
イラストを描く上で必然的に画力が問われるのが手の表現です。
顔は上手く描けるのに手が下手すぎて残念……なんてことはありませんか?
手は感情表現の一つです。
手が上手にかけることでキャラクターをより一層生き生きと魅力的に見せることができます。
けど手ってやっぱり難しくて練習するのも億劫になりがちですよね。
そんな時に出会ったのがこちらの本。
こちらの本では難しい手も単純化させることで簡単に描けることを学べます。
それでは詳しくご紹介していきます。
手の描き方がよくわかるおすすめの本

この本からこんな事を学びました。
- 手の構造
- 骨の付き方&指の可動域
- アタリの取り方
- 単純化のさせ方
- デフォルメさせるコツ

手足の描き方 マスターガイド

様々なアングルで手と足のポーズが載っているのですが、わかりやすい解説付きなので初心者さんにもおすすめです。
初心者でも簡単に描けるように、形の捉え方、描く時のコツなどが丁寧に解説されています。
この本を買って良かった点
ではこの本を買って良かった点を7つご紹介します。
1、単純化の方法がわかりやすい
人体のデッサンではまず形を単純に捉えて、そこから細部を描き込んでいくのが一般的ですが手も同じです。

私の場合は初心者すぎて複雑な手をどう単純化させれば良いのかもわかりませんでしたが、単純化させる方法や作例も豊富ですごく助かりました。
私もまだまだ手が上手に描けませんが、単純化のおかげでだいぶ形を整えられるようになってきました。
2、手の構造がわかる

手の基本構造もしっかりと学べます。
3、手の形は7パターン
- 開いた手
- グーに握った手
- 指を立てた手
- つまんだ手
- 棒を握る手
- わし掴みの手
- 小指から曲げた手
4、写真+イラストでわかりやすい
線がない実写を線に描き起こすのってすごく難しいですよね。
この本では写真と一緒にイラストも掲載してくれています。
どこまでデフォルメさせるのか、どのように線を引けば良いのか参考になりました。
5、使えるモチーフ&シーンがたくさんある

- 伸ばした手
- カードを差し出す
- 眼鏡をはずす
- ピストルを構える
- 本を読む
- 箸で食べる
- ペンを持つ
- 祈る
- 指を合わせる
- 腕を組む
- 握手をする
- 手をつなぐ
- 手を引く

6、足の描き方も載っている
本書の三分の一が足についてページを割いているので、足がうまく描けない方にもおすすめです。
太ももなどの『脚』全体ではなく、『足』に特化しているところが個人的に嬉しい。
私は『脚』を描くのは結構好きなんですが、『足』を描くのがすごい苦手でうまく地面に立たせることができません。
足の構造がわかっていなかったからだと思います。
今はこちらの本に掲載されている360度から見た足の形の写真のおかげでだいぶ上達しました。
7、全ページカラー

私は基本カラーイラストしか描かないので、色塗りの陰影にとても参考になりました。
Amazonレビューでも高評価
個人的にはやっぱり手のアタリの取り方や単純化させる方法が学べたのがすごく良かったです。
男女の手の描き分けは詳しく解説されていない
性別、年齢別の手の描き方が1ページでまとめられています。
つまり詳しくは書かれていません。
もし男性の手が描きたい方は別途男性の手がよくわかるポーズ集を買う必要がありますし、女の子の手が描きたい場合は別途女の子のポーズ集を買う必要があります。
手足の描き方マスターガイドはあくまでの手を描く基本を学ぶための本です。

個人的に好きな女の子の手の描き方がわかる本
女の子らしい手のデフォルメのさせ方とか、手を絡めた時の描き方のコツとかめっちゃわかりやすかったので初心者さんにおすすめです。
手の描き方がわかりやすい本はこれ
手が上手に描けるようになると本当に絵を描くのが楽しくなります。
また一気に表現の幅も広がります!

まずは複雑な形の手を簡単な形に捉える練習からはじめてみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。