今日はハーフパンに透明水彩絵具を詰めていきます
世の水彩沼さんっていつもどうやってハーフパンに絵の具を詰めているのか気になりませんか?
Twitterとか見ていると皆さん均等にキレイに入れられていて、『どうやってキレイに絵の具を詰めているんだろう~』って私は結構気になっちゃいます。
と言うのも、自分で空のハーフパンに絵の具を入れると、
- 四隅に隙間が空く
- デコボコして均等に絵の具が入らない
なんてことが結構あります。
もちろん気にならない方は全く気にならないと思いますが、私はハーフパンのあの宝石みたいな美しい見た目が好きなので、できれば均等にキレイに絵の具を詰めたいんです。
絵の具が柔らかいものはただ搾り出すだけでキレイに詰めることができますが、中には固くなってしまっている絵の具や、顔料とメディウムが分離してしまっている絵の具もあります。
そこで今回は、私が普段やっている空のハーフパンに絵の具を詰める方法をご紹介したいと思います。
あくまでも自己流のやり方です!
空のハーフパンに絵の具をキレイに詰める方法
空のハーフパンに四隅までキレイに絵の具を入れる方法はとっても簡単です。
ただし、いまからご紹介する方法は、誰に教わったわけでもなく、私が勝手にやっている方法なので参考程度に見てくださると幸いです。
それでは使う道具からご紹介します。
使う道具
用意するもの
- チューブタイプの絵具
- 空のハーフパン(ミニパン)
- 手芸用の針(私はとじ針を使ってます)
- ウェットティッシュ
絵の具をキレイに詰めるのに1番大切な道具は『手芸用の針』です!
私は指にけがをしないように尖っていない『とじ針』を使っています
普通のぬい針だと先端が鋭くとがっていて指に刺さるとすごく痛くて危険。
けどとじ針はあみぐるみとかかぎ針編みの時によく使う針で、先端に丸みがあるので指に針が刺さることがないので安心して作業できます。
もし針がない場合はつまようじでもOKです
自己流!ハーフパンに絵の具を詰めてみた
まず空のハーフパンに普通に絵の具を搾り出していきます。
するとこんな感じに四隅に隙間ができます。
やわらかい絵の具なら何もせずとも自然と四隅に均等に絵の具が広がっていきます。
またはハーフパンを軽くポンポン机に打ち付けるだけで絵の具が四隅に行きわたりますが、固い絵の具はそうもいきません。
そこで便利なのがこちらのとじ針。
このとじ針でつつきながら絵の具を四隅に埋め込んでいきます。
こんな感じに均等に絵の具を詰めることができました。
で、針についた絵の具をウェットティッシュでふき取って終わり!
超簡単!
針についた絵の具を拭き取る時、普通のティッシュだと針に繊維がくっついてしまったり、拭き残しがあったりとキレイに拭き取れないこともあるので、ウェットティッシュがおすすめです。
針がない場合はつまようじでも大丈夫ですが、つまようじだとウェットティッシュで拭いてもこんな感じに色が残ってしまいます。
つまようじは安いし使い捨てできて便利ではありますが、色ごとに何本も用意しないといけないので私は手芸用の針をおすすめします。
あと手芸用の針は使い捨てではなくて何度も繰り返し使えるのでエコです^^
顔料とメディウムが分離している時
時々顔料とメディウム(アラビアゴム)が分離してメディウムがいっぱい出てきてしまう時もありますよね。そんな時は針で混ぜちゃえばOKです。ちなみにメディウムが沢山出ると絵の具が乾きにくいですが気長に待っていればその内固まります。またメディウムが蒸発した分絵の具の量も減ります。
油性マジックで名前を書く
そうそう!
ちゃんとハーフパンに色名や色番号を書いておかないとすぐに何色かわからなくなっちゃいます。
私は今回uniの【油性ペン PIN 01黒 0.49mm PIN01A.24 0.49mm】て云う油性のミリペンで直接色番号を書きました。
油性のミリペンってマスキングテープとかビニールとかツルツルしたものにもしっかり書けるので1本持っておくと本当に便利!
0.49mmと細字なのでミニパンにも余裕で細かい字が書けます。
油性のミリペンは何かと便利なのでおすすめです。
絵の具が乾くまで待つ
絵の具が乾くまで一旦待ちます。
夏場と冬場で乾くスピードが全然違ってきます。
いまは秋なので一晩で乾くかな?と思いましたが、1週間経っても中々乾いてくれませんでした。
ちなみに私はいつも缶ケースの中に絵の具を入れて、軽くふたをかぶせて暗い場所で保管しています。
少し隙間が空いているのでホコリが入ってしまう危険もありますが、密閉してしまうと乾くまでに結構時間がかかっちゃうので大体いつもこんな感じに乾かしてます。
絵の具が乾いたらもう一度注入するよ
絵の具が乾くと水分が蒸発して絵の具がぺしゃんこになります。
絵の具の状態にもよりますが、満タンに入れても2mm~3mmほどくぼむことがあります。
なのでもう一度絵の具を詰めていきます。
やり方は一緒!絵の具を詰めて、針でつつきながら絵の具をなだらかにしていきます。
私はめんどくさがり屋なので大体いつも1回の注入で終わらせていますが、3回に分けて丁寧に注入される方もいらっしゃいます。
いっぱい入っている方がケチケチせずにたっぷり使えるので個人的には2回以上入れることをおすすめします。
そこら辺は自己満足の世界なので私と同じように1回で終わらせても良いし、2回、3回と繰り返し入れてもOKです^^
絵の具が割れたりすることもあるよ
あと絵の具はどの子も個性豊かなので、メーカーさんや使われている顔料によってヒビ割れしたり、または絵の具が縮こまって隙間ができることもあります。
この場合もまた絵の具を付け足せば大丈夫かと思いますが、私は面倒なので今回はこのままの状態で使おうと思います。
あ、でも紫色のラベンダーはお気に入りの色なのでもう一度絵の具を付け足して見栄えを良くしました。
絵の具のキャップが固まらないようにする工夫
今回ハーフパンに絵の具を詰めている時に、絵の具のキャップが固まらないようにする方法に気がつきました!
絵の具をしぼり出すとこんな風に出口付近に絵の具が盛り上がってしまうことがありますよね。
この状態でキャップをしてしまうと行き場をなくした絵の具がキャップの溝に入り込んで固まってしまい、『キャップがかたい!あかない!』って言う事件が発生します。
特に『シュミンケ』とか『ダニエルスミス』とかお高い絵の具のキャップが固まってしまうのは恐怖でしかない!!
で、私は気がついてしまった。
この出口付近に盛り上がった絵の具を、針でサッと取ってあげればいいのだと!!
なんでこんな当たり前なことに今まで気がつかなかったんだろうヽ(^o^)丿
ついでにキャップが固かった絵の具のお口周りの汚れを針でゴリゴリ落としてみました。
これでまた開きやすくなりました。
次回使うときに『キャップがあかない!』ってことが結構減ると思うので嬉しいです。
にしても、この針とっても優秀♪
常に画材箱の中に針を1本入れておくことにしました。
絵の具が乾いたのでケースに詰めてみた
セリアで購入したクリアケースにミニパンを収納してみました。
中々可愛くて良い感じ♪
100均のトレカケースに収納するのも便利。
あまり使わない絵の具をコンパクトに収納したい時におすすめです。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
Amazonで買えるハーフパン&ミニパン
Amazonでハーフパンを探していたらミニパンなど色々出品されていたので気になった商品を3つピックアップしてみました!
マグネット付きのハーフパン120個セット
こちらは以前私も購入したことのあるハーフパンです。
マグネットの粘着テープが弱いのがデメリットですが、マグネット付きは便利なので結構人気のある商品です。
個人的にはマグネットはDAISOのマグネットシートがおすすめです。詳しくはこちらの【ダイソーのマグネットシートカットタイプをハーフパンの裏に貼り付けてみた感想】をご確認ください。
クオーターパン(1ml)
こちらはクォーターパンです。
絵の具を1mlまで入れることができます。
ミニパン(0.5ml)
少し前までミニパンはAmazonに売られてなくて、いつもフリマアプリでまとめ買いしていましたが、いつの間にかミニパンもAmazonで気軽に買えるようになってめっちゃ嬉しい!!
ミニパンの便利な使い方についていは以下の記事に詳しく書いています。
まとめ
自己流ではありますが、とじ針を使うことでハーフパンに絵の具をキレイに詰めることができるので、この方法が良いなって思ってくださった方はぜひ試してみてください。
にしても本当にみなさん、どうやってキレイに絵の具をハーフパンに詰めているんだろう…。気になる^^
こちらの記事もおすすめ
それではまた次回\(^o^)/