優しい素材、長時間使用しても目が疲れにくい
- 裏に滑り止めがついている
- 表面がまったく発熱しない
- ムラの無い全面発光でチラツキや音(ノイズ)がない
他にもLEDは長寿命で低消費電力、モバイルバッテリーでも電源を供給できるなどありますが、私は特に上記の性能が気に入りました。
Amazonで購入した安いトレース台の実力を動画で検証
購入したトレース台の使用感を動画でも詳しくレビューしました。
トレース台の特徴、使い方、そして厚口の水彩紙にもトレースできるかなど検証しているので、良かったらチェックしてみてください。
それではまずは開封していきましょう\(^o^)/
商品が届いたので開封してみた
Amazonの段ボールを開けると、こちらのパッケージが登場しました。
開くと目に飛び込んできたのがUSBケーブルと説明書。
USBケーブルは1.5メートルと丁度いい長さです。
説明書は日本語ですが、まぁ、読まなくても大丈夫かと思います。私は読まないでそのまま箱に戻しました。
5ミリと大変薄い商品だったので、配送中に破損しないか少し心配していたのですが、しっかりと丁寧に梱包されており安心しました。
これなら配送中の破損の心配はいりませんね^^
トレース台本体を詳しくレビュー
サイズ・重量
- 縦233mm、横335mm、発光面A4サイズ
- 厚さはわずか5mm
- 重量500g
- USBケーブルの長さ1,5メートル
とにかく薄くて軽いです!
けれど全然安っぽい印象はなく、スマートでカッコいい感じです。
パソコンのUSBポートへの接続で電源を供給したり、他にもモバイルバッテリーやACアダプターなどでも可能です。
今回私はiPod用のACアダプターを使用しました。
モバイルバッテリーがあれば外出先でも使用可能です
電源マークをタップすると、一瞬でパッと明かりがつきます。
これがすごく便利!
表面には一切凸凹がないので紙が引っかかったり折れたりする心配もなく、安心してトレース作業に集中できます。
1段階調光目
ほのかに光りました。目にやさしい。
コピー用紙ならこれくらいの光で十分です。
2段階調光目
光りが多少強くなりましたが、全然まぶしさは感じません。
漫画の原稿用紙などはこのくらいでもトレースできます。
3段階調光目
電源マークをタップするごとに、光りの強さが上がっていきます。
こちらが一番強い光です
- チラツキ、全くありません!
- 光りのムラ、全くありません!
- なにより目に優しくて快適に作業できる!
一番強い光にしても、全く目に違和感や不快感がないのが本当にすごいです!
こちらはスケッチブックや水彩紙などの厚口用紙におすすめの明るさです。
そして最後、4回目のタップで電源が消えます。
厚口用紙でもトレス可能か検証してみた
薄型のLEDトレース台でもマルマンスケッチブックほどの厚さなら余裕でトレースできますが、1,700円のトレース台で300gもの厚い紙にしっかりトレスできるのかすごく気になりますよね。
私は透明水彩でイラストを描いたりするので、いま自分が使っている300gほどの分厚い水彩紙にもトレスできるのか購入する前ものすぐく不安でした。
だからこそ、何日も悩んで一生懸命さまざまなトレース台を比較して購入したのがこの『Etpark トレース台 LED A4サイズ
実際にこのトレース台がどのくらい厚い水彩紙まで使用が可能なのか検証してみたいと思います!
検証に使用した紙
- 一般的なコピー用紙
- マルマンのスケッチブック(並口)
- ホワイトワトソン水彩紙239g(中目)
- アルシュ水彩紙300g(極細)
割とポピュラーな4種類の紙を用意しました。さっそく検証してみます。
2Bの鉛筆で描いたイラストで検証
こちら2Bの鉛筆で描いたオリジナルイラストになります。
一番明るい三段階目の光で透け具合を見ていきます。
コピー用紙
薄いコピー用紙なら余裕で透けますね。
ここまでクッキリ透けてくれると細部まで綺麗にトレスできます。
マルマン図案スケッチブック
コピー用紙と比べると少し曇りがかりましたが、しっかりと下の線が見えます。
並口のスケッチブック及び、190gぐらいの水彩紙でも全く問題なくトレースできるのでこれは凄い!
だいたい皆さんこのくらいの厚さの紙を使用していることが多いと思うので、無理してプロ向けのトレース台を買わなくても初心者は安いトレース台で十分ですね。
ホワイトワトソン239g【中目】
スケッチブックよりも厚い水彩紙。
見た感じスケッチブックよりも下の絵が透けて見えるのは気のせいでしょうか?
という事で、239gの厚口水彩紙もクリア!
アルシュ300g【極細】
今回検証した紙の中で1番分厚い300gのアルシュ水彩紙。
水をグングン吸い取るほど厚い紙です。
さて、そんな厚口の水彩紙にもトレスできるかすごく不安だったのですが、見てくださいコレ!
ちゃんとしっかりと下の線が見えます!
てか、239gのホワイトワトソンより、300gのアルシュの方がよく見えるんですけど!
たださすがにクリアには透けないので、もっと透けてほしい方はプロ仕様のトレース台をおすすめします。
私的には約1,700円のトレース台でここまでしっかり見えるとは正直思っていなかったので、これはもう文句なしで十分買って良かったと思える良品でした。
ホワイトワトソンとアルシュだけで比べてみた
- 左の白い紙はホワイトワトソン239g【中目】
- 右のクリーム色の紙がアルシュ300g【極細目】
二つの紙を並べてみたら、やっぱりアルシュの方が下の絵が見やすい気がします。
クリーム色の方が見えやすいんでしょうか?
もしくは細目、中目、粗目によって見え方に違いがあるのかもしれません。トレース台は奥が深いです。
B4サイズのトレース台もおすすめ
実際に使って良かったポイントを5つ
では実際に使ってみて良かった点を5つご紹介します
1、紙がトレース面に吸い付く
どんな仕組みかはわかりませんが、紙が表面にピタッと吸い付きます。
これがとっても楽しい。
下の紙が不用意に動かないので快適にトレースできるところがすごく気に入りました!
逆さにしても紙が落ちないのすごい!
なんだろう……静電気とかですかね?どんな仕組みか気になります。
2、滑り止めがついている
裏側には4か所大き目のすべり止めがついているので、作業中に台がずれるようなことは一切ありませんでした。
とにかく快適に作業できるところが良い!
すべり止めのおかげで線をなぞることだけに集中できました。
3、側面も光る
部屋を真っ暗にしても、側面が光っているため手元が良く見えてすごく快適でした。
個人的に1番のお気に入りポイントだったりします^^
部屋を真っ暗にしても、トレース台が間接照明並みに明るいので、部屋全体をやさしく照らしてくれます。
暗い部屋が苦手な私にとっては本当にありがたいです
4、薄いから収納に場所を取らない
私の部屋本当に狭いんです!
しかも収納スペースもなくてあまり大きい物は普段から買うのを控えているのですが、このトレース台は薄くて軽いので、本棚などのちょっとしたスペースにも収納できるところが気に入っています。
限られた狭いスペースにも収納できるので全然邪魔になりません。
本当に軽くて薄いのでトートバッグやリュックなどに入れて、外出先にも気軽に持ち出せます。
5、ビックリするほど目に優しかった!
目が全然疲れなくて本当に感動しました!
1時間くらいずっと作業してたんですけど、まったく目に負担がかからず快適にトレスできたんです!
ずっと光を見ているはずなのに、目は疲れない、チカチカしない、不快感なし!
こんなに目にやさしいのにしっかりと厚口の用紙にもトレスでき、しかも1,699円という安さに感謝しかないです。
あまり良くなかった点
気になった点はこの2つ
3段階調光に利点を感じなかった
3段階調光に魅力を感じて購入しましたが、結局どの紙でも一番強い3段階目の光で常にトレスしているので、3段階調光にメリットを感じませんでした。
私の場合、基本厚口用紙にトレスするので毎回1番強い光で使用します
無段階調節のトレース台ならワンタッチで最強の明かりがつきますし、わざわざ3回タップしなくてもいいので煩わしさが減ると思います。
また無段階調節の方が価格が安かったりするので、結局一番強い光で毎回使用するならあえて無段階調節のトレース台を選ぶのもありです。
電源付近が発熱する
光っているLEDの白い部分は何時間経とうがまったく発熱しません。
むしろひんやりするくらいなので、トレース中に手が熱くなることは一切ありません。
ですが、左端の黒い部分は全体的に熱を持ちます
作業に集中しすぎて不意に触ってしまうと『あちっ!』てなるので注意が必要です。
そこだけが本当に残念なポイントですね。
それ以外はもう満点!
この価格にしてここまで高機能なら文句なし!むしろありがとうございますと直接御礼を言いたいです\(^o^)/
最新のおすすめのトレース台はこれ
最後に優秀なトレース台を3つご紹介します
Amazonにはたくさん商品がありすぎてどれを購入すればいいのか分からない方などはぜひ、参考にしてみてください。
2024年度最新版
今回私が紹介したトレース台は販売終了してしまったため、2024年度のいま現在の人気商品をご紹介します!
トレース台 A4 【和遥キナ先生推薦ライトボックス 】
1番人気のトレース台がこちら!
和遥キナ先生(@kazuharukina)推奨のこちらのトレース台はなんと無段階調光です!この価格で紙の厚さに応じて好みの明るさに微調整できるなんてすごい!
また表面にドットがないタイプなのですごく快適です。
私が最初に買ったトレース台よりもこっちの方が何倍も機能性に優れているのでおすすめです。
初心者~中級者向けGAOMON トレース台GB4!
こちらB4サイズのトレース台はプロアマ問わずおすすめです!
B4サイズのトレース台がこの価格なので大変コスパが良く、また機能も申し分ないです。
チラつきなし、表面の凹凸無し、光源のドットなしで快適に作業できます。
あと、何時間使っても全然発熱しない所がすごく気に入りました!
実際に使ってみた感想はこちら
プロも使っている高性能な日本製トレース台!
とにかく高品質&高機能なプロ向けのトレース台。
LEDの明るさが驚きの7段階調光!
夜は暗く昼は明るくと作業環境に合わせて変更したり、または紙の厚さに適した明るさに調整できるので目への負担を軽減することができます。
このトレース台が上記2つと明らかに違うのは、スタンドが付いているので自分に合った楽な角度でトレースができる所です!
傾斜角度を3段階に変えることができ、長時間のトレース作業でも楽な姿勢で描けます。スタンドは折り畳み式で収納に便利!
個人的に次買うならこれかなって思っています
サイズもA3と大きめな原稿にも使用が可能です。
Amazonレビューにもあったのですが『アニメーター』におすすめとのことで、いま現在プロとして活躍されている方や将来プロになりたい方などに最適な商品です。
まとめ
電源付近が発熱するなどの多少の難点はあるものの、1700円でここまで優れた商品に出会えたことに大変満足しています。
Amazonには怪しい中華系のトレース台であふれているので、正直安すぎるトレース台はどうかな…なんて思ってましたが私が購入したトレース台は良品で安心しました。
他にもたくさん薄型LEDトレース台が販売されていますが、失敗しない為にも購入する前に必ずレビューを一通りチェックすることをおすすめします。
どんなにたくさんレビューがあっても、それが良い商品とは限りません。
しっかりと見極めることが大切です。
それではまた次回\(^o^)/