ルプルームとコピックを比較!
と言うことで、今回はマービーの『ルプルーム』と言う日本製のアルコールマーカーを『コピック』と比較しながらご紹介します。
ルプルームはコピックよりも値段が安く、コピックの代替品や練習用に購入を検討されている方もいると思います。
- そもそもルプルームってなに?
- コピックとの違いはどこ?
- 使い心地はどんな感じ?
など色々気になる方も多いと思うのでレビューしていきます。
まず、結論から言いますと、『ルプルームめっちゃ良い』です!!
日本製で値段も1本約88円~198円程度にもかかわらず、コピックのようになめらかにキレイに塗れます!
こんな素晴らしいマーカーが日本にあったのかと、本当に驚きました!

マービー・ルプルームとは

株式会社マービーと言う日本のメーカーさんが日本の自社工場で製造している日本製のアルコールマーカーです。
ちいさなお子様も安心して使えますし、高品質なのでプロの愛用者さんもいらっしゃいます。
リニューアルしたルプルームもゲット!

黒色のボディがとってもオシャレで高級感もアップ!
こちらの【【マービー】ルプルームパーマネント168色セットを徹底レビュー!】にてリニューアルしたルプルーム168色セットと色見本を公開中です。
ルプルームの特徴

細い線もきれいに描けますし、広範囲も丁寧に素早く塗ればムラになりにくいです。
インクの伸びが良く、発色も鮮やかで、重ね塗りしても色がにごりにくいという特徴を備えています。
コピックと価格・形状などを比較

形状や価格、内容量から主にチャオと比較した方が分かりやすいと思います。
ルプルームの定価は198円(税込)ですが、わたしはAmazonで【マービー ルプルーム12色スプリングセット】を46%OFFで購入したため、1本約88円で手に入れることができました。
Amazonでは結構ルプルームが割引価格で購入できるのでおすすめです。
1本約88円でこれほどまでに高品質なアルコールマーカーが手に入るので、100円均一の1本約50円のマーカーを買うよりかルプルーム買った方が満足感が高いです。
ルプルームとコピック比較動画
YouTubeにて、ルプルームの描き心地や使用感をレビューしています。
またコピックとも比較しているので是非チェックしてみてください。
ルプルームとコピックの違い

そこで気になるのが塗り心地。
コピックは価格が高くてちょっと初心者には敷居が高い印象ですが、ルプルームは日本製で高品質にもかかわらず値段が安く塗り心地もコピックと遜色ないので、初心者の方はもちろんのこと上級者さんにもおすすめです。
では実際にコピックと同じように塗れるのか、コピックと何が違うのかなど詳しく写真付きで紹介していきます。
ボディの形状を比較

コピックチャオに慣れているからかもしれませんが、チャオよりもボディーが少々太いので、女性の私には持ちにくく違和感を覚えました。
ちいさなお子様や女性の手にはなじまない太さです。
指が疲れやすいのでちょっと長時間イラストを塗るのには向かないかな?と思いました。
ただ慣れてしまえばまったく気にならなくなりました。
ニブの違いを比較

ブロードタイプを愛用している方にとってはデメリットになりますが、私はほとんどブロードタイプを使わないので特に気になりませんでした。
むしろあまり使わないブロードニブを設けないことでコストを削減し、品質を維持したまま低価格なアルコールマーカーを可能としているのなら、個人的にはありだと思いました。
塗り心地のよさ

細い線も広範囲もキレイに塗れます。
まるでコピックみたい、というかもうコピックそのものです。

もちろんボディがルプルームの方が太く握り心地が悪いので、描き心地の良さはコピックの方が勝っていますが、ニブのコシ、しなやかさ、なめらかさはコピックに引けを取らないほど高品質です。
発色が良い

とっても鮮やかで美しく、重ね塗りしても色が濁りにくいのが素晴らしいです。
コピックに負けず劣らず素晴らしい発色と鮮やかさです。
グラデーションもキレイ

インクの伸びもいいので、グラデーションに優れたアルコールマーカーだと思います。
グラデーションの練習は安価なルプルームの方がいいかもしれません。
カラーレスブレンダーでぼかせる

もちろん白抜きも可能。

基本、使い方はまったくコピックと同じです。
全141色で十分こと足りる
コピックスケッチ(全358色)やチャオ(全180色)と比べると確かに色数は少ないですが、それでも十分なほど色数が揃っているので私は特にデメリットに感じませんでした。
自分好みの色に出会える確率が高いのは確かに色数が豊富なコピックですが、141色もあれば描きたい絵をしっかり描くことができます。
またコピックとルプルームを併用しても使えるので、ルプルームにない色をコピックで補うこともできます。
その逆でコピックにない色をルプルームで補うこともできます。
コピックとルプルームを併用して使う事でより表現の幅が広がります。
追記:リニューアルして24色増えた

現在は全165色となりました!
スキンカラーや淡い色を中心に24色もカラーが増えたので、よりキャラクターイラストが楽しく塗れるようになりました!
個人的に肌色がたくさん増えたのがすごく嬉しいです!
全165色のカラーチャートは以下の関連記事にてご確認いただけます。
ルプルームのデメリット
まずはじめに言いますと、ルプルームのデメリットは基本使い捨てなところです。
インク補充ができない
ルプルームはインク補充ができないので、インクが終わったら新しく買い替えることになります。
1本あたりの価格が安いから使い捨てでも気にならない方もいると思いますが、そうするとコピックに比べ継続費が高くなります。
ニブの交換ができない
ニブは消耗品なので使い続ける内にヘタってきます。また汚れも目立ってきます。
コピックにはスペアニブがあるので汚れてきたらニブのみを交換することができます。
けどルプルームはニブの交換ができないので汚れが気になっても、ニブがヘタってきてもそのまま使い続けるしかありません。
個人的にはインクが終わってもまだニブは元気なのにこのまま捨てるのはもったいないなって思います。
いつかルプルームもインク補充ができる日が来たら良いな♪
ルプルームのメリットデメリットまとめ
- 価格が安い
- 初期投資を抑えて複数の色をそろえられる
- ブラシタイプのニブ
- 発色が良い
- 描き心地がなめらか
- 細部までキレイに着彩できる
- プロも愛用している高品質な画材
- ボディが太く握りにくい
- 色数がコピックと比べると少ない
- インク補充できない
- 継続費がコピックよりも高くなる
- ニブがブラシタイプのみ
- ニブの交換ができない
※あくまでも個人の感想です。感じ方は人によりことなります。ご了承ください。
ルプルームは立派で優秀な高品質画材!

え?これ本当に1本88円!?
と、いい意味で品質と価格が伴っていないことに驚きました。
紙の上を走るニブのなめらかな描き心地、払った時のコシとしなやかさ、もうコピックと似すぎて分からない!
てかもうコピックそのもの!
って言うと各所から苦情が来そうで怖いのですが、私的にはそのくらい書き心地が良かったです。
ルプルームはコピックの代替用として扱うにはもったいないほど、日本が誇るべき立派な画材だと思いました。
値段が安い=コピックより品質が悪いという訳ではなく、これだけで立派な作品を完成させることができる優れた画材なので、もっともっと愛用者が増えたら嬉しいです。
まとめ
発色も鮮やかでキレイだし、コピックと併用もできるし、ルプルーム全色欲しくなりました!
マーカーのデザインが外国風なので最初は海外製かと思っていたのですが、日本のメーカーさんが日本の工場で作られていると知りとても親近感がわきました。
やはり同じ日本人として、日本のメーカーさんには頑張ってもらいたい。
と言うことで、これからちょこちょこ気になる色を集めていきたいと思います。
本当にコピックに負けず劣らずの描き心地のよさ、品質の高さ、そして日本製にもかかわらずのこの低価格さに脱帽しました!
はじめてのアルコールマーカーに、もしくはコピックの練習用に全力でおすすめします!
もちろんプロ用としても使えるので、中級者以上の方にもおすすめです。