
ずっと憧れていたコピック…。
高くて中々購入に踏み込めずにいましたが今回ようやく手に入れることができてとっても嬉しいです!
わたしが購入したのはコピックチャオ24色セットです。
購入する際、コピックスケッチにしようか、チャオにしようかすごく悩みました。
更に24色セットにしようか、36色セットにしようかなど、どのセットを買うかでもものすごく悩みました。
なぜこのセットを選んだのか、どんな色が入っているのか、初心者におすすめのセットはどれかなど詳しくご紹介します。
2020年10月にコピックチャオの24色セット、36色セット、72色セットがリニューアルしました。
このページで紹介している24色セットは旧バージョンの24色セットになります。
リニューアルについてはこちらのコピック公式サイト【https://copic.jp/news/20201001/】にてご確認ください。

コピックチャオ24色セット

コピックチャオ36色セットとすごく悩んだのですが、最終的にはこの24色セットに決めました。

まずはこの24色セットで実際に絵を塗ってみて、後日少しずつ自分に必要な色を単品でそろえていく方が無駄がなくて経済的だなって思いました。
そこで今回は24色セットの紹介に加えて、実際に使ってみて分かった追加で必要なカラー番号も紹介していきます。
初心者さんにおすすめしたい肌色や影に使える色も後ほど紹介します。
動画でもっとわかりやすく解説
YouTubeに開封動画を上げています。
24色セットにはどんな色が入っているのか参考になると思うので、是非チェックしてみてください。

後ほどリニューアルしたコピックセットをご紹介します!
コピックとは
発色も良く、塗り心地もなめらか。
全358色と色数が豊富で手軽に様々な彩色ができることからイラストレーション、漫画、ファッションや建築など、幅広い分野で利用されています。
コピックマーカーは4種類ある

画像引用元:コピック公式サイト
コピックは現在『コピックスケッチ』『コピックチャオ』『コピッククラシック』『コピックワイド』の4種類あります。
- コピックスケッチ…プロフェッショナル向け。最も人気のあるモデル。
- コピックチャオ…初心者向け。購入しやすい価格帯が魅力。
- コピッククラシック…建築、ファッションなどデザイナー向け。
- コピックワイド…ニブ幅21mmのワイドタイプ。広い面積を素早く塗れる。
スケッチにしようか、チャオにしようか迷われている方も多いと思うので、少しだけスケッチとチャオの違いを比較してみようと思います。
スケッチとチャオの違い

コピックチャオはコピックスケッチのエントリーモデルで初心者さんにも優しい低価格がウリです。
スケッチは容量3ccで380円(税別)に対し、チャオは容量2.5ccで250円(税別)と、チャオの方がお手頃な価格帯になっています。
初心者にとっては低資金で複数の色をそろえることができるので、チャオは大変ありがたい存在です。
ニブはまったく同じなので塗り心地は変わらない

- 【左側】ブロードタイプ
- 【右側】ブラシタイプ
注意点は、チャオは別売りのエアーブラシが未対応となっています。また、チャオは『コピックスケッチファインニブ』と言うオプショナルニブを使用することができません。
エアーブラシもスケッチファインニブも上級者向けのアイテムなので、初心者さんは気にしなくても大丈夫です。
コピックチャオはスケッチよりも色数が少ない
【コピックQ&A】
Q:コピックスケッチとチャオの違いは?
A:チャオはスケッチのエントリーモデルです。基本性能は同じですが、チャオは初心者の方が迷わないように色数を抑えてあるのと、インク容量が少ないこと、エアーブラシは現在未対応。 pic.twitter.com/nAm1s9Vn2B— コピックツインズ(トウコ&トウマ) (@COPIC_twins) 2015年4月16日
初心者さんがどれを買ったらいいのか迷わないようにあえてチャオは色数を半分に抑えています。

スケッチとチャオの違いについてもっと詳しく知りたい方は以下の関連記事も合わせてご確認ください。
初心者さんはチャオがおすすめ

- 【スケッチ】内容量3㏄、定価380円(税別)
- 【チャオ】内容量2.5㏄、定価250円(税別)

プロにはスケッチが良い理由
- キャップに色番(カラー名)が書かれている
- 楕円形のボディが握りやすい
- インクが沢山入る
- エアブラシが使える
すぐに欲しい色を簡単に見つけられるので作業効率がかなりアップします。
スケッチはインクもたくさん入るので頻繁にインク補充をする手間も減りますし、エアブラシが使えることで表現の幅も広がるので、まさにプロ向けの商品です。
コピックチャオ24色セット購入レビュー


単品で好きな色を買った方が良い気がしましたが、どの色を買えば良いのか分からなくて悩んだ末にセット売りされている商品を購入することにしました。
初めからセットに入っている色はメーカーさんが初心者さんにおすすめする塗りやすい色だと思います。
自分で選ぶと失敗しそうだったのでやっぱり1番最初はセット売りが安心ですよね。
ただ、セットを購入しようと決めた時、『コピックチャオ24色セット』と『コピックチャオ36色セット』のどちらが良いか、1ヶ月ぐらい無意味に悩みました(笑)
24色セットと36色セットどっちが良い?
※商品リンクはリニューアルバージョンです。
どちらかと言うと全体的に濃い色が豊富なので鮮やかでメリハリのあるイラストに仕上がります。

私が24色セットを選んだ5つの理由
- 色相が一通り入っていた
- スキンカラーも入っていた
- プロが選んだおすすめのカラーセットだから
- 単品で少しずつ集めたかった
- 試しやすい価格帯だった

1、色相が一通り入っていた


つまり24色セットには必要最低限の色が一通りそろっていると言うことです。
しかも青色は濃い色【B29】、中間色【B24】、薄い色【B00】と3つ入っているのでグラデーションの練習もできます!
パターンは限られてしまいますが、濃い色、中間色、薄い色がそれぞれ1本ずつ入っているので、グラデーション塗り、アニメ塗りができます。
青…【B00】【B24】【B29】
赤…【RV02】【R20】【R29】
緑…【G00】【G05】【BG09】
リニューアルした24色セットも一通り色相が入っていて、尚且つ私が購入した旧バージョンよりもかなり塗りやすい色へと変更されています!できれば私もリニューアルした24色セットが良かった( ;∀;)
2、スキンカラーが入っている

薄い色【E00】と濃い色【E21】が1本ずつ入っているのでアニメ塗で立体感を出せます。
ただこの色は個人的にちょっと濃く感じたので、肌色として人気のある【E50】を追加で購入しました。後ほど紹介します。

コピックでおすすめの肌色は以下の記事でも紹介しています。
3、プロが選んだおすすめのカラー

プロが厳選して『この色がおすすめだよ』って教えてくれています。
なので初めての方はなるべくセットを購入した方が失敗しません。
例えば、初心者さんが単品で色をそろえようとすると、明度や彩度などを無視して、目についた気に入った色を選んでしまいます。
すると塗った時に統一感が失われ、違和感のあるイラストになってしまう恐れがあります。

4、単品で少しずつ集めたかった

まずは24色セットを購入して実際にイラストを何枚か描いて、そこで必要な色を後日単品で少しずつ集めていく方が経済的で無駄がないと思いました。
私は実際にこの24色セットを使ってみて、自分が求める色よりも少し濃いなと云うことが判明しました。
なのでもし濃い色が豊富な36色セットを買っていたら半分くらいは使わずに放置していた可能性があります。もったいないですよね。

上記イラストのメイキングはこちらからご確認いただけます。
5、6,000円と試しやすい価格帯だった
やはり値段も大きな決め手になりました。
6,000円ってちょっと高いけど、それでも頑張れば買えないことはない。
むしろ6,000円で一通り色相がそろったコピックを手に入れられるのはありがたい。
36色セットもすごい魅力的ですが定価が9,000円と中々手が出せない価格帯ですよね。

もしお金に余裕があるなら36色セットの方がおすすめですが、初心者さんは24色セットからはじめても十分コピックを楽しめます。
追加で肌色を購入しよう!


日本人のキャラクターと相性の良い黄色みのある明るいスキンカラーです。

なので単品でナチュラルな肌色の【E50】を買い足しました。

さらにこちらの【コピック肌の塗り方|4種類の肌色をメイキングしてみた】と言う記事で、おすすめの肌色を詳しく紹介しています。
コピックチャオ24色セットの色見本

ブロードタイプだと重なったところが濃くなってしまうので、もし色見本を作るときはブラシタイプでお試しください。

追加で購入した色

程よく薄い茶色の【E33】が茶髪にめちゃめちゃ使えます!
半年くらいかけて少しずつ集めたコピックの色はこちらの【コピックおすすめカラー|実際に買って良かった色・あまり使わなかった色】で紹介しています。
なぜ色見本を作るのか

本当はもっと薄い色で塗りたかったのに実際に塗ってみたら濃い色で絵が台無しに…。なんてことがないように、いつも色見本を片隅に置いておくと色選びで失敗するリスクを減らすことができます。
コピックチャオ24色セットを使ってみた感想
- コピックは鮮やかで発色がいい!
- 薄い色・中間色・濃い色がほどよく均等に入っている
- 肌色は追加で薄い色を最低1本は購入しておくと便利
- 別売りのカラーレスブレンダーがあると便利

淡い色と中間色はすごく塗りやすいのですが、濃い色が本当に難しくて初心者の私には扱いにくかったです。
24色セットは自分の絵柄だとどうしても濃い印象なので、これから中間色や淡い色を買いそろえていきたいと思います。
自分には淡い色味が合っていると気が付けたので24色セットを選んで良かったです。
そしてもう一つ分かったこと。

これが36色セットだと、絶対に使わない色、無駄になってしまう色が出てくると思うんです。けど、24色セットはすべて使える本当に必要最低限の色味だと感じました。
合わせて買っておくと便利な画材
コピックマルチライナー
コピックの線画は耐水性のインクじゃないとにじんでしまいます。
コピックマルチライナーは耐水性で速乾性が高くとっても書きやすいです。
詳しくは以下の記事でご確認いただけます。
uni-ballシグノホワイト
アナログ絵師さんの間でも特に人気のホワイトペンです。
リニューアルしたコピックチャオセット

12色スタートセット
【12色でスタート! はじめてのコピックイラスト】と連動しているので、この技法書と合わせて購入すると楽しくはじめられます。
24色スタートセット
このカラーをベースに後日少しずつ自分に必要な色を単品で購入していけるので経済的。
36色スタートセット
36色もあるので色の制限を気にせずに楽しく塗れます。
プレゼント用としても1番人気があります。
72色スタートセット
価格が高いので初心者さんには手が出しづらいですが、本気でプロを目指している方におすすめです。
おすすめの格安マーカー
コピック欲しいけどやっぱり高くて買えないと言う方におすすめのアルコールマーカーセットを2つご紹介します。
日本製!ルプルームパーマネント


なのに価格がコピックの約半分ほどという安さ!
マービーのルプルームはコピックと併用できたり、プロのイラストレーターさんも愛用している高品質なアルコールマーカーです。
詳しくはこちらの【ルプルームとコピック比較!日本製アルコールマーカーの実力を検証!】で徹底的にレビューしています。
Ohuhuイラストマーカー
いまAmazonで大人気の【Ohuhuイラストマーカー筆先72色セット】も品質が良いのでおすすめです。
こちらはファインニブタイプのOhuhuをコピックとダイソーのマーカーと比較しながらレビューしています。

ルプルームはプロも使っているしっかりとした画材なので、コピックと合わせて使ってもまったく問題ありません。
将来コピックへ切り替えることを考えると、ルプルームの方がおすすめです。
まとめ
私は初めてのセットに『コピックチャオ24色セット』を選びましたが、このセットを選んで本当に良かったと思っています。
もし予算が限られている場合は、ルプルームなどの比較的安価なマーカーで一気に色をそろえて、後日少しずつコピックを単品で購入していく方法もおすすめです。
拙い文章ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。