こんにちは、くうこです
今回はシュミンケホラダム透明水彩絵具基本の12色セットをご紹介します。
とてつもなく良いお値段なので購入するのにすごく勇気が入りましたが、やっぱり買って良かったです!
買わない方が後悔していたと思います。
と言うことで今回は、シュミンケホラダム12色セットの色見本と実際に使ってみた感想、そしておすすめの色をご紹介します!
シュミンケホラダム透明水彩絵具12色セットをレビュー!
私が購入したのはチューブタイプの基本の12色セットです。
最初はハーフパンとすごく悩みました
個人的に『シュミンケホラダムと言えばハーフパン』と言う印象を持っていたので、最初の頃はハーフパンタイプを購入する予定でした。
けどやっぱりチューブタイプの方が使い勝手が良いので、思い切ってチューブタイプの12色セットを購入しました。
チューブもハーフパンも同じ調合で製造されている
シュミンケは世界で唯一「充填式製造」を採用していて、チューブタイプも固形タイプも同じ調合で製造されています。
つまり、チューブタイプもハーフパンタイプもまったく同じ色味と言う事!
今回ご紹介する色見本はチューブタイプになりますが、色味は同じなのでハーフパンタイプをお求めの方も良かったら最後まで読んでくださると嬉しいです。
シュミンケホラダム公式HP
※株式会社丸善美術商事さんはラファエル社(フランス)、シュミンケ社(ドイツ)、オメガ社(イタリア)、クレタカラー社(オーストリア)の日本輸入総代理店です。
シュミンケホラダム全140色の色見本はこちら
シュミンケホラダム透明水彩絵具とは
シュミンケホラダムはドイツが誇る最高級の透明水彩絵具です。
日本では永山裕子先生(@yuko_nagayama)が愛用していることで有名です。
実は今から約3ヵ月前に永山裕子先生に憧れて【シュミンケホラダム永山裕子特選12色セット】を購入しちゃいました。
そのことがキッカケで今回シュミンケホラダム基本の12色セットを購入しました。
永山裕子特選12色セットは以下の記事で詳しくご紹介しています。
シュミンケホラダム12色セットを動画でレビュー
本当にシュミンケは色が鮮やかで美しすぎるので動画でもレビューしました!
写真だけだと色の伸びや顔料の広がりが伝わりにくいこともあるので、もしよろしければお時間のある時にご視聴いただければ幸いです。
Schmincke HORADAM 12色セットの内容
基本の12色セットのラインナップ
- レモンイエロー
- カドミウムイエローライト
- カドミウムレッドライト
- パーマネントカーマイン
- プルシャンブルー
- ウルトラマリンファイネスト
- フタログリーン
- パーマネントグリーンオリーブ
- イングリッシュベネチアンレッド
- イエローオーカー
- セピアブラウン
- アイボリーブラック
手元に届いてから気が付いたのですが、シュミンケの12色セットってチャイニーズホワイトが入っていないんですね!
ホワイトはどのメーカーの12色セットにも必ず入っていたので、今回入っていないことにすごく驚きました。
他メーカーさんのチャイニーズホワイトが5、6個あまってるので、個人的にはホワイトがなくても問題がない…と言うか、何だか得した気分になりました^^
色見本・カラーチャート
レモンイエロー
カドミウムイエローライト
カドミウムレッドライト
パーマネントカーマイン
ウルトラマリンファイネスト
プルシャンブルー
フタログリーン
パーマネントグリーンオリーブ
イエローオーカー
イングリッシュベネチアンレッド
セピアブラウン
アイボリーブラック
どの色も美しすぎてビックリ!
みずみずしさが半端ない!
なんでしょうこのみずみずしさは!
今まで描いてきたりんごの中で1番みずみずしくて上品です。
なぜかいつもより上手く見えるのが不思議
これが最高級絵具の特徴なんですかね?
とにかくみずみずしくて鮮やかで美しいです!
この発色の良さは他のメーカーさんを圧倒するほど魅力に溢れています。
画力が少し上がったような錯覚に陥るので描いていてすごく楽しかったです。
何より上品でなめらかなタッチが大変気に入りました!
シュミンケホラダムのここに惚れた
- 発色がとても鮮やか
- 上品な雰囲気
- 大変伸びがよくどこまでも色を広げられる
- 透明感が半端なくてみずみずしい
- 人の目を一瞬で惹きつけるほど美しい色
- なぜかいつもより絵が上手く見える
とにかくジューシー!
めちゃくちゃ粒子が細かいので本当にジューシーでみずみずしい
確かに価格は高いですが大変絵具の伸びも良いので、私のように小さいサイズのイラストを描く方にとっては5mlでも十分たくさん絵を描くことができます。
やっぱり透明水彩絵具は他の画材と比べてみてもコスパが良いですね。
特に気に入ったおすすめの5色
全色おすすめですが、その中でも特に気に入った色を5つ選びました!
レモンイエロー
とてつもなく美しいイエロー。
洗練された透明感で発色も大変鮮やか。水でどこまでも伸ばしていけそうなほどなめらかな塗り心地にうっとり。
どの色とも相性がいいので混色しても濁りにくく、下地として使っても大変優秀。
パーマネントカーマイン
高貴で上品な赤色。
濃く溶いた時の妖艶さと淡く溶いた時の透明感と可愛らしさとで雰囲気が全く異なり、二面性があって楽しい色。
この色で薔薇を描いたらどんな絵になるのかすごくわくわくします。
プルシャンブル―
落ち着いた雰囲気のあるシックな青色。
他メーカーさんのプルシャンブルーはそれほど好んで使ったことがありませんでしたが、シュミンケのプルシャンブルーは私の心を根こそぎ持っていきました。
とにかく上品!この言葉に尽きます!
メーカーによってこんなにも色味や雰囲気が違うのかと驚かされました。
フタログリーン
人の目を一瞬で惹きつけるほど鮮やかな緑色。ビリジャンと色味がよく似ています。
実はこのフタログリーンが目当てで今回12色セットを購入しました!
永山裕子先生が『永山流水彩画法- 基本と応用 -DVD
私も真似してみたくて、ようやくフタログリーンが手に入ってすごく嬉しいです!
イングリッシュベネチアンレッド
まず『イングリッシュベネチアンレッド』っていうネーミングがカッコよくて好き。
基本の12色セットには普通どのメーカーさんも『バーントシェナー』と『バーントアンバー』を採用していますが、シュミンケはこの色をチョイスしているところがまた面白くてセンスの良さを伺えます。
赤レンガっぽい色味が個人的にすごく好みです。
おすすめの色は全て永山裕子特選12色セットに入っている
私は永山裕子先生が選んだ『特選12色セット』を購入し、その美しさと透明感に魅了されて、今回【シュミンケホラダム透明水彩絵具 12色セット】を追加で購入しました。
両方購入してみて分かったことが1つあります。それは、
永山裕子特選12色セットは全色神色だった!
永山裕子特選12色セットには捨て色が1つもありません
もちろん今回購入した12色セットにも捨て色なんてありませんよ!
ただそれを遥かに凌ぐほど永山裕子先生の選んだ12色セットに心を揺さぶられました。
特選12色セットは何もかもがパーフェクトでした!
もしシュミンケでおすすめの色が知りたい方やどの色を購入すればいいのか迷われている方は、永山裕子先生が選んだ12色の内どれか1本を購入してみてください。
たった1本で良いんです。
きっとその1本でこれまでの世界観が崩壊し、そのあまりの美しさに一瞬で心を奪われてしまうと思います^^
特選12色セットの色見本はこちら
Schminckeメタルケースがカッコよすぎる
では最後にメタルケースをレビューしていきます。
ずっとこのメタルケースが欲しかったんです!
金属製のパレットはやっぱり高級感があっていいですね!
5mlの絵の具が12本入っていることもあり、ずっしりと重みを感じます。
トレーをはずすと下に絵の具を混色させるスペースが登場しました。
これは便利ですね。
ハーフパンタイプのメタルケースも同じようにトレーが取り外しできます。
牛乳パックを敷いてハーフパンケースに改造
今回専用の中敷き(トレー)を取り外し、牛乳パックを切り抜いてメタルケースにはめ込みました。
すると、この様にハーフパンを詰められるように!
ハーフパンの裏に両面テープなどを貼り固定すれば動く心配もいりません。
詳しい作り方はこちら
メタルパレット無しの12色セットもあるよ
こちらはメタルパレット無しバージョンの基本の12色セットです。
永山裕子ホラダム基本12色セットと名付けられていますが、『カドミウムイエローライト(224)』が『カドミウムイエローミドル(225)』へと変更となっていて、それ以外は私が購入したセットと同じ内容です。
メタルパレットはいらないよって方におすすめです。
シュミンケホラダム全140色のカラーチャート
シュミンケホラダムのドットカードを使用して、全140色の色見本を作りました。
全色カラーチャート、グラニュレーションカラー、三原色などすべて以下の記事にまとめてあります。
まとめ
シュミンケホラダムは最高級の透明水彩絵の具なのでお値段が本当に高くて中々手が出せないですが、なめらかで、みずみずしい発色に完全に心を奪われてしまいました。
シュミンケホラダムは私にとって憧れの絵具です。
その憧れの絵具を手に入れられて本当にうれしいです。大切に使っていこうと思います。
それではまた次回\(^o^)/