
イラストが良い感じに仕上がって来た時にインクが突然ボタっと落ちる。
想像するだけで怖いですよね。
今回はなぜインクが漏れてしまうのか、その原因と対策について紹介します。
- インク漏れの原因は3つ
- インク漏れした時の対処方法
- インク漏れ対策5つ

インク漏れの原因とは
なぜブラシニブからインクが漏れてしまうのか。
それは本体内部が密閉状態になってしまったことが原因です。
なぜ本体内部が密閉状態になるのか

- インクを多く入れすぎてしまった
- スーパーブラシニブからインクを補充してしまった
- 落下などにより強い衝撃を与えてしまった
原因その1:インクの入れすぎ

インクを入れすぎると本体内部でインク漏れが発生し、気道が塞がることで密閉状態となりインクがボタ落ちします。
どういう事かと言うと、コピック本体の中には綿が入っています。
その中綿にインクを染み込ませることでインクが適度にニブから出てきます。
なのでインクを入れすぎると本体内部にある中綿からインクが溢れてしまい気道を塞いでしまうんです。

- スケッチ…約1.8ml
- チャオ…約1.4ml
原因その2:ブラシニブからインクを補充してしまった

上記でも紹介したように『ブラシ側の気道を塞いでしまう』原因になるからです。

正しいインク補充方法は以下の記事で解説しています。
原因その3:落下など強い衝撃を与えてしまった
落下による衝撃、または振り回したことで本体内部でインク漏れが発生し気道が塞がってしまうことがあります。
この場合もインクボタ落ちの原因になります。
コピックを乱暴に扱ったり、落下させたりしないように気をつけましょう。
気道のつまりを取り除く方法

ブラシニブを一度抜き、本体のニブ差込口の内面をキレイに掃除することで解決できます。
古いニブでも大丈夫ですが、劣化しれいる場合再度インク漏れが発生します。
できれば新しいニブに交換することをお勧めします。
インク漏れ対策
コピックのボタ落ちを止めるには、反対側のフタを外すのが有効。予防するためには、横にして保管したり、インク補充をブロード側から入れすぎないようにしましょう。 https://t.co/6yZ286ZVE2 (コピックツインズ) pic.twitter.com/b4sZxMYn92
— コピックツインズ(トウコ&トウマ) (@COPIC_twins) 2017年7月27日
上記ツイートはコピック公式が公開しているインクボタ落ちの原因と対策です。
では普段からどのような事に気をつけれいればインク漏れを防げるのかを更に詳しくご紹介します。
- 熱い場所に放置しない
- インク補充は少な目を心がける
- ブロードニブからインクを補充
- コピックを縦置きしない
- コピック本体に強い衝撃を与えない
1、熱い場所に放置しない
あまり高温な環境に放置してしまうと、コピック本体内の空気が膨張して、使う時にインクが漏れてしまう場合があります。
どういう事かと言うと、
熱によって中のアルコールインクが気化します。
気道が塞がっているとこれを逃がすことができず本体内部の圧力が上昇。
結果、ブラシニブの先からインクが押し出されてボタ落ちしてしまうんです。
体温で温められても同じ症状になる
中のアルコールインクは体温であたためられても気化します。
インク漏れなどで気道が塞がってなければ特に問題はありませんが、もし気道が塞がっていると気化したアルコール成分を逃すことができずインクがボタ落ちします。
2、インク補充は少な目を心がける


- スケッチ…約1.8ml
- チャオ…約1.4ml
3、ブロードニブからインクを補充しよう

インク補充する時も、ゆっくりと時間をかけて入れるのがポイントです。
4、コピックを縦置きに保管しない

特にブラシニブ側が下になっているとボタ落ちしやすくなります。
セット販売されているコピックは、すべてブラシ側が上を向いていますが、これはインクボタ落ち対策でそうなっています。

コピックはなるべく横にして保管しましょう。
どうしても縦置きしたい場合はブロードニブ側を下にして保管しましょう。
5、コピック本体に強い衝撃を与えない
強い衝撃を与えてしまうとインク漏れの原因になります。
万が一落下させてしまった場合は、スーパーブラシニブを上にして立てて保管しておくと、インク漏れを予防できることがあります。
どうしても改善されない場合はニブの交換がおすすめ
上記5つの点に気を付けていても頻繁にインク漏れが起こる場合、ニブが劣化してる可能性があります。
ニブを新しく交換することで改善できるかもしれません。
もしそれでも改善されない場合はコピック本体の買い替えがおすすめです。
イラストの上でキャップを外すのを控えよう
どんなに対策していても、不意にインクがボタ落ちすることもあります。
なるべくイラストや衣服の上でキャップを外すのは控えましょう。
まとめ
- 原因は本体内部が密閉状態になっていたから
- 気道ののつまりを取り除けば改善できる
- 熱い場所に放置しない
- インク補充は少な目を心がける
- ブラシニブからインク補充しない
- コピックを縦置きしない
- コピック本体に強い衝撃を与えない
少しでも参考になれば幸いです。
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それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。