
今回はそんなコピック大好き人間の私が、DAISOのイラストマーカーについて本音でレビューしていきます。
100円均一のアルコールマーカーの使い心地や品質はコピックとどのくらい差があるのか、
実際にイラストマーカーとコピックを比較して検証してみました!
最後の方でセリアのイラストマーカーについても触れています。
- イラストマーカー全20色の色見本
- 本家コピックとの違い
- コスパについて
- 実際にイラストを描いてみた感想
- コピックの代替え品におすすめのマーカー
- セリアとも比較
DAISOイラストマーカーの第1弾~第3弾の色見本と使用感はこちらの【100均イラストマーカー使用感&色見本まとめ(ダイソー・セリア)】にまとめました。セリアのアルコールマーカーのレビューもこちらからご確認いただけます。

イラストマーカーがようやく買えた
2018年1月、Twitterを中心に話題となったダイソーのイラストマーカー。
人気すぎて約1年ほど売り切れ状態が続き、実際に店舗で見ることができたのはごく一部の地域の方のみ。
けれど現在は在庫が安定していて、どこの店舗でもイラストマーカーを見かけるようになりました。

この当時はまだ在庫が確保されておらず原色が売り切れてしまいモノクロカラーしか販売されていませんでした。
それでも私はこの時初めて店頭で見かけたので本当に嬉しくてテンションが上がりました。
それから数カ月後にはこの様に、どこの店舗でも全色販売されるようになり、誰でも気軽に買えるようになりました。


ずっと欲しかった商品をようやく全色ゲットできてとても嬉しいので、さっそくレビューしていきます!
DAISOイラストマーカーの特徴

アルコールマーカーと言えば、世界的に有名な【コピック】が挙げられますが、他にも日本製で高品質な【ルプルームパーマネント】などがありますよね。
コピックは1本350円、エントリーモデルのチャオでさえも1本250円と正直あまり安くはありません。
しかしダイソーのイラストマーカーは2本入り100円と驚きの安さ!

値段が高くて中々コピックの購入に踏み切れない方や、アルコールマーカーが一体どういった商品なのか試してみたい方におすすめです。
もちろん、コピックとはペン先の構造や描き心地などが全然違ってくるので、今回はそこをしっかりとお伝えしていきたいと思います。

動画でイラストメイキングしてます
イラストマーカーを使って女の子を塗ってみました。
動画内でイラストマーカーとコピックを比較しています。良かったら見てみてください。
全20種類の色見本

黄色、赤、青、紫、緑など一通り色相が揃っているので簡単なイラストを描くには問題ないです。
ペールオレンジが肌のベースの色に使えそうです。
ただ肌の影になりそうな色が1色もないのが気になるところ。
茶系、グレー系など、モノトーンな色が豊富な印象です。
色をぼかすクリアブレンダーもある

コピックと同じようにダイソーのイラストマーカーにも透明な【クリアブレンダー】があり、ぼかしやにじみを活かした本格的なイラストも描けます。
クリアブレンダーがあるのとないのとでは描きやすさや表現の幅が全然違ってくるので助かります。

コピックと100均イラストマーカーの比較

今回はイラスト制作に適しているコピックスケッチ及び、チャオとの比較になります。
ニブの形状が違う

イラストマーカーは『ブロードニブ』と『ファインニブ』になります。
- コピック…【左】ブロード【右】ブラシ
- ダイソー…【左】ブロード【右】ファイン
ブロードタイプは広範囲をいっきに塗れて便利。
ファインニブは細かい所をサササッと塗れて便利。

ブラシタイプじゃないのがデメリット

そこがコピックとの一番の差だと思います。
クリアブレンダーがあればぼかしたり滲ませたりできるので多少はグラデーションが可能です。
もしブラシタイプでグラデーションの練習がしたい方は、日本製で安価なマービーの『ルプルームパーマネント』が1番おすすめです。
私はDAISOのアルコールマーカーを買うよりも、マービーのルプルームを買った方がコピックの練習にもなるし、なにより本格的な画材の1つなので描いていて楽しいのでおすすめです。

発色を比較

1本50円という安さなのに見てください!この発色の良さ!

発色も書き心地もコピックと似ていて素晴らしいです。
ただ1本50円のマーカーにどれほどの耐光性があるのかは謎なので、本格的なイラストを描くよ言うよりかは、らくがきや練習用に使うのがおすすめです。
イラストマーカーはインク補充ができない
イラストマーカーはインク補充用のインクが販売されていないので、インクがなくなったらそのまま廃棄になります。
使い捨てタイプはエコじゃないので個人的にはちょっと気になるポイントですね。
一方のコピックはインク補充することで低価格で継続していけるので、実は意外とお財布に優しい画材だったりします。
コピックが1本約100円になる方法

コピックはコピックインクでインク補充することで、継続費は1本たったの100円になります!

コピックスケッチは1本380円(税別)と値段が高いですよね。
コピックスケッチのインク内容量は1本3mlなので、コピックインクは1本でコピックスケッチ4本分の量になります。
つまり、コピックスケッチを1本約100円で継続していけるんです!
なんてお得なんだ!
確かに初期投資がかなり高いですが、継続費を考えると高品質で描き心地の良いコピックの方が断然おすすめです。

イラストマーカーで描いてみた

塗り心地は本当にコピックに似ていて驚きました!

コピックよりも若干にじみやすいので、線画からよくはみ出します。
あとブラシタイプではないので髪の毛先など細部の塗りはかなり厳しかったです。
ただし、2本入り100円でここまで塗れるのは本当にすごいし神商品なのは間違いないです!
以下の記事でイラストマーカーをカメレオンペン風にして遊ぶ塗り方も紹介しているので、お時間があれば合わせて読んでみてください。
実際に使ってみて気になったポイント
- インクの量はどのくらい?
- 耐光性はある?
- 原色が少ない・・・
インクの量はコピックスケッチと比べてどのくらい入っているのか謎です。
ただ、色々と絵をいくつか塗ってみても結構インクの持ちが良いので量は多い気がします。
100均だからすぐにインクが終わってしまうのではと思っていたのですが、全然そんなことはありませんでした。

もし褪色しにくいのであれば、本格的なイラストの塗りにも使えるのでパッケージに記載してほしいです。でも耐光性の有無が書いてないってことは…とちょっと疑ってしまう自分もいます。
本格的なイラストと言うよりかは、落書きやコピックの練習用に、もしくはデフォルメされた小さくて可愛いイラストの彩色に向いているのかなと思いました。
DAISOイラストマーカーのメリット・デメリット
メリット
- 1本約50円と言う安さ
- 発色が良い&鮮やか
- クリアブレンダーもある
- コピックの練習に使える
- 近所のダイソーで気軽に買える
クリアブレンダーでぼかしたり滲ませたいすることもできるので、アルコールマーカーがどういった画材なのかちょっと試してみたい方におすすめです。
近所のダイソーでいつでも買えるので、小学生や中学生などの学生さがお小遣いの範囲で気軽に買いに行けるのはとても良いことだと思います。
デメリット
- 色数が少ない
- ブラシタイプのニブではない
- 細部まで塗るのは難しい
- コピックの様なグラデーションは難しい
- コピックよりも若干滲みやすい
- どのくらい耐光性があるのか不明
コピックよりも滲みやすく、またニブがブラシタイプではないので細部の塗りが難しいのでよく線からはみ出します。
セリアのイラストマーカーについて

ただ、セリアのブラシニブは毛先がボサボサしていてあまり塗り心地が良いとは言えません。
実際にこちらの【セリアのアルコールマーカーとコピック比較【使用感・違い・注意点】】で詳しくレビューしているので、興味がある方はチェックしてみてください。
コピックに1番似ているルプルームがおすすめ

マービーは日本のメーカーさんで、日本で製造している完全“made in Japan”の高品質アルコールマーカーです!
Amazonで大変安く値引きされているため、コピックの半額の価格帯で売られているのですが、その描き心地はまるでコピックのようになめらかなんです。
発色も良し!描き心地も抜群!色数も165色と豊富で、プロのイラストレーターさんも愛用しているほど品質もいいです。
もしコピックの代替え品を探しているようであればこちらの【ルプルームとコピック比較!日本製アルコールマーカーの実力を検証!】で詳しくレビューしているのでチェックしてみてください。
Amazonで買えるOhuhuアルコールマーカーも人気
中華系と言われると品質が気になるところですが、Ohuhuは100均のイラストマーカーよりも品質がよく色数も豊富ですごくおすすめです。
以下の記事で詳しくレビューしています。
イラストマーカー第2弾第3弾のレビューはこちら

下記の記事で第2弾と第3弾の色見本や使い心地を徹底レビューしています。
まとめ

小学生でもお小遣いで揃えることもできるし、発色も描き心地もいいです。
ただ、流石にコピックと比べると品質に差があるなと感じました。
確かにコピックは初期投資がかなり高いですが、とても継続費が安くて品質の良い画材なので、イラストマーカーが気に入ったらコピックへと切り替えることをおすすめします。
DAISOイラストマーカーの第1弾~第3弾の色見本と使用感を以下の記事にまとめました。セリアのアルコールマーカーのレビューもこちらからご確認いただけます。