
ついに私も透明水彩デビューしました!
今回は私が透明水彩デビューに選んだ、『W&N miyaファッションガールズ 水彩セット』をご紹介します。
こちらはイラストレーターのmiya(@miyaU_U)さんとコラボしたW&Nコットマンハーフパン12色セットです。
セットに入っている透明水彩絵具は【W&Nコットマンハーフパン12色水筆付きセット】とまったく同じになります。

どんな商品なのか、またどんなカラーなのか、色見本も作ったので紹介していきます。
Winsor&Newtonコットマンハーフパン透明水彩絵具


W&N【コットマン チューブタイプ】と同じ原料を使用しています。
固形水彩絵具は保存性が高く、水を含んだ筆で簡単にさっと顔料を溶かすことができます。
コンパクトサイズで持ち運びにも便利。
W&N(ウィンザーアンドニュートン)は、1832年に科学者のウィリアム・ウィンザーとアーティスト のヘンリー・ニュートンにより創立された絵具ブランドです。
幅広い色の選択肢と優れた耐久性、そして透明度を併せもった絵具をスタンダー ドなものとしたW&Nは、世界で最も大きな画材メーカーとなりました。
プロフェッショナルとコットマンの違い

- プロフェッショナル・ウォーターカラー【プロ向け】
- コットマン・ウォーターカラー【アマチュア向け】
プロフェッショナル・ウォーターカラー
全96色の内ほとんどの色が「専門家用堅牢色」としてランクされており、最高級顔料を贅沢に使用した絵の具は大変発色が良く鮮やかで、尚且つ優れた耐久性を持っています。
値段は1つ約484円~825円と一般的な水彩絵具よりは多少お高めですがそれだけ品質が良いと言えます。
コットマン・ウォーターカラー
高品質な絵具を1つ220円前後という手頃な価格で購入できるので、学生さんはもちろん、絵具をたくさん消費するプロの方にも人気があります。
堅牢度が非常に高く、全40色が「専門家用堅牢度」のAAまたはAにランクされており、プロフェッショナル・ウォーターカラーと混ぜることもできます。
エントリーモデルだけど、発色の鮮やかさや美しさ、絵の具の滑らかさはプロフェッショナルとほとんど差はありません。

コットマンは透明水彩をはじめてみたい初心者さんにおすすめです。
W &N miyaファッションガールズ水彩セット

冒頭でも言いましたが、【W&N コットマンハーフパン12色水筆付き】と同じカラー内容なので、そちらの購入を検討している方の参考にもなると思います。
W&N miyaファッションガールズのセット内容
- W&N コットマンハーフパン12色水筆付き 1セット
- W&N ウォーターカラーマーカー ペールローズ 1本
- ぬりえメイキングリーフレット 1部
- miya 描き下ろしぬりえ 2枚
- FASHION GIRLS ぬりえ 2枚
透明水彩をはじめたきっかけはmiyaさん


しかし、イラストレーターのmiyaさんの描く水彩イラストがとても素敵で、いつしか私も水彩を始めたいと思うようになりました。
そんな時、miyaさんとW&Nがコラボした透明水彩絵具セットが発売されると知り、実際にお店で偶然見かけると、そのあまりの可愛らしさに衝動買いしてしまいました。

5月1日の花 スズラン
再び幸せが訪れる#花kotoba pic.twitter.com/4ImOmIPRKd
— miya(ミヤマアユミ) (@miyaU_U) 2019年5月1日
しかし、一度出会ってしまったら、透明水彩の鮮やかさ、美しさ、楽しさにどっぷりはまり、魅了されてしまいました。
こんな事ならもっと早く手にしていればと、少し後悔したくらいです。
そう思わせるほど、W&Nの透明水彩絵具はとても素晴らしい画材なんです。
Winsor&Newtonコットマンハーフパン12色水筆付き

蓋を開けた瞬間の第一声が、『宝石みたいでかわいい!』です。
まるで宝石箱のように美しく、使うのがもったいなくて、しばらくそのまま保管していたほどです。
しかし、せっかく購入したのだから使わない方がもったいないと思い、購入から数カ月後、ついに使用することを決意。
コットマン ハーフパンの使い方

水彩絵具はそのままだと暗い色に見えますが、実際に水に溶いて紙の上にのせてみると、想像以上に鮮やかに発色するので驚きました。

調べてみると、透明水彩は固形の時と実際の色と全然違うので水彩作家さんたちは色見本なるものを作っているとのこと。
なんだか楽しそうなので、わたしも色見本作りに挑戦してみました。
W&Nコットマンハーフパン12色セットの色見本

結構キレイにグラデーションさせることができて大満足です。
この色見本を参考に色を塗ったり、混色したりします。
とても鮮やかで発色が良い


小学生の頃に授業で使っていた水彩絵具とは全く別の物に思えました。
学童用の絵具を使っていて1度でも『キレイだなぁ』なんて思ったことがなかったんです。
不思議に思って調べてみると、学童用の水彩絵具は、不透明水彩と透明水彩の両方の性質をもっている絵具らしいんです。
良く言えばいいとこどり、悪く言えばどっちつかずの中途半端。
だからこそ今回はじめて本物の透明水彩の発色の良さ、鮮やかさ、透明感に触れて、とてつもなく感動し魅了されてしまったんですね。
12色でもたくさん色を作れるたのしさ
自分の求めている色を自分で混色できるのが透明水彩の楽しいところ。
また、偶然がもたらす混色も透明水彩絵の具ならではの醍醐味。
どちらかと言うと、この偶然できた『にじみ』、『色の重なり』、『混色』などが楽しくて透明水彩が好きと云う方も多いと思います。
かく言う私もその一人。
芸術的センスがとぼしくても、透明水彩がそれを補ってくれる感じがします。
ウォーターカラーマーカー



わたしは人物のイラスト目的でこちらの透明水彩絵具を購入したので、自分好みの肌色を作れるカラーがセットに入っていてラッキーでした。
もともとウォーターカラーマーカーにも興味があったので、セット内容に含まれていて本当に嬉しかったです。
水彩紙という存在を知る

このことにより、水彩紙に描くことの大切さを知りました。
まったくの無知からはじめたので、このセットを購入しなければ水彩紙も水張りも知らず、普通の画用紙に描いてしまい、うまく彩色できずに挫折していたと思います。
透明水彩は普通の画用紙だとあまり水を吸い取らず思うように塗れません。

水彩紙によっても描き心地、発色など全然違ってくるので、自分に合った水彩紙を選ぶことも大切です。
私はホワイトワトソン水彩紙が好き

もう少し上達したら高級水彩紙にも挑戦してみたいのですが、初心者のうちは安価な水彩紙で十分です。
固形水彩の塗り方がよくわかるリーフレット

なんとmiyaさんご本人による固形水彩の使い方、塗り方がよくわかるメイキングリーフレットなんです!
透明水彩がはじめてで、右も左もわからない私にとっては貴重な資料の一つ。
私と同じように透明水彩始めたいけど塗り方がよくわからないと言う初心者向けのメイキングリーフレットです。
プロの水彩作家さん普段どの様に塗っているのかとても参考になりました。
miyaさんのぬりえにチャレンジ!

このぬりえはmiyaさん描き下ろしの線画になります。
線画が素敵だから初心者の私が塗ってもなんかいい感じに見える!
改めて、このmiyaさんとコラボしたセットを購入してよかったなと実感しました。
miyaさんコラボセットは初心者さんにイチオシ!

初心者さんにおすすめの水彩絵の具セット3選
最後に初心者さんにおすすめのW&Nコットマンハーフパンセットを3つご紹介します。
W&Nコットマンハーフパン12色セット
価格もお手頃なので低価格で本格的な透明水彩絵の具を手に入れたい方におすすめです。
水筆付きなので持ち運びにも便利なセットです。
W&Nコットマンハーフパン16色セット
12色セットは白と黒をのぞいたら10色と色数が少なく混色もワンパターンになりがちですが、16色セットだと色数も丁度良く混色も楽しんでできます。
小筆がセットでついてくるのも嬉しいポイント。
W&Nコットマンハーフパン24色セット
高級感のあるメタルパレットがオシャレな24色セット。色数が24色と豊富で混色も無限大。
本格的に透明水彩をはじめたい方におすすめです。
まとめ
コットマンシリーズは本当に発色も透明感もすごく良い上に低価格なので、これから透明水彩をはじめてみた方にイチオシです。
どのメーカーの透明水彩絵具を購入しようか迷っている方は以下の記事がおすすめです。
もしお時間があれば合わせて読んでみてください。