
こんにちは、くうこです
ダイソーに続き、セリアからもイラストマーカーが新発売されました!
まさかまさか大好きなセリアからもイラストマーカーが発売されるなんてすごく嬉しいです!
私が学生だった頃には想像もつかなかった。(感動)
さっそくセリアで購入してきたので塗り心地や色見本、そしてコピックやダイソーのマーカーとの違いなど詳しくレビューしていきます。
セリアのアルコールマーカーをコピックと比較
コピックと比較したレビュー動画をYouTubeにアップしました。
セリア・アルコールマーカー商品詳細
- 1袋2本入りで110円(税込)
- 全7種類(2本入りセットが7種類)
- 合計14色
セリア・コピック・ダイソーで比較


比較するメーカー
・セリア
・コピック
・ダイソー
以上3つのアルコールマーカーを比較します。
特にセリアとコピックに重点を当てて違いを検証していきます。
ダイソーのイラストマーカーは以下の記事で詳しくレビューしています。


ニブはブラシタイプとブロードタイプ


塗り心地を左右するニブですが、なんとセリアのニブはコピックスケッチやチャオと同じで『ブラシニブ』と『ブロードニブ』になります。
ダイソーのイラストマーカーは筆タイプではなくて硬筆タイプだったのでこれは嬉しいです!
個人的にはブラシタイプの方がグラデーションさせやすいので、グラデーションの練習にも良さげ。
追記:ダイソーからも筆タイプが新登場


ブラシニブをコピックと比較


セリアのブラシはガザガサと毛羽立っています。
ゆえに払って塗った時、ガサガサとした擦れやムラができます。
かなりニブが毛羽立っているので紙との摩擦が強まり、塗り心地はあまり良い物ではありません。



一方のコピックのニブはとてもなめらかで一切毛羽立ちはありません
柔軟性もありセリアと比べるとニブも大きいので、コピックの方が広範囲をさらさらとなめらかに塗れます。


払って塗ってもセリアのように目立つ擦れはなくキレイです。
紙との摩擦も少なく、なめらかに筆を動かせるのですごく描き心地がいいです。
使用感は雲泥の差!高品質なコピックが圧勝です!
セリアはニブが小さくガサガサしているのでムラになりやすい


セリアはコピックと比べると、ニブがガサガサしていてサイズも小さいのでムラができやすいです。
コピックと同じような感覚で塗るとムラが目立ちます。


対策としては、小範囲を丁寧に素早く塗ればこのようにムラなく塗れます。
小さいイラストには使えますが、広範囲や大きいサイズのイラストを塗るのは大変そうです。
カラーレスブレンダーでぼかしてみたら悲惨な結果に


カラーレスブレンダーを使うと、なぜか塗りあとが残ります。
アルコール成分がすべて蒸発しても、写真の様に塗ったあとが消えません。
水彩境界線が好きな方にはおすすめですが、ムラが悪目立ちするのでセリアのカラーレスブレンダーは個人的には使わないかもな。


セリアのカラーレスブレンダーだけ紙に塗ってみました。
アルコール成分が蒸発しても塗った跡が残ったまま消えません。
ダイソーのクリアブレンダーは跡形もなくキレイに蒸発してくれるので、低価格でカラーレスブレンダーを手に入れたい方はダイソーがおすすめです。


発色はすばらしい!





発色はとっても好きです
すごく鮮明で淡い色系が揃っているのでアルコールマーカー初心者さんにも塗りやすいカラーです。
濃い色だと初心者さんは塗りにくく感じると思うので、パステルカラー系のセリアの色味は本当に素晴らしいと思います。
ただ1本50円という安さなので耐光性や毒性の有無が気になるところです。
似た色でイラストを塗ってみた


セリアとコピックとで塗り比べてみました。
セリアのマーカーを4色しか持っていないので、今回は髪の塗りで比較していきます。



肌は両方ともコピックで塗っています
先ほど紹介した動画にて塗り方メイキングを行っているので、どんな感じで塗ったのか気になる方は動画もチェックしてみてください。
ここからは実際に塗ってみて気が付いたこと、メリットとデメリットを詳しく解説します。
エッジが強く残る


筆タイプのニブなので払って塗ると自然とグラデーションができるはずなのですが、コピックのようにキレイに払い塗りできずエッジが強く残ってしまいました。
髪の裏側をまずイエローでベタ塗りし、乾いたあとに上から下へとニブを払いながら塗りました。
本来なら画像右側のコピックの様にうまく下の色と馴染んでグラデーションができるはずなのですが、セリアのマーカーはニブが毛羽だっているからなのか、払って塗ってもグラデーションせず、塗り跡が強くエッジとして残ってしまいました。
意外と細かい塗りが苦手
ブラシタイプは毛先が尖っているため細かい塗りも得意なはずなのですが、セリアのは毛先がバサバサしていて細かい所の塗りが難しかったです。
コピックのニブは毛先までシュッと尖っているので細部まで丁寧に塗ることができますが、セリアのマーカーは毛羽立っているので髪の毛の先など細かい範囲を塗ろうとすると滲んではみ出してしまいました。
コピックと比べるとシャープさに欠ける


コピックの方が美しく線が引けるため、黄色と茶色の境目がコピックの方が美しいです。
セリアの方はちょっとボヤっとした感じです。
やはりニブの毛羽立ちが大きなデメリット


上記3つのデメリットは全てブラシタイプのニブがガサガサと毛羽立っていることから生じています。
- 払い塗りしてもエッジが強く出てグラデーションしにくい
- 細部までキレイに塗りにくい
- シャープな線を引きにくい
ニブが毛羽立っているがゆえに、上記3つのデメリットが発生しちゃいます。
ただ、1本約50円でこれだけ本格的な塗りができると考えると大変驚きだし素晴らしいことだと思います。
全色レビューはこちら


セリアのアルコールマーカーメリット・デメリットまとめ
メリット
- 2本入り110円と言う安さ
- 発色が良い
- 初心者さんにも塗りやすい淡い色
- ブラシタイプだからコピックと近い感覚で塗れる
デメリット
- 色数が少ない
- ニブが小さいので広範囲をムラなく塗るのが大変
- ニブがガサガサしているので細部が塗りにくい
- 払って塗るとガサついたエッジが出る
- カラーレスブレンダーを使うと謎のフチができる(ムラになる)
- 耐光性と毒性の有無が不明
こんな意見もあるんだなと参考程度に留めていただけたら幸いです。
やはり高品質なコピックと比べてしまうと雲泥の差がついてしまいますが、1本約50円で発色の良いブラシタイプのアルコールマーカーが手に入るのは大変魅力的だと思います。



ちょっとしたお絵かきの塗りにはおすすめです
おすすめの安価なアルコールマーカー
いま現在は通販で品質の良いアルコールマーカーが格安で手に入ります。
私が実際に使ってみて良かったアルコールマーカーを2つご紹介します。
ルプルームパーマネント


ルプルームパーマネントはマービーと言う日本の会社が製造している日本製のアルコールマーカーです。
コピックと同じくらい品質が良くてプロの絵師さんも愛用している方も多く、コピックの代替品としては1番おすすめのメーカーさんです。
コピックと併用できるほど品質も良く、それでいて低価格なところがすごく魅力的です。
こちらで詳しく紹介しています


Ohuhuアルコールマーカー


いまSNSで大人気なのがOhuhuのアルコールマーカーです。
セリアのアルコールマーカーよりも品質がよく、価格も1本約78円とお買い得です。
こちらで詳しく紹介しています


まとめ
コピックに憧れている学生さんには良い商品だと思いますが、コピックとは全然使用感が違います。
やっぱり本家コピックは値段に見合ったとっても素晴らしい画材だということに改めて気づかされました。
ただし、1本約55円という安さでアルコールマーカーが手に入るのは本当にすごいしありがたいです。気になる方は試してみてください。
それではまた次回\(^o^)/