
こんにちは、くうこです
今回はホルベイン透明水彩絵具18色セットを徹底レビューします!
こんな方におすすめの記事
- 18色セットの色見本が見たい
- 初心者におすすめのセットが知りたい
- おすすめの色が知りたい
どんなに小さな画材屋さんにも必ずと言っていいほど置いてある、日本で最もポピュラーな絵の具なので比較的入手しやすく水彩デビューにもおすすめです。
それではさっそくレビューしていきます。
ホルベイン透明水彩絵具18色セットをレビュー
ホルベインは日本トップクラスの超有名な画材メーカーさんです。
高品質で低価格なことから、初心者さんはもちろんプロの方々からも高い支持を得ています。
老若男女、プロアマ問わず誰でも楽しめるのがホルベイン透明水彩絵具の魅力です。
また本格的な静物画から可愛らしいキャラクターイラストまで様々な分野で楽しめます。
Holbein Artists’ Watercolorsの特徴


ホルベイン透明水彩絵具はなんと言っても発色がとても鮮やかで美しい所が魅力的!
顔料の美しさをそのまま紙に定着させることができるんです!



それでいてお値段が約220円~とめちゃくちゃ安い!
ホルベイン透明水彩絵具の特徴
- 伸びがよく、幅広い色の変化を活用できる
- 極端に紙にしみ込まないので描きやすい
- 発色が美しい
- 透明度が高い
- 優れた耐光性
- 低価格&高品質
- 全108色と色数が豊富
極端に紙にしみ込まないので初心者さんにも扱いやすい絵の具です。
また褪色の少ない優れた顔料を多く使用しているので、安心して作品を長期保管できます。



高品質で価格も安く初心者さんにも描きやすいので、水彩デビューに1番おすすめです!
ちなみに透明水彩デビューにおすすめの水彩絵具セットは以下の記事でも詳しくご紹介しています。


ダイソーの水彩用パレットがおすすめ


今回は私のお気に入り、ダイソーの水彩用パレットに絵の具を出していきます。
初心者さんは100均のパレットで十分です。
プラスチック製なので水を弾いてしまいますが、それでも仕切りが20個もあるので18色セットにピッタリです。
詳しくは以下の記事でレビューしています。


水を弾くのが嫌だな~って方は『サクラクレパス パレット 24色用』がおすすめです。私も初心者だったころこちらのパレットをメインに愛用していました。
水を弾きにくいプラスチック製のパレット
パレットの作り方


絵の具を入れていく順番ですが、初心者さんはセットに入っている順番通りに詰めていけばOKです。



絵具は色相環を意識してパレットに出すのがおすすめです
12色セットや18色セットなどはもう既に色相順に並んでいるので、初心者さんはその順番通りにパレットに詰めていけば問題はありません。
混色になれてきたら自分好みに色を配置するとより一層楽しめます♪
パレットの作り方の基本はこちらの【透明水彩パレットの作り方|絵具の配置方法や色見本の大切さ】で詳しく解説しています。


色見本・カラーチャート


ホルベイン透明水彩絵具18色セットの色見本がこちら。



もう本当に美しいです!
これで1本たったの220円とか神ですか!?
ちなみに色見本はグラデーションになるように作ると色の変化がより分かりやすくておすすめです。
ホルベインは本当に色が鮮やかで発色がよく、こんなにも綺麗な色をしているのに低価格なのがすごくありがたいなと思います。



やはり日本のメーカーさんは品質も良くて安心感がありますよね
日本にいるからこそのこの低価格だと思うので、国内メーカーさんの絵の具をどんどん愛用して応援していきたいです。
12色セットと18色セットどっちがいい?
よく12色セットと18色セットどちらを購入すればいいのか迷われる方がいますが、私は18色セットをおすすめします。
混色すれば色を自分で作れるので12色セットでも足りるのでは?と思われる方もいると思います。
しかし、透明水彩は混色すればするほどどんどん色が濁ってしまう性質を持ちます。
初心者さんはこの混色が難しくて挫折してしまう方もいます。
なのでなるべく最初は混色しなくても済むように色数があるていど豊富な18色セット以上の物を選ぶと、初心者さんでも透明感を生かした水彩画を描けます。
12色セットは実質10色セットみたいなもの
また12色セットは白と黒を抜いたら実質10色になってしまいます。
これだと色の表現に制限がかかってワンパターンな色彩になってしまいます。



実際私がそうだったんです!
水彩に慣れている方は12色セットでも表現豊かに彩色できるとは思いますが、右も左もわからない初心者には12色セットでは表現に限界がありました。
けど低資金に抑えたい方は12色セットを購入して、その後必要な色を少しずつ買い足すのも良いと思います^^



何を隠そう私も12色セットからスタートした身です
12色セットからはじめて、慣れてきた頃に好きな色を画材屋さんで単品で購入するのもすごくすごく楽しいです!
私が水彩デビューに選んだ絵具はこちら


追加で購入したいおすすめの色はこの2色
12色セット、または18色セットに追加で購入したいおすすめの色を2つご紹介します。
この2色は本当に使えるので持っておくと便利です。
オペラ


このオペラは本当におすすめ!神色です!



個人的にオペラは必須な色の1つ
オペラは単色だとこの様に派手で目立つ色をしていて一見使い道が無さそうですが、実は縁の下の力持ちさんなんです。


オペラを下地に使うととても鮮やかに、また透明感のある表現ができます。
例えばバラを描く時に、普通に赤い色だけで描いたバラと、下地にオペラを使って描いた赤いバラの絵では透明感や人の目を惹きつける引力が全然違います。
こういう目を引く色を1つ持っておくと、表現の幅がかなり広がります。
オペラの効果的な使い方はこちらの永山裕子先生の著書【水彩入門 透明感を生かして描く



私はこのオペラとレモンイエローを混色してスキンカラーを作るのも大好きです
オペラ本当におすすめなので、是非、単品で追加購入してみてください!
ラベンダー


ホルベインのラベンダーはとっても可愛いパステルカラーの紫色です。
こちらも一見使い道が無さそうな色ですが、実は様々な表現に使えます。





私はよくモチーフの影にラベンダーを使用しています
この色を影に忍ばせておくと透明感のある影を演出できます。
またすごく可愛い色をしているのでイラストに単色で使ったりもします。
そしてなんと言っても、ラベンダーに手持ちのオレンジ色を少し混ぜるととっても簡単にウォームグレーが作れちゃうんです!
透明感のあるウォームグレーって意外と混色で作るのが難しいのですが、ラベンダーとオレンジ色のたった2色で簡単に作れるのでおすすめです。
ホルベイン三原色もおすすめ



メーカー推奨の三原色はこちらになります
ホルベインの推奨3原色
黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、青緑(シアン)は「色の三原色」と呼ばれ、この3つの色からすべての色を作ることができます。
ちょっと水彩を試してみたい方は、この三原色からはじめてみても楽しいですよ。
三原色については以下の記事で詳しく解説しています。


あと三原色のみで水彩画を描く『青江健二』先生の公式HPも参考にしてみてください。
青江健二先生の公式HP
- 【HP】青江健二オフィシャルサイト
- 【著書】大人の水彩画塾 (三原色を極める)
初心者さんにおすすめのセット3選



初心者さんにおすすめの水彩セットを3つご紹介します
どのセットを買えば良いか迷われている方の参考になったら嬉しいです。
ホルベイン透明水彩絵具12色セット
低資金で本格的な水彩をはじめたい方におすすめです。
慣れてきたら単品でご自身の好みの色を購入できるので1番経済的かもしれないです^^
ホルベイン透明水彩絵具18色セット
迷ったらこれを選んでおけば失敗しません。
やっぱり基本の18色セットが1番はじめやすいです。
ホルベイン透明水彩絵具ボタニカル アート 24色セット
こちらは作家 山根 悦子先生が監修した「ボタニカル アート 24色セット」です。
なんと言っても三原色がセットに含まれているところが魅力的!



あと私が先ほど紹介した『オペラ』も入っています
水彩絵師さんの間でも人気の高いペインズグレーも入っているので、ボタニカルだけじゃなくキャラクターイラストにもおすすめです。
ホルベイン透明水彩絵具を使用したおすすめの技法書3選
なぜホルベインが初心者さんに1番おすすめかと言うと、多くの技法書でホルベイン透明水彩絵具が使用されているからです。
これから紹介する3つの技法書は、ホルベイン透明水彩絵具をメインに使って塗り方の基礎を教えてくれています。
独学で0からはじめる方にもわかりやすく丁寧に解説してくれています。



良かったらホルベイン透明水彩絵具とセットで購入してみてください
水彩入門 透明感を生かして描く
永山裕子先生著書の『水彩入門 透明感を生かして描く』は初心者~中級者におすすめの本です。
水彩画の下地づくりから細部の描き込みまでどのような手順を踏んでいくのか丁寧に分かりやすく解説してくれています。
先ほど追加で欲しい色としておすすめした『オペラ』と『ラベンダー』の使い方も紹介されています。
もういちど 透明水彩を始めよう。 基本の12のレッスン
こちらも永山裕子先生の技法書になります。
タイトルに『もういちど』と入っていることから、一見中級者向けの本かと思いきや、完全初心者向けの良本でした。
個人的にこの本がいままで出会って来た水彩技法書の中で1番わかりやすかったです。
私はこの永山裕子先生の技法書をきっかけに透明感のある水彩画を描けるようになりました。
こちらの【永山裕子水彩画法の本で私はここまで上達した】で上達のビフォーアフターを公開しているのでチェックしてみてください。


たのしい水彩の時間ー0からの水彩イラスト
あべまりえ先生の著書『たのしい水彩の時間 0からの水彩イラスト』は初心者さんでも楽しめるアイデアがいっぱい詰まった1冊です。
本格的な静物画ではなくて、誰でも簡単に描ける可愛らしいイラストが豊富。
また水彩の基本もしっかりと教えてくれています。
透明水彩でかわいいイラスト、お洒落なイラストが描きたい方におすすめです。
忘れちゃいけない水彩紙!



そう言えば水彩紙について語ってこなかったので、最後にちょこっとご紹介します!
水彩画には水彩紙がおすすめです。
私は水彩デビューした時、普通にマルマンの【図案スケッチブック(画用紙)
のちに水彩画には水彩紙が良いことを知り、水彩紙で絵を描いてみたらこれがもう全く塗り心地が違くて驚きました。
とにかく塗りやすい!



画用紙と水彩紙はまったくの別物です!
初心者さんがスケッチブック(画用紙)で水彩画を描こうとすると私と同じように苦戦すると思います。なので初心者さんだからこそ水彩紙を使ってほしいです。
初心者さんにおすすめの水彩紙
私が普段練習用で愛用しているのはホワイトワトソンです。
こちらは190gと水彩紙にしては少し薄い紙ですが、色見本用や色遊び、混色の練習用にとても重宝しています。
本番用にはこちらのホワイトワトソンブックを愛用しています。
239gの厚口水彩紙なので水を沢山使う技法もなんのその!それでいて比較的価格も安いので継続しやすいです。
図案スケッチブックでおなじみのメーカーマルマンさんから出ているヴィフアール水彩紙も人気があります。
こちらはブロックタイプなので水張りせずにそのまま絵が描けます。
自分にあった紙を探すのも上達に必要
私は最初ヴィフアールを使用していましたが、自分と相性が悪くてうまく塗れず、その後思い切ってホワイトワトソンに変えたらめちゃくちゃ塗りやすくて感動しました。
なので、私がここで紹介した3つの水彩紙でうまく塗れなかった場合、他の水彩紙も試してみてください。
他にも【コットマン水彩紙



自分と相性の良い紙を探すのって、とっても楽しいですよ
まとめ
ホルベイン透明水彩絵具は高品質で発色が鮮やかな上に、値段も良心的で初心者さんも安心して使えます。
本格的な水彩画はもちろん、水彩イラストにも大変人気のあるメーカーさんです。
ぜひチャレンジしてみてください。
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それではまた次回\(^o^)/