
こんにちは、くうこです
今回は私の大好きなクサカベ透明水彩絵具の使用感と色見本をご紹介します。
クサカベは淡くて和風な色が多く、他メーカーさんと一線を画す個性豊かな色がそろっています。
そこで今回は国内メーカーで有名なホルベインやターナーとどのように色が違うのかも比較してみることにしました。
先に結論から申しますと、発色、色味、雰囲気が全然違います!これぞクサカベって感じ!
また以下のリンク先にて、クサカベ全90色の色見本も公開しています。


ではさっそく使用してみた感想を詳しくご紹介します。
クサカベ透明水彩絵具の特徴
クサカベ透明水彩絵具は透明感を最大限に生かした明るい発色と鮮やかさにこだわって作られています。
重金属をなるべく使わず、有機顔料を使用しているのでお子様からご年配の方まで安心してお使いいただけます。
他メーカーさんにはあまりないような淡い色や渋い色もあり、全体的に和風な色合いが豊富な事から日本の風景画とも相性がいいです。



あと、可愛い色が豊富なのでイラストレーションにもおすすめです
ダイソーの水彩用パレットを使用


今回は100均のパレットにクサカベを詰めていきます。
こちらダイソーのパレットなのですが、仕切りが豊富でサイズも丁度良く、私のお気に入りの商品なんです。
ダイソーの水彩用パレットは初心者さんにおすすめなので、是非店舗でチェックしてみてください!


クサカベ透明水彩絵の具12色セットのカラーラインナップ


【クサカベ 透明水彩絵具 12色セット
12色セットの内容
- 【群青】ウルトラマリンライト
- 【紺青】プルシャンブルー
- 【濃緑】ビリジャン
- 【黄草】サップグリーン
- 【鮮黄】パーマネントイエローライト
- 【黄土】イエローオーカー
- 【朱】バーミリオン
- 【薔薇】ローズマダー
- 【岱赭】バーントシェンナ
- 【焦茶】バーントアンバー
- 【黒】アイボリーブラック
- 【白】チャイニーズホワイト
※【】内は和名です。
クサカベは一般的な英語の色名と一緒に、和名も記載されています。そこがまた乙であり、日本人心をくすぐられます。



和名、かわいいですよね♪
ホワイトワトソン水彩紙でカラーチャート作成


ホワイトワトソン水彩紙に色見本を作成しました。
見てくださいこの鮮やかで美しい発色!クサカベすごく可愛いです!
メーカーによってこんなにも雰囲気が違うなんて驚きです。
ホルベイン18色とクサカベを比較





ホルベイン18色セットと色味を比較してみました
今回の12色に関してはクサカベの方が渋い印象を持ちました。
渋い色もある一方で、サップグリーン、ウルトラマリン、バーミリオン[ネオ]など大変鮮やかでかわいい雰囲気の色もあり、そこが個人的すごく気に入りました。
色の感じ方、好みは人それぞれ違うのですが、私はクサカベの色に完全に心を奪われてしまいました。
少しずつ気になる色を集めてゆくゆくはクサカベをメインに使用していきたいです!





それと、クサカベのウルトラマリンの美しさが半端なかったです
クサカベのウルトラマリンの鮮やかさ、粒子感、水の広がりがとても美しくて感激しました。
どんなに薄く色を溶いてもこの鮮やかさは本当に素敵です。
積極的に使っていきたいです。
シュミンケ、W&Nなど4つのメーカーと比較
ホルベイン、ターナー、W&N、シュミンケの4メーカーと同じ名前の絵具を塗り比べてみました。
サップグリーン


クサカベのサップグリーンの発色が他メーカーのものと全然違うことに大変驚きました。
クサカベが一番明るく発色しているのが分かると思います。
クサカベのサップグリーンは薄めるほど透明感が増し、黄色味が強くなる感じです。



水の分量でここまで色に変化があるのは初めての経験です
ターナーの色も落ち着いていて大好きなのですが、クサカベのサップグリーンもとても綺麗な色で気に入りました!
プルシャンブル―


プルシャンブルーがクサカベとホルベインで全然色が違うのがとても面白かったです。
ホルベインのプルシャンブルーは青みが強く紺色に近い印象ですが、クサカベのプルシャンブルーはどことなくシックな雰囲気のある青色です。



クサカベのプルシャンブルーは渋くてカッコいい色なので大好きです
イラストの背景に使ったら幻想的な雰囲気になりそう。この12色セットの中で1番気に入りました!
クサカベの茶色がかわいい


クサカベのバーントシェンナは、ホルベインやターナーと比べ赤味が少なく深みのある色で、一瞬で恋に落とされました。
こちらもシックでカッコよく、単色でもかなり雰囲気のあるブラウンです。
本当にいい色をしており、植物や樹木など自然を表現するのに最適です。
バーンドアンバーは結構焦げみが強く出ており、個人的にはすごくオシャレな色だなと感じました。
私は普段ターナーのバーントアンバーを使用しているのですが、固めると水に溶けにくく筆でゴシゴシ何往復もさせて色を取るのがストレスでした。
けどクサカベのバーンドアンバーはさっと水に溶けてくれるので濃い色を作りやすく、また伸びもいいので使いやすいです。
追記:海外メーカーさんとも色味を比較


国内メーカーだけじゃなくて、シュミンケやW&Nとも色味を比較してみました。



なんだか焦げたパンみたいで美味しそうな雰囲気です
どのメーカーさんの色も素敵ですが、私はクサカベの赤みが抑えられたシックでカッコいい色が好みです♪
追加で欲しいおすすめの色3選
今回12色セットを購入して大変気に入ったため、追加で3色単品で購入しました。
この3色も人気のカラーなのでぜひ、チェックしてみてください。
オーロラピンク


他メーカーで言う『オペラ』と同じで蛍光色のピンク色です。
ただ、他メーカーさんよりも蛍光色が強くかなり鮮やかな印象です。
ホルベインのオペラでも十分眩しく思えたのですが、クサカベはホルベインよりも眩しいです。
オペラは下地に使うととてつもなくモチーフを美しく魅せてくれるので1つあると便利です。
私はホルベインのオペラも好きなので、その時の気分や作品の雰囲気に合わせて使っていきたいです。


パッションオレンジ


とっても鮮やかな蛍光色のオレンジ色です。
こちらの色は水彩画家の永山裕子先生がご自身の著書でおすすめしていた色だったので購入してみました。
永山裕子先生曰く、『夕焼けに使うと効果的』らしく、私も試しに使用してみたら本当に美しく幻想的な雰囲気になって驚きました!
パッションオレンジは混色しても楽しいし、作品の下地づくりにも使えるのでおすすめです。


ライラック


こちらのライラックは女性絵師さんに人気の色で、ふんわりとしたとても可愛いらしい紫色です。
実際に使ってみると淡くてやさしい雰囲気に心を奪われてしまいました。


クサカベの特徴として不透明色のパステルカラーが人気です。
このライラックもその1つです。
クサカベのパステルカラーをピックアップ


基本の12色セットにはパステルカラーが1つも入っていませんでしたが、クサカベは全90色ありその中でも特に淡い色合いのパステルカラーが人気です。
詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。


実際に使用してみた感想



とにかく発色がよく色が新鮮さに満ち溢れていることに大変驚きました!
購入前は淡くてやさしい色が豊富と聞いていましたが、この12色に関しては淡い色より鮮やかな色が豊富です。
特に茶色の『バーントシェンナ』と『バーントアンバー』が深みのある良い色をしており、この色で草木を描いたら雰囲気が出るのすごくおすすめです。
12色セットは基本的な色が取り揃えてあるので、クサカベの良さを実感しやすいのは淡い系も含まれている18色や24色セットだと思います。



特におすすめなのが和彩セット!
クサカベならではの和風な色合いが豊富でとっても可愛いセットです。おすすめです。
クサカベのココが好き!


たぶん私、クサカベと相性がいいんだと思います。
色見本を作った際に、色1つ1つに胸をときめかしてしまい、これは完全に恋に落ちました。
和名はかわいいし、発色は鮮やかで綺麗。
どことなく和風な色合いで、風景画だけじゃなくイラストとも本当に相性がいいと思います!



クサカベの淡くて渋い色が個性豊かで大好きになりました!
クサカベが好きになりすぎて全色ほしくなってしまったので、これから少しずつ集めていこうと思います。
クサカベが好きすぎて全色セットを買いました
この記事を公開してから約2年後に念願叶ってクサカベ全90色セットを購入しました\(^o^)/
ずっと欲しかった【クサカベ透明水彩絵具90色セット】がなんとAmazonで42%OFFだったんです!
とっても嬉しいです!
クサカベ全色色見本はこちら


クサカベシャインパールもおすすめ


大好きなクサカベから今はやりのキラキラ絵の具『シャインパール固形水彩絵具』が新発売したとのことで、人気の偏光色とクリスタルを購入しました!
アナログイラストと言えば、ゴールドやシルバーなどのメタリックカラーやパール色で作品をキラキラさせることも一つの醍醐味ですよね。
クサカベの『シャインパール固形水彩絵具』はとってもキラキラして伸びも良いのでおすすめです。
こちらで詳しくレビュー


まとめ
今回は私の大大大好きなクサカベの12色セットを他メーカーさんと色味を比較しながらご紹介しました。
日本人好みの淡く渋くそして雅な色が豊富なのでおすすめです。
各セットの色見本はこちらの【クサカベ透明水彩絵具全90色の色見本&レビューまとめ】で公開しています。
人気のパステルカラーやクサカベの魅力について更に詳しく熱弁しているので、良かったら合わせて読んでみてください。
それではまた次回\(^o^)/