
私はコピックを始めようと思った時、スケッチにしようかチャオにしようかすごく悩みました。
『コピックチャオってなんでスケッチより安いんだろう?』
『やっぱりスケッチの方が品質が良いのかな?』
『何でチャオは初心者向けって言われているんだろう』
と、次から次へと疑問が湧いてきました。
そして色々と調べてみた結果、わたしはコピックデビューにチャオのセットを選びました!
なぜチャオを選んだのか、実際に購入してみて良かった点、悪かった点なども交えながら『スケッチ』と『チャオ』の違いを紹介していきます。
コピックとは
発色も良く、塗り心地もなめらか。
全358色と色数が豊富で手軽に様々な彩色ができることからイラストレーション、漫画、ファッションや建築など、幅広い分野で利用されています。
コピックは全部で4種類ある
1、コピックスケッチ


ニブは『ブロード』と『ブラシ』のツインタイプで、特にイラスト制作に向いています。
- 【価格】各380円(税別)
- 【ニブ】スーパーブラシ/ミディアムブロード
- 【カラー】全358色
- コピック公式HPで詳しく見る
2、コピックチャオ

画像引用:コピック公式HP
コピックスケッチのエントリーモデル。
スケッチの書き味と品質はそのままに、初心者さんにもはじめやすい低価格が魅力的。
- 【価格】各250円(税別)
- 【ニブ】スーパーブラシ/ミディアムブロード
- 【カラー】全180色
- コピック公式HPで詳しく見る
3、コピッククラシック

画像引用:コピック公式HP
元祖コピックマーカーと言えばこれ。初期モデルのコピックは『ブロードニブ』と『ファインニブ』でした。その後、現在のブラシニブタイプが登場しました。
コピッククラシックは建築やファッションなどのデザイナーさんから高い支持を得ています。
- 【価格】各380円(税別)
- 【ニブ】ブロード/ファイン
- 【カラー】全214色
- コピック公式HPで詳しく見る
4、コピックワイド

画像引用:コピック公式HP
ニブの幅が21mmもあるワイドタイプのマーカー。
主な用途はレンダリングやパースの背景向けで、広い面積が素早く塗れます。こちらは空ペンのみの販売で、お好きなインクを補充して使います。
- 【価格】380円(税別)
- 【ニブ】ワイドニブ(幅21mm)
- 【カラー】なし
- コピック公式HPで詳しく見る
スケッチとチャオの違い

マーカーとしての基本性能はそのままに、インクの容量を減らすことで価格を抑えた初心者向けのモデルです。
チャオは低価格にも関わらず、描き心地はスケッチと変わらないので初心者さんや学生さんに人気の商品です。

価格 | ||
---|---|---|
容量 | ||
右マーカー | ||
左マーカー | ||
ボディの形状 | ||
色の種類 | ||
ニブの交換 | ||
インク補充 | ||
エアーブラシ | ||
安全キャップ |
インクの容量を少なくして低価格を実現

- スケッチ…【インク】3ml【価格】各380円(税別)
- チャオ…【インク】2.5ml【価格】各250円(税別)

チャオは値段が安い分、スケッチと比べてインクの容量は少ないですが、わずか0.5mlの差なのであまり気にはなりません。
初心者には低資金で複数の色をそろえることができるチャオがおすすめです。
マーカーとしての基本性能は同じ

ブラシニブの品質と描き心地も変わりないので、チャオだから上手く描けないとかはないです。
コピックチャオはスケッチよりも色数が少ない
【コピックQ&A】
Q:コピックスケッチとチャオの違いは?
A:チャオはスケッチのエントリーモデルです。基本性能は同じですが、チャオは初心者の方が迷わないように色数を抑えてあるのと、インク容量が少ないこと、エアーブラシは現在未対応。 pic.twitter.com/nAm1s9Vn2B— コピックツインズ(トウコ&トウマ) (@COPIC_twins) 2015年4月16日

初心者さんがどれを買ったらいいのか迷わないようにあえてチャオは色数を半分に抑えているとのこと。
それでも180色もあるので不便に感じることはないです。
チャオはエアーブラシが使えない

コピックスケッチは別売りの【ABSエア缶直結セット】を装着すればエアーブラシに変身します。
一方のチャオは未対応となっているので、エアーブラシを用いた塗りはできません。エアーブラシって価格もお高いし難しいので初心者の内は必要ないです。
スケッチもチャオも使い捨てではない

『コピックインク』と言うインク補充液を使用することで、高価なコピックも低価格で継続していけます。
- コピックスケッチ…1本約100円で継続できる
- コピックチャオ…1本約80円で継続できる
※コピックインクの内容量は1本12mlです。
以上のことから、インクを補充することでコピックを安く継続的に使っていくことが可能になります。
コピックは高いイメージですが、インク補充液を利用することで大変コスパの良い画材になります。
ニブの交換も可能
ただし、コピックチャオは『スケッチファイン』との交換ができません。詳しくは【コピック公式サイト】をご確認ください。
ちいさなお子様にはチャオがおすすめ


また細身の丸ボディは女性はもちろん、手のちいさいお子様でも握りやすい形状です。
お絵かきが好きなお子様へのプレゼントには安心安全なチャオがおすすめです。
スケッチはキャップに品番が書かれていて見やすい

それは、

どう言う事かと言うと、スケッチはキャップの上部にカラーナンバーが書かれています。これがめちゃめちゃわかりやすい!
一方のチャオはボディのみで、キャップには番号が書かれていません。ここがちょっと不便!
使いたい色をすぐに見つけやすいスケッチの方が作業効率が上がるため、プロを目指している方はスケッチを選んだ方が断然使いやすくておすすめです。
初心者さんはチャオがおすすめ

- コピックスケッチはプロ向け
- コピックチャオは初心者向け
スケッチもチャオも品質や塗り心地は同じなので、初心者さんは無理をしてスケッチを買わずにチャオからはじめてみるのもおすすめです。
もし実際にチャオを試してみて、コピックを極めたいと思ったら、色の種類が豊富なスケッチへと切り替えればOKです。

初心者の私はチャオ24色セットを購入しました

わたしはプロを目指しているわけではないので、なるべく低資金でコピックをたくさん購入できるチャオを選びました。
初心者さんに1番人気のある【コピック チャオ スタート 36色セット 12503046】もおすすめです。
コピックににじまないミリペンも必要だよ
コピックの線画には耐水性のペンじゃないとにじんでしまいます。
それを知らずに耐水性ではないボールペンで線画を描いてコピックで塗ってしまう方がいらっしゃいます。コピックのニブは黒く汚れ、せっかく描いた線画もにじんで悲しい結果に…。

以下の記事にてコピックの線画に1番おすすめなミリペン、コピックマルチライナーを全色紹介しています。
おすすめの格安マーカー!
コピックの価格が高いことが気になって、中々購入に踏み込めない方におすすめなのが、高品質で低価格なアルコールマーカーです!
個人的にイチオシなのは、日本製で高品質な【マービーのルプルームパーマネント】です。
そしてもう一つが今若い方に大人気の【Ohuhuアルコールマーカー】です。
以下の関連記事にてそれぞれコピックとの違いをレビューしています。
まとめ
- プロフェッショナルモデル
- 価格が高いのがネック
- 色数は全358色と豊富
- エアーブラシが使えるので表現の幅が広がる
プロを目指しているならコピックスケッチがおすすめ。
- 初心者向けのエントリーモデル
- 価格が安いのが魅力
- 色数は全180色
- エアーブラシが使えな
低資金でより多く色数をそろえられるチャオは初心者さんにおすすめ。
どのセットがおすすめかはこちらの【ギフトに喜ばれるおすすめのコピックセット6選!誕生日やクリスマスプレゼントに人気】で詳しく解説しています。
他にもコピックに関する情報をブログとYouTubeで発信しているので、良かったらチェックしてみてください。